TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024080040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192885
出願日2022-12-01
発明の名称キャップ
出願人共同印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 41/04 20060101AFI20240606BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】第1に、従来技術におけるキャップと同等の寸法精度及び外観を有しながら、耐衝撃性が向上されたキャップを提供すること、第2に、資源の有効利用に資するキャップを提供すること。
【解決手段】(A)ポリプロピレン、(B)エチレン・ビニルアルコール共重合体、及び(C)酸変性ポリプロピレンを含む樹脂組成物を成形して成るキャップであって、前記樹脂組成物中の前記(B)成分の含有量が、前記樹脂組成物100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下である、キャップ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ポリプロピレン、
(B)エチレン・ビニルアルコール共重合体、及び
(C)酸変性ポリプロピレン
を含む樹脂組成物を成形して成るキャップであって、
前記樹脂組成物中の前記(B)成分の含有量が、前記樹脂組成物100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下である、
キャップ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記樹脂組成物中の前記(C)成分の含有量が、前記樹脂組成物100質量部に対して0.05質量部以上0.80質量部以下である、請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
前記(A)成分が
(A1)MFR15.0g/10分以上の高MFRポリプロピレン、及び
(A2)MFR5.0g/10分以下の低MFRポリプロピレン
を含み、
ただし、前記MFRは、JIS K 6921-2に準拠して、温度230℃及び荷重2.16kgにて測定されたメルトマスフローレートである、
請求項1に記載のキャップ。
【請求項4】
前記樹脂組成物において、前記(A1)成分及び前記(A2)成分の合計質量に対する前記(A2)成分の質量の割合が、2.0質量%以上30.0質量%以下である、請求項3に記載のキャップ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のキャップの製造方法であって、
(A)ポリプロピレン、
(B)エチレン・ビニルアルコール共重合体、及び
(C)酸変性ポリプロピレン
を含む樹脂組成物を射出成形することを含み、
前記樹脂組成物中の前記(B)成分の含有量が、前記樹脂組成物100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下である、
製造方法。
【請求項6】
前記樹脂組成物を射出成型することの前に、
前記樹脂組成物を調製することを更に含み、
前記樹脂組成物の調製が、
前記(A)成分の一部、並びに前記(B)成分及び前記(C)成分を含むマスターバッチと、
前記(A)成分の残部と
を混合することを含む、
請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
前記マスターバッチに含まれる前記(A)成分の一部が、(A2)MFR5.0g/10分以下の低MFRポリプロピレンを含み、
前記マスターバッチと混合する前記(A)成分の残部が、(A1)MFR15.0g/10分以上の高MFRポリプロピレンであり、
ただし、前記MFRは、JIS K 6921-2に準拠して、温度230℃及び荷重2.16kgにて測定されたメルトマスフローレートである、
請求項6に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップに関する。詳しくは、ボトルに装着して内容物を密閉するために用いられる、キャップに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
食品、化粧品、医薬品等を収容するためのチューブ、ボトル等の容器本体には、合成樹脂製のキャップが開閉自在に装着されている。キャップの閉栓時には容器本体内に含まれる内容物を密閉して保護することができ、開栓時には内容物を吐出して使用に供し得るように構成されている。
【0003】
このようなキャップは、射出成形性を高めるために、メルトマスフローレート(MFR)値が比較的高いポリポロピレン(PP)樹脂が用いられることが多い。
【0004】
しかしながら、このようなMFRの高いPPから成るキャップは、耐衝撃性が不十分であった。一般的に、MFRが高いと分子量が小さい傾向にあり、耐衝撃性を高くするためには分子量が大きい方が有利である。
【0005】
キャップに機能性を付与するために、適当な他の樹脂をブレンドする検討が行われている。例えば、特許文献1には、PP、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリアミド樹脂、及びオレフィン-不飽和カルボン酸共重合体のブレンド物から成る容器用キャップが開示されており、このキャップが、ガスバリア性、機械強度、外観、及びリサイクル性に優れると説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-248131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の教示にしたがって、PP製のキャップに他の樹脂をブレンドすることにより、ある機能性は高まっても、例えば射出成形精度が落ちる等の不利益が生じることがあり、樹脂ブレンドによる機能性の向上は一長一短であることが、本発明者等の検討で明らかになった。
【0008】
一方で、近年の環境対応包材ニーズの高まりを受け、バイオマス材料、リサイクル材料等を用いた包材開発が求められており、現行の材料にこれらの材料をブレンドして用いつつ、現行製品の機能性を落とさないことも求められている。
【0009】
また、安全性の観点からは、キャップの耐衝撃性は、できるだけ高い方が望ましい。
【0010】
本発明は、上記のような事情のもとでなされたものである。本発明の目的は、第1に、従来技術におけるキャップと同等の寸法精度及び外観を有しながら、耐衝撃性が向上されたキャップを提供することである。本発明の目的は、第2に、資源の有効利用に資するキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
包装体
10か月前
個人
構造体
4か月前
個人
包装体
10か月前
個人
収納用具
21日前
個人
パレット
10か月前
個人
物品収納具
14日前
個人
衣類カバー
9か月前
個人
半蓋半箱筒
6か月前
個人
折り畳み製品
8か月前
個人
段ボール用キリ
9か月前
個人
「即時結束具」
8か月前
個人
開封用カッター
2か月前
個人
テープホルダー
7か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
1か月前
個人
折りたたみコップ
3か月前
個人
チャック付き袋体
3か月前
個人
パウチ容器
3か月前
個人
粘着テープカッタ
8か月前
個人
コード長さ調整器
7か月前
個人
爪楊枝流通セット
7か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
個人
粘着テープ剥がし具
1か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
日東精工株式会社
包装機
9か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
3か月前
個人
プラスチックバッグ
4か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
1か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
個人
チャック付き保存袋
2か月前
個人
開口しやすいレジ袋
4か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
5か月前
続きを見る