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公開番号2024089769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205164
出願日2022-12-22
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/73 20060101AFI20240627BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】美白効果を有し、かつ静電反発を利用する増粘剤によって増粘された後の粘度が安定な化粧料を提供すること。
【解決手段】(A)サクシノグリカン、セルロース、及びセルロース誘導体から選択される1種又は2種以上の増粘剤、(B)イオン性高分子増粘剤(ただし、(A)成分に該当するものを除く)、(C)ピリミジルピラゾール化合物類、並びに(D)水を含む、化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)サクシノグリカン、セルロース、及びセルロース誘導体から選択される1種又は2種以上の増粘剤、
(B)イオン性高分子増粘剤(ただし、(A)成分に該当するものを除く)、
(C)下記一般式(1):
JPEG
2024089769000005.jpg
90
84
(一般式(1)中、R

、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立して、炭素数1~3のアルキル基であり、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~3のアルキル基である。)
で表される化合物及びその薬理学的に許容される塩から選択される1種又は2種以上、並びに
(D)水
を含む、化粧料。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記(B)成分が、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、及びカルボキシビニルポリマーから選択される1種又は2種以上を含む、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
前記(B)成分が、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、及びカルボキシビニルポリマーから選択される1種又は2種以上を含む、請求項2に記載の化粧料。
【請求項4】
前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項5】
前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、請求項2に記載の化粧料。
【請求項6】
前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、請求項3に記載の化粧料。
【請求項7】
前記(A)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、10質量部以上50質量部以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項8】
前記(B)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、3質量部以上50質量部以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項9】
前記(C)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、10質量部以上50質量部以下である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項10】
更に(E)油分を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
肌に触れたときに、崩れることなく、すーっと伸びる、みずみずしい使用感を付与する目的で、化粧料、特に水中油型化粧料に配合する増粘剤として、静電反発を利用する増粘剤を使用することがある。例えば、特許文献1には、親水性球状シリカ粉末、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、及び油性成分を含む、水中油型乳化化粧料が記載されている。この化粧料では、イオン性高分子であるアクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーが、静電反発特性を有し、乳化剤としての機能を併有する増粘剤として使用されている。
【0003】
一方、美白効果に優れる皮膚外用剤として、ピリミジルピラゾール化合物が知られている。例えば、特許文献2には、ピリミジルピラゾール化合物が皮膚色素細胞内のメラニン生成を抑制する効果に優れ、美白剤として有用であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-147656号公報
特許第4586108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の静電反発を利用する増粘剤が配合された化粧料は、みずみずしい使用感が得られ、肌感触が良好となる。しかしながら、静電反発を利用する増粘剤が配合された化粧料に、美白効果を付与しようとピリミジルピラゾール化合物を配合すると、粘度が低下し、水中油型化粧料の場合には化粧料が2層に分離する現象が起こることがある。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、美白効果を有し、かつ静電反発を利用する増粘剤によって増粘された後の粘度が安定な化粧料、特に水中油型化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のとおりである。
【0008】
《態様1》(A)サクシノグリカン、セルロース、及びセルロース誘導体から選択される1種又は2種以上の増粘剤、
(B)イオン性高分子増粘剤(ただし、(A)成分に該当するものを除く)、
(C)下記一般式(1):
JPEG
2024089769000001.jpg
90
84
(一般式(1)中、R

、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立して、炭素数1~3のアルキル基であり、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~3のアルキル基である。)
で表される化合物及びその薬理学的に許容される塩から選択される1種又は2種以上、並びに
(D)水
を含む、化粧料。
《態様2》前記(B)成分が、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、及びカルボキシビニルポリマーから選択される1種又は2種以上を含む、態様1に記載の化粧料。
《態様3》前記(B)成分が、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、及びカルボキシビニルポリマーから選択される1種又は2種以上を含む、態様2に記載の化粧料。
《態様4》前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、態様1に記載の化粧料。
《態様5》前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、態様2に記載の化粧料。
《態様6》前記(C)成分が、前記一般式(1)におけるR

、R

、R

、及びR

がメチル基であり、かつ、R

及びR

が水素原子である化合物である、態様3に記載の化粧料。
《態様7》前記(A)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、10質量部以上50質量部以下である、態様1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
《態様8》前記(B)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、3質量部以上50質量部以下である、態様1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
《態様9》前記(C)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、10質量部以上50質量部以下である、態様1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
《態様10》更に(E)油分を含む、態様1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
《態様11》前記(E)成分の配合量が、前記(A)~(C)成分の合計100質量部に対して、200質量部以上750質量部以下である、態様10に記載の化粧料。
《態様12》水中油型化粧料である、態様10に記載の化粧料。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、美白効果を有し、かつ静電反発を利用する増粘剤によって増粘された、安定な化粧料が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
《化粧料》
本発明の化粧料は、
(A)サクシノグリカン、セルロース、及びセルロース誘導体から選択される1種又は2種以上の増粘剤(以下、「特定多糖類系増粘剤」ということがある。)
(B)イオン性高分子増粘剤(ただし、(A)成分に該当するものを除く)、
(C)上記一般式(1)で表される化合物及びその薬理学的に許容される塩から選択される1種又は2種以上(以下、これらをまとめて「ピリミジルピラゾール化合物類」ということがある。)、並びに
(D)水
を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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