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公開番号2024082290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196014
出願日2022-12-08
発明の名称弾性繊維用処理剤及びその利用
出願人松本油脂製薬株式会社
代理人
主分類D06M 15/643 20060101AFI20240613BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】風綿吸着抑制性に優れた弾性繊維用処理剤及び該処理剤が付与された弾性繊維を提供する。
【解決手段】(第一の態様)シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)と下記の条件1を満たすシリコーンレジン(b)とを含有する弾性繊維用処理剤。
条件1:シラノール基密度が0.1~25.0mol%
(第二の態様)シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)とシリコーンレジン(B)とを含有し、シラノール基濃度が0.001~0.10mmol/gである、弾性繊維用処理剤。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)と下記の条件1を満たすシリコーンレジン(b)とを含有する弾性繊維用処理剤。
条件1:シラノール基密度が0.1~25.0mol%
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
シリコーンレジン(b)の重量平均分子量が2,000~30,000である、請求項1に記載の弾性繊維用処理剤。
【請求項3】
シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)とシリコーンレジン(B)とを含有し、シラノール基濃度が0.001~0.10mmol/gである、弾性繊維用処理剤。
【請求項4】
有機リン酸エステル化合物及び有機スルホン酸化合物から選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、請求項1~3のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤。
【請求項5】
ICP発光分析法によって処理剤から検出される硫黄元素及びリン元素の含有量の合計が100ppm~5000ppmである、請求項1~3のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤。
【請求項6】
請求項1~3のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤を弾性繊維本体に対して付与してなる、弾性繊維。
【請求項7】
請求項1~3のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤を弾性繊維本体に対して付与する工程を含む、弾性繊維の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性繊維用処理剤及び該処理剤が付与された弾性繊維に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
弾性繊維は、繊維表面の処理剤の粘着性などの影響により、弾性繊維と綿糸とを交編する後加工工程において、風綿が弾性繊維に吸着して吸糸口に詰まり、吸糸口で糸切れが起こるため、たびたび清掃しなければいけない問題がある。これらの問題を解決するために、例えば、亜リン酸エステル化合物と高級脂肪酸マグネシウム塩を含有するポリウレタン用弾性繊維用処理剤が提案されている(特許文献1)。
しかし、これらの処理剤は、従来の編み速度における風綿吸着の抑制効果はあるものの、近年の後加工工程の高速化および弾性繊維の細物化(例えば22dtex以下)に伴い、風綿吸着の抑制効果が不足し、吸糸口での糸切れが多発して生産効率低下を引き起こす場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-76187
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、風綿吸着抑制性に優れた弾性繊維用処理剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記実情に鑑み、風綿吸着抑制性に優れる弾性繊維用処理剤について鋭意検討した結果、特定のベース成分(A)と、シリコーンレジンとを含有する特定の弾性繊維用処理剤であれば上記課題を解決できる事を見出し、本発明に到達した。
【0006】
すなわち、本発明の弾性繊維用処理剤は、以下の態様が含まれる。
<1>シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)と下記の条件1を満たすシリコーンレジン(b)とを含有する弾性繊維用処理剤。
条件1:シラノール基密度が0.1~25.0mol%
<2>シリコーンレジン(b)の重量平均分子量が2,000~30,000である、<1>に記載の弾性繊維用処理剤。
<3>シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)とシリコーンレジン(B)とを含有し、シラノール基濃度が0.001~0.10mmol/gである、弾性繊維用処理剤。
<4>有機リン酸エステル化合物及び有機スルホン酸化合物から選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、<1>~<3>のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤。
<5>ICP発光分析法によって処理剤から検出される硫黄元素及びリン元素の含有量の合計が100ppm~5000ppmである、<1>~<4>に記載の弾性繊維用処理剤。
<6><1>~<5>のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤を弾性繊維本体に対して付与してなる、弾性繊維。
<7><1>~<5>のいずれかに記載の弾性繊維用処理剤を弾性繊維本体に対して付与する工程を含む、弾性繊維の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明の弾性繊維用処理剤が付与されてなる弾性繊維は、風綿吸着抑制性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
解舒速度比の測定方法を説明する模式図。
編成張力の測定方法を説明する模式図。
風綿吸着試験法を説明する模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第一の態様の弾性繊維用処理剤は、シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)と下記の条件1を満たすシリコーンレジン(b)とを含有する弾性繊維用処理剤である。
条件1:シラノール基密度が0.1~25.0mol%
【0010】
本発明の第二の態様の弾性繊維用処理剤は、シリコーン油、エステル油及び炭化水素油から選ばれる少なくとも1種を含むベース成分(A)とシリコーンレジン(B)とを含有し、シラノール基濃度が0.001~0.10mmol/gである。
これらの弾性繊維用処理剤について、以下に詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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