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公開番号2024080186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193153
出願日2022-12-01
発明の名称生体情報測定装置
出願人オムロンヘルスケア株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61B 5/0245 20060101AFI20240606BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】脈拍を検出可能な計測機器において、脈拍間隔を示す表示領域の分解能を最適化し、脈拍間隔の個人差に関わらず脈拍間隔の変動を視認しやすくする技術を提供する。
【解決手段】ユーザーの脈拍を検出する脈拍取得手段と、前記脈拍に基づいて、一の拍動とその直前の拍動との脈拍間隔を算出する脈拍間隔算出手段と、前記脈拍間隔を視覚的に示すレベルインジケータを表示する表示手段と、前記脈拍間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、表示分解能決定部と、を有する、生体情報測定装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーの脈拍を検出する脈拍取得手段と、
前記脈拍に基づいて、一の拍動とその直前の拍動との脈拍間隔を算出する脈拍間隔算出手段と、
前記脈拍間隔を視覚的に示すレベルインジケータを表示する表示手段と、
前記脈拍間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、表示分解能決定部と、
を有する、生体情報測定装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記表示分解能決定部は、算出される連続した複数の前記脈拍間隔の最大値に所定の第1比率を乗じた値を、前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最大値として決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項3】
前記表示分解能決定部は、算出される連続した複数の前記脈拍間隔の最小値に所定の第2比率を乗じた値を、前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値として決定する、
ことを特徴とする、請求項2に記載の生体情報測定装置。
【請求項4】
前記表示分解能決定部は、算出される連続した複数の前記脈拍間隔の平均値を算出し、前記平均値に対する正の最大偏差に第3比率を乗じた値を前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最大値として決定し、前記平均値に対する負の最大偏差に第4比率を乗じた値を前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値として決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項5】
前記脈拍取得手段はカフ及び圧力センサを含み、前記カフによって前記ユーザーの血管を加圧し、前記圧力センサによって前記血管の圧脈波を検出することによって前記脈拍を検出するものであって、
前記表示分解能決定部は、前記血管の加圧開始から第1所定条件を満たすまでの間に算出される複数の前記脈波間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項6】
検出した前記脈拍間隔の情報を記憶する記憶手段をさらに有しており、
前記脈拍取得手段はカフ及び圧力センサを含み、前記カフによって前記ユーザーの血管を加圧し、前記圧力センサによって前記血管の圧脈波を検出することによって前記脈拍を検出するものであって、
前記表示分解能決定部は、前記記憶手段に記憶されている第2所定条件を満たす前記脈拍間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項7】
前記脈拍取得手段はカフ及び圧力センサを含み、前記カフによって前記ユーザーの血管を加圧し、前記圧力センサによって前記血管の圧脈波を検出することによって前記脈拍を検出するものであって、
前記表示分解能決定部は、前記カフに供給された流体が排出されるまでの間に算出される連続した複数の前記脈拍間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の生体情報測定装置。
【請求項8】
前記レベルインジケータは、前記表示手段において表示が活性化される領域の、長さ、
面積、角度、数、の少なくともいずれかによって、前記脈拍間隔を視覚的に示す、
ことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の生体情報測定装置。
【請求項9】
前記レベルインジケータは、複数の表示セグメントによって構成されており、表示が活性化される前記表示セグメントの数の多寡によって、前記脈拍間隔を表現する、
ことを特徴とする、請求項8に記載の生体情報測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体の脈拍を測定する生体情報測定装置に関し、特に、測定した脈拍の間隔に関する情報を提供する生体情報測定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、血圧値などの個人の身体・健康に関する情報を計測機器によって計測し、当該計測結果を記録・分析することで、健康管理を行うことが普及しつつある。特に、心房細動(AF:Atrial Fibrillation)などの不整脈は、脳・心血管疾患に繋がるおそれがあるため、上記のような機器によって脈拍間隔の変動を検出し、ユーザー本人が容易に認識できるように報知することが有効である。
【0003】
従来から、血圧計を用いて血圧測定を行う際に取得した生体情報に基づいて、このような脈拍間隔に関する情報を提供することは公知となっており、例えば特許文献1には、血圧値の測定に用いられる脈波を保存し、血圧値と同時に脈波グラフを表示することができる血圧計が開示されている。また、血圧値算定中に、画面に表示されるハートマークが拍動に合わせて点滅することも開示されている。
【0004】
特許文献1に記載の血圧計によれば、ユーザーは血圧測定中に、拍動に併せて点滅するハートマークの明滅間隔を確認するによって、脈拍の間隔を認識することができる。また、事後的に脈波の信号レベルの時系列グラフを時系列脈波グラフとして表示するので、そのようなグラフを読み取ることでも、脈拍の間隔(及びその変動)を確認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-98003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術のように、マークが拍動に併せて明滅するだけでは脈拍間隔の変動を認識し難く、重要な脈拍間隔の変動を見落としてしまうという問題がある。これに対しては、例えば、マークの点滅ではなく、いわゆるバーグラフメータなどのレベルインジケータによって一拍ごとの脈拍間隔を表示することで、脈拍間隔の変動を認識し易くすることが考えられる。
【0007】
ところで、脈拍間隔は個人差が大きく、間隔の大小や平均値が人によって異なる。例えば、一般的な血圧計では測定する脈拍数の範囲を40拍/分から180拍/分としており、平均脈拍間隔は脈拍数40拍/分のユーザーでは1.5秒、脈拍数180拍/分のユーザーでは0.3秒となる。
【0008】
このため、上記のようにレベルインジケータによって測定中の脈拍間隔の変動をリアルタイムで表示するためには、想定される最大の脈拍間隔(例えば1.5秒)を表示できるように、レベルインジケータの最大値を設定しておく必要がある。そうすると、脈拍間隔が小さい(即ち、脈拍数の多い)ユーザーにとっては、レベルインジケータの表示分解能が低くなってしまい、脈拍間隔の変動が認識しづらくなる、という問題があった。
【0009】
本発明は上記のような事情に鑑み、脈拍を検出可能な計測機器において、脈拍間隔を示
す表示領域の分解能を最適化し、脈拍間隔の個人差に関わらず脈拍間隔の変動を視認しやすくする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。即ち、
ユーザーの脈拍を検出する脈拍取得手段と、
前記脈拍に基づいて、一の拍動とその直前の拍動との脈拍間隔を算出する脈拍間隔算出手段と、
前記脈拍間隔を視覚的に示すレベルインジケータを表示する表示手段と、
前記脈拍間隔の情報を用いて前記レベルインジケータが示す脈拍間隔の最小値及び最大値を決定する、表示分解能決定部と、
を有する、生体情報測定装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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