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公開番号2024082958
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197196
出願日2022-12-09
発明の名称パイロットキャップユニット
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16K 27/04 20060101AFI20240613BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】未使用の制御弁の誤動作を防止する。
【解決手段】制御弁10に取り付けられるパイロットキャップユニット100は、スプール孔31の一端に面するようにバルブハウジング30に取り付けられ、バルブハウジング30との間でパイロット室11を区画する第一,第二パイロットキャップ40,60を備え、第一,第二パイロットキャップ40,60は、パイロット室11と第一,第二パイロットキャップ40,60の外面40a,60aとに開口し直線状に延びる連通路(連通路47,通路62,検出通路63)と、連通路における第一,第二パイロットキャップ40,60の外面40a,60aの開口を封止する第一,第二プラグ50,65と、連通路に挿入されスプール25及び第一,第二プラグ50,65に当接してパイロット室11が収縮する方向へのスプール25の移動を規制する第一,第二スペーサ58,66と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
スプールが摺動自在に収容されるスプール孔が貫通して形成されたバルブハウジングを有する制御弁に取り付けられるパイロットキャップユニットであって、
前記スプール孔の一端に面するように前記バルブハウジングに取り付けられ、前記バルブハウジングとの間でパイロット室を区画するパイロットキャップと、を備え、
前記パイロットキャップは、
前記パイロット室と前記パイロットキャップの外面とに開口し直線状に延びる連通路と、
前記連通路における前記パイロットキャップの前記外面の開口を封止する封止部材と、
前記連通路に挿入され前記スプール及び前記封止部材に当接して前記パイロット室が収縮する方向への前記スプールの移動を規制する棒状の規制部材と、を有することを特徴とするパイロットキャップユニット。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載のパイロットキャップユニットであって、
前記パイロットキャップに取り付けられ、前記パイロット室へ供給されるパイロット流体の圧力を制御する電磁弁をさらに備え、
前記連通路は、前記電磁弁と前記パイロット室とを連通することを特徴とするパイロットキャップユニット。
【請求項3】
請求項1に記載のパイロットキャップユニットであって、
前記連通路は、前記パイロット室の圧力を検出する圧力センサと前記パイロット室とを連通可能な検出通路であり、
前記検出通路の前記開口には、前記圧力センサに代えて前記封止部材が取り付けられることを特徴とするパイロットキャップユニット。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載のパイロットキャップユニットであって、
前記バルブハウジングとの間で前記パイロット室としての第一パイロット室を区画する前記パイロットキャップとしての第一パイロットキャップと、
前記スプール孔の他端に面するように前記バルブハウジングに取り付けられ、前記バルブハウジングとの間で第二パイロット室を区画する第二パイロットキャップをさらに備え、
前記バルブハウジングは、前記スプール孔に開口し前記第一パイロット室に隣接して設けられるとともに大気に連通する第一ポートと、前記スプール孔に開口し前記第二パイロット室に隣接して設けられるとともに前記第一ポートよりも圧力が高い第二ポートと、を有し、
少なくとも前記第一パイロットキャップには、前記規制部材が設けられることを特徴とするパイロットキャップユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パイロットキャップユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、キャップを備える制御弁が開示されている。キャップは、スプールが組み込まれたバルブハウジングに取り付けられバルブハウジングとでパイロット室を画成するパイロットキャップと、パイロットキャップに取り付けられパイロット室へ供給する作動流体の圧力を制御する電磁比例弁と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-190635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の制御弁では、使用者の使用方法により、一部の制御弁を未使用とすることがある。特許文献1に記載の制御弁では、ポンプから吐出される作動流体が、未使用のスプールが摺動する摺動穴の内周面と未使用のスプールの外周面の間を通じて、未使用のパイロット室に漏れ出すおそれがある。この場合には、未使用のスプールが移動してしまい、未使用の制御弁が誤動作してしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、未使用の制御弁の誤動作を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、スプールが摺動自在に収容されるスプール孔が貫通して形成されたバルブハウジングを有する制御弁に取り付けられるパイロットキャップユニットであって、スプール孔の一端に面するようにバルブハウジングに取り付けられ、バルブハウジングとの間でパイロット室を区画するパイロットキャップと、を備え、パイロットキャップは、パイロット室とパイロットキャップの外面とに開口し直線状に延びる連通路と、連通路におけるパイロットキャップの外面の開口を封止する封止部材と、連通路に挿入されスプール及び封止部材に当接してパイロット室が収縮する方向へのスプールの移動を規制する棒状の規制部材と、を有することを特徴とする。
【0007】
この発明では、規制部材が連通路に設けられ、パイロット室が収縮する方向へのスプールの移動が規制される。よって、未使用の制御弁のパイロット室に作動流体が漏れ出しても、漏れ出した作動流体の圧力によるスプールの移動が規制部材によって防止される。よって、未使用の制御弁の誤動作が防止される。
【0008】
また、本発明は、パイロットキャップに取り付けられ、パイロット室へ供給されるパイロット流体の圧力を制御する電磁弁をさらに備え、連通路は、電磁弁とパイロット室とを連通することを特徴とする。
【0009】
この発明では、規制部材を設けるスペースとして、電磁弁からのパイロット流体をパイロット室に導く連通路を利用するため、規制部材を設けるための専用の通路を設ける必要がない。
【0010】
また、本発明は、連通路は、パイロット室の圧力を検出する圧力センサとパイロット室とを連通可能な検出通路であり、検出通路の開口には、圧力センサに代えて封止部材が取り付けられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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