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公開番号2024080609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2023180366
出願日2023-10-19
発明の名称緑茶ペプチド組成物を含む抗肥満用組成物
出願人アモーレパシフィック コーポレーション,AMOREPACIFIC CORPORATION
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A61K 38/08 20190101AFI20240606BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示は、緑茶ペプチド組成物を含む抗肥満用組成物に関する。
【解決手段】本開示に係る緑茶ペプチド組成物は、優れた脂質代謝活性化により抗肥満効力を示し、様々な保健機能食品組成物、薬学組成物に適用することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
緑茶ペプチド組成物を有効成分として含む、抗肥満用組成物。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記緑茶ペプチド組成物が、配列番号1~7からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む少なくとも1種の緑茶ペプチドを含む、請求項1に記載の抗肥満用組成物。
【請求項3】
前記緑茶ペプチド組成物が、緑茶タンパク質を植物性乳酸菌で発酵させて得られることを特徴とする、請求項1に記載の抗肥満用組成物。
【請求項4】
前記植物性乳酸菌が、ラクチプランチバチルス・プランタルム(Lactiplantibacillus plantarum)である、請求項3に記載の抗肥満用組成物。
【請求項5】
前記緑茶タンパク質が、緑茶を無水または含水C1~C6の低級アルコールで抽出された1次エキスの残渣から得られることを特徴とする、請求項3に記載の抗肥満用組成物。
【請求項6】
前記含水C1~C6の低級アルコール中のアルコールの濃度が、20~80%(v/v)であることを特徴とする、請求項5に記載の抗肥満用組成物。
【請求項7】
前記含水C1~C6の低級アルコールが、20~80%(v/v)エタノール水溶液であることを特徴とする、請求項6に記載の抗肥満用組成物。
【請求項8】
前記緑茶タンパク質が、前記1次エキスの残渣を熱水で抽出した2次エキスの残渣から得られることを特徴とする、請求項5に記載の抗肥満用組成物。
【請求項9】
前記緑茶ペプチド組成物が、脂肪細胞における脂質合成を阻害することを特徴とする、請求項1に記載の抗肥満用組成物。
【請求項10】
前記緑茶ペプチド組成物が、SREBP1c、ACC、FAS、及びSCD1のうち少なくとも1つの発現を減少させることを特徴とする、請求項9に記載の抗肥満用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、緑茶ペプチド組成物を含む抗肥満用組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
茶木は、カメリア(Camellia)属に分類される82種のうちの1つで、現在アジアを中心にアフリカ、南アメリカ、オセアニアなどの約50カ国で栽培されている。茶の種類は、茶葉の加工方法により大きく不発酵茶、半発酵茶、発酵緑茶、後発酵茶に区分され、その中で不発酵茶は、茶木に含まれるポリフェノールオキシダーゼを熱処理により失活させたもので、他の茶に比べてフラボノール(flavonol)、フラバノン(flavanone)、フラボノイド(flavonoid)などのポリフェノール(polyphenol)類が多く含まれており、強い抗酸化力を示し、それらの物質は、茶の乾燥重量の約30%を占める。
【0003】
緑茶に含まれる様々な成分の薬理的なメカニズムが徐々に解明されるにつれて、一般人にもその価値が認識されつつあるが、特に、緑茶の主成分であるポリフェノールによる抗酸化作用、抗癌作用、血中コレステロール低下作用、抗老化作用、重金属解毒作用、虫歯予防及び口臭除去作用などの効果が実証されたことから、大きな注目を集めている。
【0004】
ペプチドは、植物に含まれる物質の中でも酸化に対して安定であり、構造が単純であるので高い皮膚効果が期待される物質である。植物におけるペプチドは、シグナル伝達物質として作用し、特に植物の成長と分化、外部の刺激による反応に関与することが知られている。
【0005】
一方、肥満は、エネルギー摂取と消費との不均衡により、体脂肪が過度に蓄積して脂肪細胞の数と大きさが増加することである。体内エネルギーは、中性脂肪(triglyceride)の形で脂肪細胞に貯蔵されてから、エネルギー源が枯渇すると、貯蔵された脂肪が遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、エネルギー源として用いられるようになるが、エネルギーの過剰摂取は脂肪細胞の分化を促進し、体内の貯蔵脂肪量を増加させることから、肥満の直接的な原因となる。
【0006】
肥満は、内臓や腹部の脂肪蓄積による体型の変化だけでなく、様々な疾患の発症率を増加させる危険因子として作用する。内臓脂肪が過度に蓄えられると、体内の糖代謝に問題が生じ、ホルモン分泌異常、サイトカイン分泌異常などの症状が発生する。肥満による中性脂肪とLDLコレステロールの増加、HDLコレステロールの減少は、体内の脂肪代謝異常を引き起こし、組織に存在するインスリン受容体を減少させ、さらにインスリン感受性も減少させ、細胞内に移動するブドウ糖の輸送が抑制されることから、高血糖、糖尿病を誘発することもある。また、肥満は、高脂血症、心血管系疾患、癌、呼吸器障害、脳卒中、骨関節炎(osteoarthritis)などの代謝疾患の発生と関係深いことが知られている。
【0007】
オルリスタット(orlistat)やシブトラミン(sibutramin)などの従来の抗肥満薬は、嘔吐、便秘、胃腸障害、心血管疾患などの深刻な副作用のあることが知られているため、効果的且つ安全な物質の開発に向けた努力が続けられている。脂肪細胞の分化を抑制する機能のある物質としては、レチノール、ビタミンE、ビタミンU、山椒の木エキス(抽出物)などが報告されており、安全且つ継続して摂取することができる天然物由来の抗肥満薬の開発研究が活発に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
韓国登録特許第10-1747200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、緑茶タンパク質と特定の植物性乳酸菌との培養により分離精製された新規なアミノ酸配列を有する緑茶ペプチドを有効成分として含むことで、優れた抗肥満効果を示す組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明の一実施例は、緑茶ペプチド組成物を有効成分として含む抗肥満用組成物を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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