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公開番号2024079221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192036
出願日2022-11-30
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】連続印刷時の定着部材の温度低下を抑制しつつ、ウォームアップ時の定着部材の昇温スピードの低下を抑制することができる定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、定着ニップ部材たる均熱部材を補助するニップ補助部材たる樹脂パッドを有している。また、反射部材たるリフレクタは、均熱部材の加圧部材たる加圧ローラの加圧力を受ける部分(ニップ部に対応する部分)に接触している。そして、熱源43の発熱領域の定着部材たる定着ベルトの幅方向の長さが、リフレクタの熱源43の熱を反射する反射部48aの幅方向の長さよりもd2mm短くなっている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
回転する定着部材と、
前記定着部材の外周面に当接して形成されたニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、
前記加圧部材の加圧力を、前記定着部材を介して受ける定着ニップ部材と、
前記定着部材の内側に配置された熱源と、
前記熱源から放射される輻射熱を前記定着部材の内周面に向かって反射する反射部材とを備えた定着装置において、
前記定着ニップ部材を補助するニップ補助部材を有し、
前記反射部材は、前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触しており、
前記熱源の発熱領域の前記記録材の幅方向長さを、前記反射部材の前記熱源の熱を反射する反射部の前記幅方向の長さよりも短くしたことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の定着装置において、
前記ニップ補助部材は、前記定着ニップ部材より断熱性が高い断熱部材であることを特徴とする定着装置。
【請求項3】
請求項1に記載の定着装置において、
前記ニップ補助部材は、前記加圧部材の加圧力を、前記定着ニップ部材を介して受けることを特徴とする定着装置。
【請求項4】
請求項1に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触する接触部は、前記記録材の移動方向で、前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分の半分以上と接触していることを特徴とする定着装置。
【請求項5】
請求項1に記載の定着装置において、
前記発熱領域の前記幅方向の端部は、前記反射部の前記幅方向の端部よりも内側に位置することを特徴とする定着装置。
【請求項6】
請求項1に記載の定着装置において、
通紙可能な記録材の最大規格サイズが、SRA3縦サイズであり、
前記反射部の前記幅方向の長さに対する前記発熱領域の前記幅方向の端部から前記反射部の前記幅方向の端部までの距離の割合が、0.86%以上、4.03%以下であることを特徴とする定着装置。
【請求項7】
請求項6に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触する接触部の前記幅方向の長さが、前記反射部の前記幅方向の長さと同一のとき、
前記反射部の前記幅方向の長さに対する前記発熱領域の前記幅方向の端部から前記反射部の前記幅方向の端部までの距離の割合が、0.89%以上となっていることを特徴とする定着装置。
【請求項8】
請求項6に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触する接触部の前記幅方向の長さが、前記反射部の前記幅方向の長さよりも短いときは、
前記反射部の前記幅方向の長さに対する前記発熱領域の前記幅方向の端部から前記反射部の前記幅方向の端部までの距離の割合が、3.91%未満となっていることを特徴とする定着装置。
【請求項9】
請求項1に記載の定着装置において、
通紙可能な記録材の最大規格サイズが、A4縦サイズであり、
前記反射部の前記幅方向の長さに対する前記発熱領域の前記幅方向の端部から前記反射部の前記幅方向の端部までの距離の割合が、2.61%以下であることを特徴とする定着装置。
【請求項10】
請求項9に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触する接触部の前記幅方向の長さが、前記反射部の前記幅方向の長さと同一のとき、
前記反射部の前記幅方向の長さに対する前記発熱領域の前記幅方向の端部から前記反射部の前記幅方向の端部までの距離の割合が、0.11%以上であることを特徴とする定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転する定着部材と、定着部材の外周面に当接して形成されたニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、加圧部材の加圧力を、定着部材を介して受ける定着ニップ部材と、定着部材の内側に配置された熱源と、熱源から放射される輻射熱を定着部材の内周面に向かって反射する反射部材とを備えた定着装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記定着装置として、板状の定着ニップ部材たるニップ形成部材の記録材の搬送方向の両側に、ニップ形成部材を支持する一対のステーが設けられており、反射部材の一端をニップ形成部材とステーとで挟んで、反射部材を支持するものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、連続印刷時の定着部材の温度低下を抑制しつつ、ウォームアップ時の定着部材の昇温スピードの低下を抑制することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、回転する定着部材と、前記定着部材の外周面に当接して形成されたニップ部を通過する記録材を加圧する加圧部材と、前記加圧部材の加圧力を、前記定着部材を介して受ける定着ニップ部材と、前記定着部材の内側に配置された熱源と、前記熱源から放射される輻射熱を前記定着部材の内周面に向かって反射する反射部材とを備えた定着装置において、前記定着ニップ部材を補助するニップ補助部材を有し、前記反射部材は、定着ニップ部材の前記加圧部材の加圧力を受ける部分に接触しており、前記熱源の発熱領域の前記定着部材の幅方向長さを、前記反射部材の前記熱源の熱を反射する反射部の前記幅方向長さよりも短くしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、連続印刷時の定着部材の温度低下を抑制しつつ、ウォームアップ時の定着部材の昇温スピードの低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の画像形成装置の概略構成図。
本実施形態における定着装置の概略構成図。
リフレクタとニップ形成部材と定着ステーとを示す斜視図。
従来の定着装置の概略構成図。
樹脂パッドの一例を示す図。
樹脂パッドの他の例を示す図。
ウォームアップ時の定着ベルトの温度変化を示したグラフ。
本実施形態のリフレクタと熱源の発熱領域との関係を示す図。
熱源の発熱領域をリフレクタの反射部の幅方向長さよりも短くした本実施形態のウォームアップ時の定着ベルトの温度変化を示したグラフ。
熱源の発熱領域をリフレクタの反射部の幅方向長さよりも短くした場合のウォームアップ動作終了時の定着ベルトの温度分布。
リフレクタの長さに対する発熱領域の端部からリフレクタの端部までの距離の割合と、ウォームアップ終了時の定着ベルトの温度分布との関係を示す図。
加圧受け部の幅方向長さの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を、電子写真式の画像形成装置であるレーザープリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用した実施形態について説明する。図1は本実施形態の画像形成装置1の概略構成図である。この画像形成装置1は、記録材である用紙P上に画像を形成する画像形成部100を備えている。画像形成部100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の色ごとの作像部10Y,10M,10C,10Kが中間転写体としての中間転写ベルト20の回転方向に沿って配列されたタンデム型の画像形成装置である。各作像部10Y,10M,10C,10Kは、それぞれ、潜像担持体としての感光体11Y,11M,11C,11Kを備えている。
【0009】
また、各作像部10Y,10M,10C,10Kは、感光体11Y,11M,11C,11Kの周囲に、帯電手段としての帯電装置と、静電潜像形成手段としての光書込装置9と、現像手段としての現像装置とを備えている。さらに、感光体11Y,11M,11C,11Kの周囲には、一次転写手段としての一次転写装置と、クリーニング手段としてのクリーニング装置も備えている。帯電装置は、感光体表面を一様に所定電位に帯電するものであり、光書込装置9は、帯電装置によって一様に帯電された感光体表面上に画像情報に応じて露光して静電潜像を書き込むものである。現像装置は、感光体上の静電潜像にそれぞれの色(Y、M、C、K)のトナーを付着させる現像処理によりトナー像を作成するものである。一次転写装置は、感光体上のトナー像を中間転写ベルト20上に転写するものであり、クリーニング装置は、感光体上の転写残トナーを除去してクリーニングするものである。
【0010】
各感光体11Y,11M,11C,11K上に形成された各色トナー像は、一次転写装置によって、中間転写ベルト20上に互いに重なり合うように一次転写され、中間転写ベルト20上にカラートナー像が形成される。中間転写ベルト20上のカラートナー像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写装置30との対向領域(二次転写領域)へと搬送される。
(【0011】以降は省略されています)

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