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公開番号2024077270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189261
出願日2022-11-28
発明の名称包装箱
出願人カンナル印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/43 20060101AFI20240531BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】不正開封を抑止でき、仮に不正開封された場合にはその痕跡を容易に確認できるようにする。
【解決手段】包装箱1は、底壁11と、筒状の外周壁12と、外周壁12の上端開口14を塞ぐ蓋壁41と、蓋壁41に形成されたロック孔50と、ロック孔50に差し込まれて蓋壁41をロックするロック部51とを備える。ロック部51は、貫通孔53aが形成されたロック部本体53と、ロック部本体53の上側に折り返された折返片54と、貫通孔53aを貫通して下向きに突出した抜止片55とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
紙製の包装箱であって、
底壁と、
前記底壁の後縁から上向きに延びる後壁部と、前記底壁の前縁から上向きに延びる前壁部とを有する筒状の外周壁と、
前記後壁部の上縁に連なり、前記外周壁の上端開口を塞ぐ蓋本体と、前記蓋本体の前縁に連なり、前記前壁部の内側に差し込まれた前方差込片とを有する蓋壁と、
前記蓋壁に形成されたロック孔と、
前記ロック孔に差し込まれて前記蓋壁をロックするロック部と
を備え、
前記ロック部は、
前記蓋本体に沿って延び、貫通孔が形成されたロック部本体と、
前記ロック部本体の前記後壁部側の縁に連なり、前記前方差込片側へ延びるように前記ロック部本体の上側に折り返された折返片と、
前記折返片の前記前方差込片側の縁に連なり、前記貫通孔を貫通して下向きに突出し、前記前方差込片に当接可能な抜止片と
を有する、包装箱。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記前壁部は、前記底壁に連なる外板と、この外板の内側に配置された内板とを有する二重壁からなり、
前記ロック部本体、前記折返片及び前記抜止片は、前記内板の一部を切り起こして形成されている、
請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記ロック部は、前記前壁部の上縁から下向きに延びる一対の切断線によって前記前壁部内に画定され、前記前壁部の他の部分に対して前後方向へ変位可能な可動片を有し、
前記ロック部本体は、前記可動片の上端に連設されている、
請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記前壁部は、一対の破断線と、前記一対の破断線それぞれの下端に連なる切断線とで画定され、前記可動片の下側に隣接して設けられた開封操作部を有する、請求項3に記載の包装箱。
【請求項5】
前記蓋本体の前後方向の寸法は、前記後壁部から前記前壁部までの前記外周壁の前後方向の寸法よりも短く、
前記ロック孔への前記ロック部本体の差し込みによって、前記開封操作部は、上側から下側に向けて外側へ傾斜している、
請求項4に記載の包装箱。
【請求項6】
前記外周壁は、前記後壁部及び前記前壁部の双方に対して交差する方向に延びる一対の側壁部を有し、
前記蓋壁は、前記一対の側壁部の内側にそれぞれ配置される一対の側方差込片を有し、
前記一対の側壁部はそれぞれ、前記底壁の側縁から上向きに延びる外板と、この外板の内側に配置された内板とを有する二重壁からなり、
前記一対の側壁部の前記内板の下端にはそれぞれロック溝が設けられ、
前記一対の側方差込片にはそれぞれ、前記側方差込片の外側に折り返され、前記ロック溝に係合するロック片が設けられている、
請求項1又は2に記載の包装箱。
【請求項7】
前記ロック溝は、下端から上端に向けて横幅が漸増した逆台形状であり、
前記ロック片は、下端から上端に向けて横幅が漸減した台形状であり、
前記ロック溝の上端の横幅は、前記ロック片の上端の横幅よりも広く、前記ロック片の下端の横幅よりも狭い、
請求項6に記載の包装箱。
【請求項8】
前記蓋壁には、前記側方差込片を分離するための破断線が設けられている、請求項6に記載の包装箱。
【請求項9】
前記底壁上に配置され、物品を保持するホルダを備え、
前記側方差込片は、前記側壁部と前記ホルダの間に差し込まれている、
請求項6に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正規な開封が行われるまでの間の不正開封を抑止するために、蓋フラップにロック構造を設けた包装箱が開示されている。この包装箱のロック構造は、蓋フラップに設けられたロック孔と、前壁部に設けられており、ロック孔に差し込まれるロック片とを備える。ロック片は、ロック部本体と、ロック部本体の下側に折り返された折返片とを備える。蓋フラップは前壁部の内側に差し込まれる差込片を備え、この差込片は折返片を下側から支持する支持片を備える。ロック孔からロック片を引き抜く不正操作を行うと、支持片に支持された折返片が差込片に当接することで、ロック孔からのロック片の引き抜きが阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-8262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の包装箱では、ロック片による蓋フラップのロック状態で、ロック片を更に押し込むように操作すると、折返片に対する支持片の支持が解除され得る。この状態で、ロック孔からロック片を引き抜く向きに不正操作すると、ロック部本体に対して折返片がフラットな状態になるため、ロック孔からロック片を引き抜くことが可能である。よって、特許文献1の包装箱には、不正操作による開封対策について改良の余地がある。
【0005】
本発明は、不正開封を抑止でき、仮に不正開封された場合にはその痕跡を容易に確認できる包装箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、紙製の包装箱であって、底壁と、前記底壁の後縁から上向きに延びる後壁部と、前記底壁の前縁から上向きに延びる前壁部とを有する筒状の外周壁と、前記後壁部の上縁に連なり、前記外周壁の上端開口を塞ぐ蓋本体と、前記蓋本体の前縁に連なり、前記前壁部の内側に差し込まれた前方差込片とを有する蓋壁と、前記蓋壁に形成されたロック孔と、前記ロック孔に差し込まれて前記蓋壁をロックするロック部とを備え、前記ロック部は、前記蓋本体に沿って延び、貫通孔が形成されたロック部本体と、前記ロック部本体の前記後壁部側の縁に連なり、前記前方差込片側へ延びるように前記ロック部本体の上側に折り返された折返片と、前記折返片の前記前方差込片側の縁に連なり、前記貫通孔を貫通して下向きに突出し、前記前方差込片に当接可能な抜止片とを有する、包装箱を提供する。
【0007】
ロック部が、ロック部本体の上側に折り返された折返片と、貫通孔を貫通して下向きに突出した抜止片とを備える。よって、ロック孔にロック部本体を差し込んだ状態では、蓋本体への折返片の当接によって、抜止片が貫通孔から下側へ突出した状態に維持される。この状態で、ロック孔からロック部本体を引き抜く不正操作を行うと、抜止片が前方差込片に当接するため、ロック孔からのロック部本体の引き抜きが阻止される。
【0008】
一方、ロック孔にロック部本体を更に押し込むように操作しても、貫通孔から下側への抜止片の突出状態、及び蓋本体への折返片の当接状態は、変わらない。よって、ロック孔からロック部本体を無理に引き抜かない限り、蓋壁に対するロック部本体のロックは解除できない。但し、このように不正操作した場合にはロック孔又はロック部が破れる。従って、不正操作による開封を抑止でき、仮に不正開封された場合にはその痕跡を容易に確認できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の包装箱では、不正開封を抑止でき、仮に不正開封された場合にはその痕跡を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る包装箱を示す斜視図。
図1のII-II線断面図。
図1のIII-III線断面図。
封緘前の包装箱の分解斜視図。
包装箱のブランクの平面図。
包装箱の組立過程を示す斜視図。
図5のVII部分の拡大図。
側壁部の内板に形成したロック溝と側方差込片に連設したロック片の関係を示す正面図。
蓋体の開封時及び不正操作時のロック溝とロック片の関係を示す正面図。
ホルダのブランクの平面図。
緩衝材の平面図。
ロック孔にロック片を差し込むときの状態を示す斜視図。
図11Aの断面図。
包装箱の開封過程を示す斜視図。
図12の開封過程における図3と同様の断面図。
包装箱の開封状態を示す斜視図。
不正開封過程の第1段階を示す斜視図。
図15Aの状態を内部から見た斜視図。
不正開封過程の第2段階を示す斜視図。
図16Aの断面図。
変形例のホルダの斜視図。
図17のホルダのブランクの平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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