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公開番号2024078145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190533
出願日2022-11-29
発明の名称鉄道駅設置ロボット、鉄道駅設置ロボットシステム、対話方法および対話プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類B61L 25/04 20060101AFI20240603BHJP(鉄道)
要約【課題】鉄道を利用する旅客に対して非常事態に応じた情報を自発的に発信して、非常事態が発生した際の駅係員の業務の一部をサポートすることが可能な鉄道駅設置ロボット、鉄道駅設置ロボットシステム、対話方法および対話プログラムを提供することにある。
【解決手段】鉄道駅設置ロボット10は、鉄道駅に設置されており、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生した際に、鉄道を利用する旅客に対して非常事態に応じた情報を発信するロボットであって、入力受付部16と、設定部18と、発信部19と、を備えている。入力受付部16は、非常事態の種別と、非常事態が発生した事由と、を含む非常事態発生情報の入力を受け付ける。設定部18は、入力受付部16が入力を受け付けた非常事態発生情報から旅客に発信する臨時発話内容を設定する。発信部19は、設定部18において設定された臨時発話内容を旅客に対して発信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道駅に設置されており、前記鉄道駅や前記鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生した際に、鉄道を利用する旅客に対して前記非常事態に応じた情報を発信する鉄道駅設置ロボットであって、
前記非常事態の種別と、前記非常事態が発生した事由と、を含む非常事態発生情報の入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が入力を受け付けた前記非常事態発生情報から前記旅客に発信する臨時発話内容を設定する設定部と、
前記設定部において設定された前記臨時発話内容を前記旅客に対して発信する発信部と、
を備えている鉄道駅設置ロボット。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記鉄道駅で前記非常事態が発生していない通常時には、前記旅客からの質問に反応して対話し、前記鉄道駅で前記非常事態が発生している場合には、自発的に発話する、
請求項1に記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項3】
前記鉄道駅が前記通常時である場合に前記旅客から受け付けた質問内容に対して個別に回答する通常対話モードと、前記非常事態発生情報に応じた前記臨時発話内容を自発的に発信する自動発話モードと、を切り替えるモード切換部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項4】
前記入力受付部は、前記自動発話モードの開始を示す開始指令の入力を受け付ける、
請求項3に記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項5】
前記入力受付部は、前記自動発話モードの終了を示す終了指令または前記臨時発話内容の発信を終了する終了時刻の入力を受け付ける、
請求項3記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項6】
前記入力受付部は、前記自動発話モード時に発信される前記臨時発話内容の発信時間の間隔を示す臨時発話時間間隔の入力を受け付ける、
請求項3記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項7】
前記モード切換部は、前記終了指令または前記終了時刻に基づいて、前記自動発話モードを終了する、
請求項5記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項8】
前記非常事態発生情報は、前記非常事態に関係する駅の情報と、前記非常事態により変更された列車の運転時刻と、を含む、
請求項1または2に記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項9】
前記旅客からの質問への回答を準備するための情報処理を行う対話エンジンと接続されている、
請求項1または2に記載の鉄道駅設置ロボット。
【請求項10】
前記発信部は、前記入力受付部が前記非常事態発生情報の入力を受け付けると、前記臨時発話内容を繰り返し発信する、
請求項1または2に記載の鉄道駅設置ロボット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道を利用する旅客に対して情報を発信する鉄道駅設置ロボット、鉄道駅設置ロボットシステム、対話方法および対話プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの発話に対する回答を音声で出力する対話ロボットが知られている。
例えば、特許文献1には、サーバと接続された対話ロボットが開示されている。ユーザが対話ロボットに向けて話しかけると、サーバは、その意味内容を解析し、応答文データベースを参照して意味内容に対応する応答文を選択し、応答文を音声データの形式で対話ロボットに送信する。対話ロボットは、ユーザに向けて応答文を音声で出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6633250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような対話ロボットは、ユーザの質問に対して回答するという案内サービスの提供にも好適に適用される。
例えば、一鉄道事業者が運営する複数の鉄道駅に、対話ロボットが設置されれば、駅員の省力化と、案内サービスの維持または向上と、を両立することができる。
しかし、前述した従来の対話ロボットがそのまま各鉄道駅に設置されると、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生している場合であっても、対話ロボットは、通常時と同様に、旅客からの問いかけに対して対話することしかできないため、ユーザに対して非常事態に応じた情報を自発的に発信することができない。
【0005】
本発明の課題は、鉄道を利用する旅客に対して非常事態に応じた情報を自発的に発信して、非常事態が発生した際の駅係員の業務の一部をサポートすることが可能な鉄道駅設置ロボット、鉄道駅設置ロボットシステム、対話方法および対話プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る鉄道駅設置ロボットは、鉄道駅に設置されており、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生した際に、鉄道を利用する旅客に対して非常事態に応じた情報を発信する鉄道駅設置ロボットであって、入力受付部と、設定部と、発信部と、を備えている。入力受付部は、非常事態の種別と、非常事態が発生した事由と、を含む非常事態発生情報の入力を受け付ける。設定部は、入力受付部が入力を受け付けた非常事態発生情報から旅客に発信する臨時発話内容を設定する。発信部は、設定部において設定された臨時発話内容を旅客に対して発信する。
【0007】
ここでは、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生した際に、非常事態の種別と事由を含む非常事態発生情報に基づいて臨時発話内容を設定し、鉄道を利用する旅客に対して臨時発話内容を発信する。
ここで、非常事態は、事故や車両故障、信号機故障、倒木等によって列車が通常通りに運行されていない状況であり、例えば、列車遅延や運転見合わせを含む。
【0008】
非常事態発生情報は、例えば、非常事態の種別と、非常事態が発生した事由と、非常事態に関係する駅の情報と、非常事態により変更された列車の運転時刻と、を含む。
臨時発話内容は、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上において非常事態が発生した際に、不特定多数の鉄道を利用する旅客に対して非常事態の詳細内容を自発的にアナウンスするための発話内容である。
【0009】
これにより、非常事態が発生した際に、非常事態発生情報に基づいて臨時発話内容を設定することで、鉄道を利用する不特定多数の旅客に対して非常事態に応じた臨時発話内容を発信することができる。
この結果、鉄道を利用する旅客に対して非常事態に応じた情報を自発的に発信することで、非常事態が発生した際の駅係員の業務の一部をサポートすることができる。
【0010】
第2の発明に係る鉄道駅設置ロボットは、第1の発明に係る鉄道駅設置ロボットであって、鉄道駅で非常事態が発生していない通常時には、旅客からの質問に反応して対話し、鉄道駅で非常事態が発生している場合には、自発的に発話する。
これにより、鉄道駅や鉄道駅の間の路線上における非常事態の発生の有無に応じて、鉄道を利用する旅客からの質問に対して回答する、もしくは、臨時発話内容を自発的に発話する、というように変更することで、列車の運行状況等に応じて適切に応答することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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