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公開番号2024041892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2024002105,2020535913
出願日2024-01-10,2019-08-09
発明の名称日やけ止め効果増強剤
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人
主分類A61K 8/90 20060101AFI20240319BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】加熱されることによって紫外線防御能が向上する理想的な日やけ止め化粧料の提供を可能にする添加剤を開発することを課題とする。
【解決手段】IOB値が5.0以下の両親媒性物質又は保湿剤からなる群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする日やけ止め化粧料の紫外線防御効果を加熱により増強するための添加剤。前記両親媒性物質又は保湿剤は、ポリオキシアルキレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルおよび/又は多価アルコールとするのが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載された発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は日やけ止め効果を増強するための添加剤に関する。より詳細には、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を含有する日やけ止め化粧料に添加すると、加熱により紫外線防御効果が向上するという新規な特性を付与することのできる日やけ止め化粧料用の添加剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
日やけ止め効果を有する化粧料は、化粧料に配合された紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の作用によって、当該化粧料を塗布した皮膚に到達する紫外線量を低下させることにより、皮膚への悪影響を抑制する。
【0003】
日やけ止め化粧料の紫外線防御効果の指標としては、サンプロテクション・ファクター(Sun Protection Factor: SPF)が最も広く知られており、紫外線防御効果がSPF値(例えば、「SPF30」等)として表示される。我が国においては、UVA領域の紫外線に関してPFA(Protection Factor of UVA)又はUVAPF(UVA Protection factor of product)が用いられ、製品のUVA防御効果の程度が、PFA又はUVAPFの値に基づくPA(Protection grade of UVA)分類(「PA++」等)で表示されている。米国では、UVAとUVBの防御効果のバランスを示す臨界波長(Critical Wavelength: CW)が用いられている。
【0004】
近年、紫外線による皮膚への悪影響を抑制するため、UVAからUVBに渡る広い波長領域で高い紫外線防御効果を発揮する化粧料が求められるようになっており、例えば、SPF50以上(50+)及びPA++++を訴求した日やけ止め製品が上市されるに至っている。
【0005】
日やけ止め製品による紫外線防御効果は、配合されている紫外線吸収剤や紫外線散乱剤によって発揮されるが、紫外線吸収剤の中には光照射によって紫外線吸収能が低下するものがある一方、水分と接触することによって紫外線吸収剤や散乱剤が流出して防御能が低下することもある。
【0006】
紫外線防御効果の光劣化を抑制するための工夫は多数提案されており(特許文献1)、また、耐水性に関しては、水分に接触しても紫外線防御効果が低下せず、逆に防御効果が向上するという革新的な性能を有する化粧料が開発されている(特許文献2)。
【0007】
一方、光や水分と同様に、熱による紫外線防御効果の低下も無視できない。一般に、皮膚に塗布された化粧料に熱が加わると、化粧料に含まれる紫外線吸収剤やその他の成分が劣化し、紫外線防御効果が低下してしまう。しかしながら、熱に関しては、例えば、化粧料を含む乳化化粧料の乳化安定性に対する熱の影響を検討した例は存在するが(特許文献3)、加熱よる紫外線防御効果の変化については今日まで検討対象とされたことはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-150172号公報
WO2016/068300号公報
特許第4397286号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
一般に、地表に到達する紫外線量は、4月頃から増え始め、初夏(5月)から真夏(8月)に最大となると言われている。紫外線量が最大となる上記の期間においては、太陽からの放射熱あるいは地面からの輻射熱等によって肌が加熱されることになる。従って、熱が加わることによって紫外線防御能が向上する日やけ止め化粧料が存在すれば、強い紫外線から肌を守るのに理想的である。よって本発明は、加熱されることによって紫外線防御能が向上する日やけ止め化粧料、特に、そのような日やけ止め化粧料の提供を可能にする添加剤を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、紫外線防御剤を含有する日やけ止め化粧料に、特定のIOBを持つ両親媒性物質又は保湿剤から選択される少なくとも1種を含む添加剤を配合すると、加熱によって日やけ止め化粧料の紫外線防御効果が向上する(増強される)という格別な効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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