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公開番号2024077173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189072
出願日2022-11-28
発明の名称車両監視装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20240531BHJP(計算;計数)
要約【課題】車両で発生する不特定の異常を監視可能とする。
【解決手段】車両監視装置10のプロセッサ11は、車載装置で発生したイベントのログ情報を取得することと、取得したログ情報に基づいて診断の要否を判定することと、診断要と判定した場合に診断データを外部のサーバ26に送信することと、を行う。プロセッサ11がサーバ26に送信する診断データには、診断要との判定したログ情報と、診断要との判定前後に取得したログ情報と、が含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される車両監視装置であって、
車載装置で発生したイベントのログ情報を取得することと、
取得したログ情報に基づいて診断の要否を判定することと、
診断要と判定した場合に診断データを外部のサーバに送信することと、
を行うプロセッサを有しており、
前記診断データには、診断要との判定したログ情報と、診断要との判定前に取得したログ情報と、が含まれる
車両監視装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記診断データには、診断要と判定後に取得したログ情報が含まれる請求項1に記載の車両監視装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、診断要との判定が2回行われ、かつ1回目の判定に応じて前記サーバに送信すべき第1の診断データと、2回目の判定に応じて前記サーバに送信すべき第2の診断データと、に重複するログ情報が含まれる状態となる場合、前記第1の診断データと前記第2の診断データをマージした単一の診断データを前記サーバに送信する請求項2に記載の車両監視装置。
【請求項4】
前記診断データは、既定期間に取得したログ情報の集合であり、前記既定期間は、診断要と判定したログ情報の取得時を基準に設定されている請求項1に記載の車両監視装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、取得したログ情報が示すイベントの発生パターンが、複数のパターンのいずれかにマッチする場合に診断要と判定し、かつマッチしたパターンにより前記既定期間を変更する請求項4に記載の車両監視装置。
【請求項6】
前記診断データは、イベントの発生順序が連続した既定数のログ情報の集合である請求項1に記載の車両監視装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、取得したログ情報が示すイベントの発生パターンが、複数のパターンのいずれかにマッチする場合に診断要と判定し、かつマッチしたパターンにより前記既定数を変更する請求項6に記載の車両監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車両監視装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
上記のような車両監視装置として、特許文献1に記載のシステムが知られている。この文献の車両監視装置は、車載装置で発生したイベントのログ情報を取得して診断の要否を判定する。そして、この車両監視装置は、診断要と判定したイベントのログ情報を外部のサーバに送信する。サーバは、受信したログ情報に基づいて、異常の有無を診断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サイバー攻撃等の不特定の脅威による異常を監視の対象に含める場合、異常の疑いがあると判定されたイベントのログ情報だけでは、サーバが異常の有無を的確に診断できない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両監視装置は、車両に搭載される。同車両監視装置は、車載装置で発生したイベントのログ情報を取得することと、取得したログ情報に基づいて診断の要否を判定することと、診断要と判定した場合に診断データを外部のサーバに送信することと、を行うプロセッサを有している。診断データには、診断データには、診断要との判定したログ情報と、診断要との判定前に取得したログ情報と、が含まれている。
【0006】
不特定の脅威による車載装置の異常を監視の対象に含める場合、異常時に発生するイベントが不明確であるため、診断要と判定したイベントのログ情報だけでは、異常を的確に診断できない場合がある。異常時には、診断要と判定する前にも、不特定の脅威による異常時には、診断要と判定したログ情報の取得前にも、異常の兆候となるイベントが発生している場合がある。そのため、不特定の脅威により異常についても、異常の有無や種別を診断できる可能性が高くなる。したがって、上記車両監視装置には、既知ではない不特定の異常も監視できるようにするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の車両監視装置の構成を模式的に示す図である。
同実施形態の車両監視装置が実行する監視ルーチンのフローチャートである。
第2実施形態の車両監視装置が実行する監視ルーチンのフローチャートである。
車両監視装置の変更例が実行する監視ルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、車両監視装置の第1実施形態を、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
<車両監視装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の車両監視装置10を搭載した車両20は、複数の電子制御ユニット22が車載装置として設けられている。電子制御ユニット22は、車両20が有する車載コンピュータであり、プログラムを実行することで所定の機能を実現する。複数の電子制御ユニット22には、例えばエンジン制御機能を有する電子制御ユニット、変速制御機能を有する電子制御ユニット、操舵制御機能を有する電子制御ユニット、ブレーキ制御機能を有する電子制御ユニットが含まれる。各電子制御ユニット22は、車載ネットワーク21に接続されている。
【0009】
車両監視装置10は、車載ネットワーク21に接続されており、各電子制御ユニット22と相互にデータを送受信することが可能である。車両監視装置10は、プロセッサ11とストレージ12とを備えている。プロセッサ11は、プログラムを実行することで、車載装置の監視機能を実現する。ストレージ12は、監視に用いるデータを記憶する記憶装置である。
【0010】
各電子制御ユニット22には、セキュリティセンサ23が設置されている。セキュリティセンサ23は、設置された電子制御ユニット22において、異常の兆候となるイベントの発生を検知する。そして、セキュリティセンサ23は、そうしたイベントを検知すると、同イベントのログ情報を生成して車両監視装置10に送信する。ここでの異常には、車外からのサイバー攻撃により生じた異常が含まれる。イベントには、電子制御ユニット22が実行したプロセス、他の車載装置や車外の装置とのアクセス等が含まれる。セキュリティセンサ23が車両監視装置10に送信するログ情報には、イベントの種別を示す情報が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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