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公開番号2024078064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190395
出願日2022-11-29
発明の名称ベルト装置、定着装置、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240603BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ベルト部材や複数のローラ部材が保持された第1フレームに対して第2フレームを分割可能に構成した場合であっても、合体状態の第1、第2フレームにおいてベルト部材の姿勢を精度良く定めやすくする。
【解決手段】複数のローラ部材22、23、25に張架された定着ベルト21(ベルト部材)と、複数のローラ部材22、23、25と定着ベルト21とを保持する第1フレーム41と、第1フレーム41に対して分割可能に合体される第2フレーム42と、が設けられている。そして、分割状態にあった第2フレーム42が第1フレーム41に合体されることによって、合体状態の第1フレーム41及び第2フレーム42において複数のローラ部材22、23、25のうち加熱ローラ22(1つのローラ部材)の位置が規制される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のローラ部材に張架されたベルト部材と、
前記複数のローラ部材と前記ベルト部材とを保持する第1フレームと、
前記第1フレームに対して分割可能に合体される第2フレームと、
を備え、
分割状態にあった前記第2フレームが前記第1フレームに合体されることによって、合体状態の前記第1フレーム及び前記第2フレームにおいて前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の位置が規制されることを特徴とするベルト装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第1フレームは、
前記1つのローラ部材に当接して、所定方向に移動可能又は変形可能な当接部材と、
前記1つのローラ部材の前記所定方向の移動をガイドするガイド部と、
を具備し、
前記第2フレームは、前記第1フレームに対して合体される動作に連動して、前記1つのローラ部材を前記第2フレームの側に押動する押動部材を具備したことを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。
【請求項3】
前記押動部材による前記1つのローラ部材の押動方向が前記所定方向に一致することを特徴とする請求項2に記載のベルト装置。
【請求項4】
前記押動部材によって前記1つのローラ部材が押動されて前記当接部材が前記所定方向に移動又は変形した後の位置で、合体状態の前記第1フレーム及び前記第2フレームにおいて前記1つのローラ部材の位置が定められることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のベルト装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のベルト装置としての定着装置であって、
加熱手段によって加熱されて、所定の走行方向に走行しながらシート上のトナー像を加熱して定着する前記ベルト部材としての定着ベルトと、
前記定着ベルトに圧接することでシートが搬送される定着ニップを形成する加圧回転体と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
【請求項6】
前記1つのローラ部材は、前記加熱手段としてのヒータが内設された加熱ローラであることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載のベルト装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複数のローラ部材の張架されたベルト部材が設置された定着装置や中間転写ベルト装置などのベルト装置と、シート上のトナー像を加熱して定着する定着装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に設置されたベルト装置において、ベルト部材を狙いの位置に定めるための技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、中間転写ベルト(ベルト部材)を張架するローラ部材の姿勢を制御する機構を設ける技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のベルト装置は、メンテナンス性の向上などを目的として、ベルト部材や複数のローラ部材などが保持された第1フレームに対して、第2フレームを分割可能に構成した場合に、合体状態の第1、第2フレームにおいてベルト部材の姿勢を精度良く定めることができなかった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ベルト部材や複数のローラ部材が保持された第1フレームに対して第2フレームを分割可能に構成した場合であっても、合体状態の第1、第2フレームにおいてベルト部材の姿勢を精度良く定めやすい、ベルト装置、定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるベルト装置は、複数のローラ部材に張架されたベルト部材と、前記複数のローラ部材と前記ベルト部材とを保持する第1フレームと、前記第1フレームに対して分割可能に合体される第2フレームと、を備え、分割状態にあった前記第2フレームが前記第1フレームに合体されることによって、合体状態の前記第1フレーム及び前記第2フレームにおいて前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の位置が規制されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ベルト部材や複数のローラ部材が保持された第1フレームに対して第2フレームを分割可能に構成した場合であっても、合体状態の第1、第2フレームにおいてベルト部材の姿勢を精度良く定めやすい、ベルト装置、定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
定着装置を示す構成図である。
定着装置における第1、第2フレームの構成を示す構成図である。
定着装置における第1、第2フレームを幅方向に示す図である。
第1フレームに対して第2フレームが分離した状態を示す図である。
変形例1における、定着装置の第1、第2フレームの構成を示す構成図である。
変形例2における、定着装置において第1フレームに対して第2フレームが分離した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1はコピー機能とプリンタ機能とを有する複合機としての画像形成装置、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部、3は原稿Dを原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、7は用紙等のシートPが収容される給紙部、を示す。
また、9はシートPの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、12は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上を帯電する帯電部、を示す。
また、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像部、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像をシートP上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、15は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、16は中間転写ベルト17を清掃する中間転写ベルトクリーニング部、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像をシートP上に転写するための2次転写バイアスローラ、20はシートP上のトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、を示す。
また、65は印刷動作(画像形成動作)に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作パネル、を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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