TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024078398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2023151507
出願日2023-09-19
発明の名称画像形成方法及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240603BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】箔部の表面の光沢を優れた状態で維持しつつ、十分なトナー定着性を得ることが可能な画像形成方法及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】被記録媒体Sの一方の面に箔41aが付着された箔部47を形成する箔部形成工程と、箔部形成工程後の被記録媒体Sの一方の面に画像を転写する画像転写工程と、画像転写工程により被記録媒体Sの一方の面に転写された画像を定着させる定着工程と、を備え、画像形成装置1を用いて被記録媒体Sに箔部47と画像とを有する箔画像部52を形成する画像形成方法において、箔部形成工程と画像転写工程との間に、箔部47が形成された被記録媒体Sを乾燥させる乾燥工程を備える画像形成方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被記録媒体の一方の面に箔が付着された箔部を形成する箔部形成工程と、
前記箔部形成工程後の前記被記録媒体の前記一方の面に画像を転写する画像転写工程と、
前記画像転写工程により前記被記録媒体の前記一方の面に転写された画像を定着させる定着工程と、を備え、画像形成装置を用いて被記録媒体に箔部と画像とを有する箔画像部を形成する画像形成方法において、
前記箔部形成工程と前記画像転写工程との間に、前記箔部が形成された前記被記録媒体を乾燥させる乾燥工程を備える画像形成方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載の画像形成方法において、
前記乾燥工程は前記被記録媒体を加熱することにより行われ、前記乾燥工程では前記一方の面側の温度を前記一方の面と対向する他方の面側の温度よりも低く設定することを特徴とする画像形成方法。
【請求項3】
請求項1記載の画像形成方法において、
前記箔部形成工程は、前記被記録媒体に前記箔を転写させるためのベース画像部を定着させる第1の工程と、前記被記録媒体に定着された前記ベース画像部に前記箔を転写させる第2の工程とを有し、
前記各工程は前記被記録媒体を加熱することにより行われ、前記各工程では前記一方の面側の温度を前記一方の面と対向する他方の面側の温度よりも低く設定することを特徴とする画像形成方法。
【請求項4】
請求項1記載の画像形成方法において、
前記定着工程は前記被記録媒体を加熱することにより行われ、前記定着工程では前記一方の面側の温度を前記一方の面と対向する他方の面側の温度よりも低く設定することを特徴とする画像形成方法。
【請求項5】
請求項2ないし4の何れか一つに記載の画像形成方法において、
前記一方の面側の温度は100℃未満であることを特徴とする画像形成方法。
【請求項6】
請求項1画像形成方法において、
前記画像形成装置は加熱手段と加圧手段とを備え被記録媒体に転写された画像を定着させる定着部を有し、
前記定着工程及び前記乾燥工程は前記被記録媒体が前記定着部を通過する際に行われることを特徴とする画像形成方法。
【請求項7】
請求項6記載の画像形成方法において、
前記乾燥工程は、前記定着部の前記加圧手段側に前記被記録媒体の前記一方の面が、前記加熱手段側に前記被記録媒体の前記一方の面と対向する他方の面が対応するように、前記定着部に対して前記被記録媒体が搬送され、
前記定着工程は、前記定着部の前記加熱手段側に前記被記録媒体の前記一方の面が、前記加圧手段側に前記被記録媒体の前記他方の面が対応するように、前記定着部に対して前記被記録媒体が搬送されることを特徴とする画像形成方法。
【請求項8】
一方の面に箔部が形成された被記録媒体を用いて請求項7記載の画像形成方法を実行可能な画像形成装置であって、
画像形成を行う画像形成部と、
前記画像形成部で形成された画像を前記被記録媒体に転写させる転写部と、
前記定着部と、
前記定着部に対して前記被記録媒体を反転搬送可能な反転搬送部と、
を有する画像形成装置。
【請求項9】
請求項8記載の画像形成装置において、
前記被記録媒体に箔部を形成する箔部形成部を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項8記載の画像形成装置において、
前記乾燥工程を行う乾燥部を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成方法及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
デジタル画像形成が可能な被記録媒体の表面に箔部を形成することにより、光沢性に優れたメタリック調の表現を行うことが可能なデジタル箔加工法が広く知られている。箔部により形成された画像は、表面光沢性の観点でいわゆるメタリックトナーにより形成された画像よりも光沢性に優れ、より高級感あふれる表現が可能である。このようなデジタル箔加工法において、箔部の表面にさらなる画像形成を行って箔画像部を形成すること(オーバープリント工法)により、多彩なメタリック調のフルカラー表現を行う画像形成方法が知られている(たとえば「特許文献1」、「特許文献2」参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したオーバープリント工法では、箔部の表面に転写された箔画像部のトナーを定着させる工程が必要であり、トナーを定着させるべく被記録媒体に対して十分な熱及び圧力を付与する必要がある。この定着工程において、付与する熱量を高めることで箔部の表面に対してトナーを良好に定着させることができる。しかし、高い熱量を箔部の表面に付与すると被記録媒体中の水分が付与された熱により気泡へと変化し、発生した気泡が被記録媒体の箔部に顕出すると箔部の表面が荒れてしまい、箔部の表面の光沢性が低下する場合がある。
本発明は上述した問題点を解決し、箔部の表面の光沢を優れた状態で維持しつつ、十分なトナー定着性を得ることが可能な画像形成方法及び画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の発明は、被記録媒体の一方の面に箔が付着された箔部を形成する箔部形成工程と、前記箔部形成工程後の前記被記録媒体の前記一方の面に画像を転写する画像転写工程と、前記画像転写工程により前記被記録媒体の前記一方の面に転写された画像を定着させる定着工程と、を備え、画像形成装置を用いて被記録媒体に箔部と画像とを有する箔画像部を形成する画像形成方法において、前記箔部形成工程と前記画像転写工程との間に、前記箔部が形成された前記被記録媒体を乾燥させる乾燥工程を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、乾燥工程中に被記録媒体の内部に含有されている水分は気化して他方の面から蒸発するため、一方の面側に形成された箔部には気泡が発生しない。これにより箔部の表面が荒れることが防止され、箔部の表面の光沢を優れた状態で維持しつつ、十分なトナー定着性を得ることが可能な画像形成方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。
本発明の一実施形態に係る箔部形成部を示す概略図である。
本発明の一実施形態に係る箔部形成工程を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に係る被記録媒体に箔画像部を形成する画像転写工程及び定着工程を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に係る被記録媒体に箔画像部を形成する定着工程時に生じる問題点を説明する概略図である。
本発明の一実施形態に係る乾燥工程を説明する概略図である。
本発明の一実施形態を適用可能な液滴吐出装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態を適用可能な他の液滴吐出装置の概略斜視図である。
本発明の一実施形態を適用可能な他の液滴吐出装置の概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタを示している。カラープリンタ1の装置本体2の上部には、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー像を形成するための、画像形成部としてのプロセスカートリッジ3Y,3M,3C,3Kが配置されている。各プロセスカートリッジ3には、それぞれ対応する感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kが設けられている。
図1において、各感光体ドラム4の周囲には、それぞれ帯電装置5Y,5M,5C,5K、現像装置6Y,6M,6C,6K、感光体クリーニング装置7Y,7C,7M,7Kが配置されている。各プロセスカートリッジ3Y,3Mの上方には各感光体ドラム4Y,4Mにレーザ光を照射する光学ユニット8Aが、各プロセスカートリッジ3C,3Kの上方には各感光体ドラム4C,4Kにレーザ光を照射する光学ユニット8Bがそれぞれ配置されている。各光学ユニット8A,8Bは、レーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズ及びミラー等を有する周知の構成である。
【0008】
各プロセスカートリッジ3の下方には、各プロセスカートリッジ3によって形成されたトナー像が転写される、中間転写ベルト9を有する中間転写ユニット10が設けられている。中間転写ユニット10は、中間転写ベルト9を支持する複数のローラを有しており、中間転写ベルト9は駆動ローラ11、従動ローラ12,13、テンションローラ14、二次転写対向ローラ15にそれぞれ掛け渡されている。各ローラ11,12,13,14,15のうち、駆動ローラ11が図示しない駆動モータによって回転駆動されることにより、中間転写ベルト9が図1に矢印で示す時計回り方向に走行駆動される。
【0009】
中間転写ベルト9の内周側であって各感光体ドラム4と対向する位置には、各感光体ドラム4上に形成されたトナー像を中間転写ベルト9上に一次転写させる一次転写ローラ16Y,16M,16C,16Kが設けられている。ここで、各感光体ドラム4への各色トナー像形成と、中間転写ベルト9へのトナー像の一次転写について説明する。
各感光体ドラム4は図1においてそれぞれ反時計回り方向に回転駆動され、それぞれの表面に各除電装置からの除電光が照射されて各感光体ドラム4の表面電位が初期化される。初期化された各感光体ドラム4の表面電位は、各帯電装置5によって一様に所定の極性(本実施形態ではマイナス極性)に帯電される。帯電された各感光体ドラム4の表面に光学ユニット8A,8Bから射出されたレーザービームがそれぞれ照射され、各感光体ドラム4の表面に各色画像に対応した静電潜像がそれぞれ形成される。
【0010】
各感光体ドラム4上に形成された静電潜像は、各現像装置6によってトナー像として可視像化される。一方、各一次転写ローラ16には、各感光体ドラム4上に形成されたトナー像とは逆極性(本実施形態ではプラス極性)の転写電圧が印加される。これにより、各感光体ドラム4とこれに対応する各一次転写ローラ16との間に転写電界が形成され、各感光体ドラム4上の各色トナー像が中間転写ベルト9上に静電的に転写される。このとき、各色トナー像が中間転写ベルト9上に重畳転写されて、中間転写ベルト9上にフルカラートナー像が形成される。各色トナー像を中間転写ベルト9上に転写した各感光体ドラム4は、その表面に付着した転写残トナーを各感光体クリーニング装置7によって除去され、新たな画像形成に備えられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
雲台装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
17日前
花王株式会社
印刷方法
17日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
17日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
28日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
17日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
17日前
株式会社リコー
画像形成装置
13日前
株式会社リコー
画像形成装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る