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公開番号2024077209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189148
出願日2022-11-28
発明の名称加熱処理用包装体
出願人株式会社サンエー化研,味の素株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20240531BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装体内部の水蒸気や内部空気の熱膨張による包装体内部の圧力の変動を抑制して高い圧力を維持しつつ、食材等の内容物を効率よく加熱処理することが可能な加熱処理用包装体を提供する。
【解決手段】本発明に係る加熱処理用包装体は、包装体上から外側に向かって突出するように形成され、内容物を加熱処理して蒸気により内部圧力が上昇したときにその圧力を逃がす長尺状の合掌シール部を有し、合掌シール部は、中央に設けられた第一非シール部と、第一非シール部から合掌シール部の長手方向の両方の端部方向に向かってそれぞれ延在し、さらに包装体外部側の端部Xまで延在する第二非シール部及び第三非シール部と、第二非シール部及び第三非シール部の包装体外部側の端部Xでそれぞれ開口した開口部A及びBとを有し、内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときに第一非シール部と包装体内部とが連通する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を加熱処理するための包装体であって、
前記包装体上から外側に向かって突出するように形成され、前記内容物を加熱処理して蒸気により内部圧力が上昇したときにその圧力を逃がす長尺状の合掌シール部を有し、
前記合掌シール部は、前記合掌シール部の中央に設けられた第一非シール部と、
前記第一非シール部から前記合掌シール部の長手方向の少なくとも一方の端部方向に向かって延在し、その先が前記包装体外部側の端部Xまで延在する第二非シール部と、
前記第二非シール部の前記包装体外部側の端部Xで開口した開口部Aと
を有し、
前記内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときに前記第一非シール部と前記包装体内部とが連通する
加熱処理用包装体。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記合掌シール部は、前記第一非シール部から前記合掌シール部の長手方向の両方の端部方向に向かって、それぞれ延在し、さらに、前記包装体外部側の端部Xまでそれぞれ延在する前記第二非シール部及び第三非シール部と、
前記第二非シール部及び前記第三非シール部の前記包装体外部側の端部Xでそれぞれ開口した前記開口部A及び開口部Bと
を有する
請求項1に記載の加熱処理用包装体。
【請求項3】
前記開口部Aと前記開口部Bとの距離L

は、前記合掌シール部の長手方向の長さL

の30~98%である
請求項2に記載の加熱処理用包装体。
【請求項4】
前記第一非シール部の最短幅W

は、10~80mmである
請求項1又は2に記載の加熱処理用包装体。
【請求項5】
前記第一非シール部の高さH

は、3~40mmである
請求項1又は2に記載の加熱処理用包装体。
【請求項6】
前記第二非シール部及び前記第三非シール部の最短幅W

は、2~20mmである
請求項2に記載の加熱処理用包装体。
【請求項7】
前記第二非シール部及び前記第三非シール部は、少なくとも1回屈曲した形状を有している
請求項2に記載の加熱処理用包装体。
【請求項8】
前記第二非シール部と前記第三非シール部とは、全体としてU字形状をなしている
請求項7に記載の加熱処理用包装体。
【請求項9】
前記合掌シール部は、前記第一非シール部の前記包装体内部側に、前記内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときに容易に剥離する易剥離シール部を有する
請求項1又は2に記載の加熱処理用包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を加熱処理する包装体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、調理済又は半調理済等の食品が耐熱性のプラスチック包装体に充填され、それを食する直前に電子レンジにより加熱調理する包装食品が市場に提供されている。しかし、このような包装食品を電子レンジにより加熱すると、包装体の内部の水蒸気や内部空気の熱膨張によって内部圧力が上昇し、包装体が破裂して内容物が飛散したり、電子レンジ内を汚染したりする欠点があった。
【0003】
電子レンジ調理の前に、あらかじめ包装体に小孔を開けて内部圧力の上昇を抑えることで、包装体の破裂を防止する方法が採られている。しかし、この方法では、発生した水蒸気が直ちに包装体の外へ放出されてしまい、水蒸気による蒸し調理効果が低減してしまうばかりか、包装体内部の食品の乾燥が進行して食味の劣化をきたすこともある。そこで、包装体の内部圧力が上昇した際に通蒸して圧力を逃がすイージーピール部を形成した包装体が知られている。
【0004】
特許文献1には、内容物を加熱処理するための包装体であって、内容物を内部に投入して密封するチャックシール部と、内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときにその圧力を逃がす合掌シール部とを有し、合掌シール部の中央には、合掌シール部の包装体内部側及び包装体外部側の両方に非シール部を有するH字型シール領域が形成されており、H字型シール領域の両脇には、合掌シール部の包装体内部側のみに非シール部を有する逆U字型シール領域が形成されている加熱処理用包装体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-196307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、このような加熱処理用包装体を用いて内容物に加熱処理をするに当たって、より高い圧力で加熱処理を行うことで、内容物を柔らかく、そして、味のしみこみを向上させたいというニーズがある。しかしながら、従来の加熱処理用包装体は、加熱処理をした際に、十分に高い圧力を維持することが難しかった。
【0007】
そこで、本発明は、包装体内部の水蒸気や内部空気の熱膨張による包装体内部の圧力の変動を抑制して高い圧力を維持しつつ、食材等の内容物を効率よく加熱処理することが可能な加熱処理用包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る加熱処理用包装体は、内容物を加熱処理するための包装体であって、
前記包装体上から外側に向かって突出するように形成され、前記内容物を加熱処理して蒸気により内部圧力が上昇したときにその圧力を逃がす長尺状の合掌シール部を有し、
前記合掌シール部は、前記合掌シール部の中央に設けられた第一非シール部と、
前記第一非シール部から前記合掌シール部の長手方向の少なくとも一方の端部方向に向かって延在し、その先が前記包装体外部側の端部Xまで延在する第二非シール部と、
前記第二非シール部の前記包装体外部側の端部Xで開口した開口部Aと
を有し、
前記内容物を加熱処理して内部圧力が上昇したときに前記第一非シール部と前記包装体内部とが連通する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、包装体内部の水蒸気や内部空気の熱膨張による包装体内部の圧力の変動を抑制して高い圧力を維持しつつ、食材等の内容物を効率よく加熱処理することが可能な加熱処理用包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る加熱処理用包装体の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の他の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の他の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の他の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の他の構成例を示す模式図である。
本発明に係る加熱処理用包装体の合掌シール部の他の構成例を示す模式図である。
比較例で用いる加熱処理用包装体の合掌シール部の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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