TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024075716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-04
出願番号2024046429,2021536031
出願日2024-03-22,2019-12-19
発明の名称T細胞リンパ腫およびT細胞白血病に対するCD2/5/7ノックアウト抗CD2/5/7キメラ抗原受容体T細胞の使用
出願人ザ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ ペンシルバニア
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 35/17 20150101AFI20240528BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】T細胞リンパ腫及びT細胞白血病を処置するための組成物および方法を提供する。
【解決手段】抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むキメラ抗原受容体(CAR)を含む第1の改変細胞を該対象へ投与する工程、及び内在性CD5遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を該対象へ投与する工程、を含むがんを処置する方法とする。前記抗原結合ドメインはCD2、CD5又はCD7と結合できる抗原結合ドメインであることが好ましく、前記内在性CD5遺伝子はCRISPER/Cas9法でノックアウトされていることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
以下の工程を含む、それを必要とする対象においてがんを処置する方法:
抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むキメラ抗原受容体(CAR)を含む第1の改変細胞を該対象へ投与する工程、および
内在性CD5遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を該対象へ投与する工程。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
内在性CD5遺伝子が、CRISPR法を使用してノックアウトされている、請求項1記載の方法。
【請求項3】
CRISPR法がCRISPR/Cas9法である、請求項2記載の方法。
【請求項4】
CRISPR/Cas9法が、SEQ ID NO:23のヌクレオチド配列を含むsgRNAを利用する、請求項3記載の方法。
【請求項5】
CARの抗原結合ドメインが、CD5、CD19、CD2、CD7、腫瘍特異抗原(TSA)、腫瘍関連抗原(TAA)、グリオーマ関連抗原、癌胎児抗原(CEA)、β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン、αフェトプロテイン(AFP)、レクチン反応性AFP、サイログロブリン、RAGE-1、MN-CA IX、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素、RU1、RU2(AS)、腸カルボキシルエステラーゼ、mut hsp70-2、M-CSF、プロスターゼ(prostase)、前立腺特異抗原(PSA)、PAP、NY-ESO-1、LAGE-1a、p53、プロステイン(prostein)、PSMA、Her2/neu、サバイビン、テロメラーゼ、前立腺癌腫瘍抗原-1(PCTA-1)、MAGE、ELF2M、好中球エラスターゼ、エフリンB2、CD22、インスリン増殖因子(IGF)-I、IGF-II、IGF-I受容体、メソテリン、MART-1/メランA(MART-I)、gp100(Pmel 17)、チロシナーゼ、TRP-1、TRP-2、MAGE-1、MAGE-3、BAGE、GAGE-1、GAGE-2、p15、Ras、BCR-ABL、E2A-PRL、H4-RET、IGH-IGK、MYL-RAR、EBVA、HPV抗原E6、HPV抗原E7、TSP-180、MAGE-4、MAGE-5、MAGE-6、RAGE、NY-ESO、p185erbB2、p180erbB-3、c-met、nm-23H1、PSA、TAG-72、CA 19-9、CA 72-4、CAM 17.1、NuMa、K-ras、β-カテニン、CDK4、Mum-1、p 15、p 16、43-9F、5T4、791Tgp72、α-フェトプロテイン、β-HCG、BCA225、BTAA、CA 125、CA 15-3\CA 27.29\BCAA、CA 195、CA 242、CA-50、CAM43、CD68\P1、CO-029、FGF-5、G250、Ga733\EpCAM、HTgp-175、M344、MA-50、MG7-Ag、MOV18、NB/70K、NY-CO-1、RCAS1、SDCCAG16、TA-90\Mac-2結合タンパク質\シクロフィリンC関連タンパク質、TAAL6、TAG72、TLP、およびTPSからなる群より選択される抗原と結合することができる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
CARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:31~36、43~48、53~58、65~70、83~88、および95~100からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む相補性決定領域(CDR)を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項7】
CARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:29、41、51、63、75、81、および93からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
CARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:30、42、52、64、76、82、および94からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項9】
CARの抗原結合ドメインが、SEQ ID NO:27、28、39、40、50、61、62、73、74、79、80、91、および92からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むscFvを含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
CARが、SEQ ID NO:25、26、37、38、49、59、60、71、72、77、78、89、および90からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、その全体が参照により本明細書に組み入れられる2018年12月19日に出願された米国仮特許出願第62/782,131号に基づく、35 U.S.C.§119(e)による優先権を有する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
発明の背景
T細胞リンパ腫およびT細胞白血病は、T細胞前駆細胞または分化T細胞に由来する侵襲性の新生物である。成熟T細胞リンパ腫または末梢性T細胞リンパ腫は、全ての非ホジキンリンパ腫の10%~15%、または米国内の年間およそ7,000~10,000例を占める。T細胞リンパ腫およびT細胞白血病は、予後不良であり、利用可能な処置がほとんど存在しない。キメラ抗原受容体T細胞(CART)治療は、B細胞性新生物に対する効力を示したが、大部分の標的抗原が正常細胞と悪性細胞との間で共有されており、CAR T細胞の兄弟殺しをもたらすため、CAR T細胞の成功をT細胞悪性腫瘍へ拡張することは困難である。
【0003】
T細胞リンパ腫およびT細胞白血病を処置するための組成物および方法、ならびにCAR T細胞の兄弟殺しを排除する方法が、必要とされている。本発明は、この必要性を解決する。
【発明の概要】
【0004】
本明細書に記載されるように、本発明は、CD2、CD5、またはCD7を標的とするCAR T細胞、およびCD2、CD5、またはCD7がノックアウトされている改変細胞を利用する組成物および方法に関する。
【0005】
1つの局面において、本発明は、それを必要とする対象においてがんを処置する方法を含む。本法は、抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むキメラ抗原受容体(CAR)を含む第1の改変細胞を対象へ投与する工程、および内在性CD5遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を対象へ投与する工程を含む。
【0006】
もう1つの局面において、本発明は、それを必要とする対象においてがんを処置する方法を含む。本法は、CD2に結合することができる抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むキメラ抗原受容体(CAR)を含む第1の改変細胞を対象へ投与する工程、および内在性CD2遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を対象へ投与する工程を含む。
【0007】
さらにもう1つの局面において、本発明は、それを必要とする対象においてがんを処置する方法を含む。本法は、CD5に結合することができる抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むCARを含む第1の改変細胞を対象へ投与する工程、および内在性CD5遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を対象へ投与する工程を含む。
【0008】
さらにもう1つの局面において、本発明は、CD7に結合することができる抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むCARを含む第1の改変細胞を対象へ投与する工程、および内在性CD7遺伝子がノックアウトされている第2の改変細胞を対象へ投与する工程を含む、それを必要とする対象においてがんを処置する方法を含む。
【0009】
本発明のもう1つの局面は、CD2に結合することができる抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むCARを含む核酸を含む。
【0010】
本発明のさらにもう1つの局面は、CD5に結合することができる抗原結合ドメインと膜貫通ドメインと細胞内ドメインとを含むCARを含む核酸を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
蓋付きしびん
1か月前
個人
入れ歯
1か月前
個人
エアリフター
4か月前
個人
聴診器
1か月前
個人
段差昇降装置
4か月前
個人
逆流防止用具
4か月前
個人
介護浴槽
1か月前
個人
シミ皮膚改善剤
4か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
入浴介護補助装置
1か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
1か月前
株式会社コーセー
組成物
3か月前
個人
スプレー式目薬容器
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
株式会社東亜産業
温熱具
3か月前
個人
電動式孫の手
3か月前
株式会社いうら
介助リフト
2か月前
個人
根管治療用のファイル
3か月前
個人
マッサージガン保持具
2か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
4か月前
個人
光脱毛器
4か月前
株式会社ニデック
検眼装置
3か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
3か月前
個人
弾性材一体コルセット
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
20日前
個人
健康装身具
2か月前
個人
口腔用器具
1か月前
個人
つぼ刺激用テープ
3か月前
個人
色調採得支援方法
15日前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚用化粧料
1か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
16日前
東レ株式会社
浄化モジュール
20日前
株式会社ノエビア
シワ改善剤
2か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
3か月前
株式会社ニデック
OCT装置
3か月前
続きを見る