TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024075416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186864
出願日2022-11-22
発明の名称アスファルト舗装の補修方法
出願人前田道路株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類E01C 23/00 20060101AFI20240527BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】廃棄材料の発生を抑制し、補修にかかるコストを低減することができるアスファルト舗装の補修方法を提供する。
【解決手段】床版1上に骨材20を敷きならす敷きならし工程と、アスファルトおよび潤滑性固化材を含むバインダーにアルカリ性添加材を添加して混合し、バインダー混合物30を得る混合工程と、前記骨材20が敷きならされた箇所にバインダー混合物30を流し込む充填工程と、前記骨材20およびバインダー混合物30を養生し舗装体を得る養生工程と、備えるアスファルト舗装の補修方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床版上に骨材を敷きならす敷きならし工程と、
アスファルトおよび潤滑性固化材を含むバインダーにアルカリ性添加材を添加して混合し、バインダー混合物を得る混合工程と、
前記骨材が敷きならされた箇所にアスファルトを含む前記バインダー混合物を流し込む充填工程と、
前記骨材およびバインダー混合物を養生し舗装体を得る養生工程と、備えるアスファルト舗装の補修方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記骨材として、4.75mmフルイ通過質量百分率が3%以下である単粒度砕石を用いる請求項1に記載のアスファルト舗装の補修方法。
【請求項3】
前記充填工程において、前記バインダー混合物を、前記床版上に敷きならされた前記骨材100重量部に対して、10~50重量部となる量流し込む請求項1または2に記載のアスファルト舗装の補修方法。
【請求項4】
前記潤滑性固化材が、脂肪酸を含有する請求項1または2に記載のアスファルト舗装の補修方法。
【請求項5】
前記潤滑性固化材が、トール油脂肪酸および/またはトール油脂肪酸エステルを含有する請求項1または2に記載のアスファルト舗装の補修方法。
【請求項6】
前記潤滑性固化材が、炭素数6~30の分岐鎖飽和脂肪酸を含有する請求項1または2に記載のアスファルト舗装の補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト舗装の補修方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
アスファルト舗装として、流動性のあるグースアスファルト混合物を流し込み敷きならすことで施工されるグースアスファルト舗装が知られている。グースアスファルト舗装は、床版防水層に用いられ、高い水密性とたわみ性とを有することを特徴とする。グースアスファルト舗装に用いられるグースアスファルト混合物は、アスファルトにトリニダッドレイクアスファルトまたは熱可塑性エストラマーなどの改質材を混合したアスファルトと粗骨材、細骨材およびフィラーを配合された混合物である。このグースアスファルト混合物は、流し込み可能な作業性および流動性を確保するために、クッカと呼ばれる加熱混合装置を備えたクッカ車で200℃以上の高温で加熱撹拌しながら運搬される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-031619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、クッカ車でグースアスファルト混合物を撹拌するには、撹拌の機構上、最低でもクッカ車の最大積載量の半分程度(約4トン)の混合物を製造する必要がある。しかしながら、アスファルト舗装の小規模の補修を行う場合には、グースアスファルト混合物の使用量が1トン未満であることが多いため、クッカ車を用いて小規模なアスファルト補修を行った場合、廃棄材料が多く発生したり、補修に係るコストが増大してしまったりするという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、廃棄材料の発生を抑制し、補修にかかるコストを低減することができるアスファルト舗装の補修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、床版上に骨材を敷きならす敷きならし工程と、アスファルトおよび潤滑性固化材を含むバインダーにアルカリ性添加材を添加して混合し、バインダー混合物を得る混合工程と、骨材が敷きならされた箇所にバインダー混合物を流し込む充填工程と、骨材およびバインダー混合物を養生し舗装体を得る養生工程と、備えるアスファルト舗装の補修方法によれば、上記の課題を解決することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明の態様1によれば、床版上に骨材を敷きならす敷きならし工程と、アスファルトおよび潤滑性固化材を含むバインダーにアルカリ性添加材を添加して混合し、バインダー混合物を得る混合工程と、前記骨材が敷きならされた箇所にアスファルトを含む前記バインダー混合物を流し込む充填工程と、前記骨材およびバインダー混合物を養生し舗装体を得る養生工程と、備えるアスファルト舗装の補修方法が提供される。
【0008】
また、本発明の態様2によれば、前記前記骨材として、4.75mmフルイ通過質量百分率が3%以下である単粒度砕石を用いる態様1に記載のアスファルト舗装の補修方法が提供される。
【0009】
また、本発明の態様3によれば、前記充填工程において、前記バインダー混合物を、前記床版上に敷きならされた前記骨材100重量部に対して、10~50重量部となる量流し込む態様1または2に記載のアスファルト舗装の補修方法が提供される。
【0010】
また、本発明の態様4によれば、前記潤滑性固化材が、脂肪酸を含有する態様1~3のいずれかに記載のアスファルト舗装の補修方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

前田道路株式会社
アスファルト舗装の補修方法
21日前
個人
吐出管及び送風作業機
18日前
個人
チェーンポールスタンド
11日前
株式会社ダイクレ
橋梁
1か月前
SUS株式会社
柱材用アンカ
4日前
阪上工業株式会社
合成樹脂製の車止め
今日
株式会社オーイケ
橋台ブロックおよび橋梁
25日前
個人
安全装置及びアスファルトフィニッシャ
1か月前
大鉄工業株式会社
線路用バラスト整理装置
1か月前
株式会社山崎歯車製作所
溝付きレール用研磨装置
17日前
住友建機株式会社
アスファルトフィニッシャ
25日前
個人
面状温度調整装置
25日前
サンコー企画株式会社
屋外路面シート及びその製造方法
18日前
株式会社ケー・エフ・シー
遮音壁構造及びその構築方法
1か月前
松本油脂製薬株式会社
アスファルトのタック防止剤およびその利用
11日前
株式会社中山商店
レールの固定構造並びに枕木体装置
1か月前
エアロファシリティー株式会社
屋上設置の飛行体用の離着陸場
1か月前
個人
衝撃吸収機構及び除雪板
26日前
エコモット株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
11日前
高周波熱錬株式会社
プレストレス導入ユニット
1か月前
高周波熱錬株式会社
プレストレス導入ユニット
1か月前
個人
防護柵の取付構造および取替方法
1か月前
鹿島建設株式会社
プレキャストコンクリート床版
26日前
JFE建材株式会社
遮音パネル及び遮音壁
1か月前
仲山鉄工株式会社
操作支援装置を具えたコンクリートカッター
4日前
清水建設株式会社
プレキャスト床版継手構造
28日前
JFEスチール株式会社
閉断面リブ鋼床版
1か月前
株式会社京都スペーサー
サインコーン表示装置
27日前
株式会社高知丸高
橋梁の施工方法及びその橋梁
13日前
前田道路株式会社
アスファルト舗装の補修方法
21日前
大鉄工業株式会社
まくらぎ束グリップアタッチメント
1か月前
沖電気工業株式会社
移動体、規制材の復旧方法、及びプログラム
14日前
カナフレックスコーポレーション株式会社
床版接続構造
21日前
大鉄工業株式会社
まくらぎ間隔割付装置
1か月前
株式会社三和鉄工
ブラケット支持用アンカーボルト及びブラケット支持構造
今日
サンヨー宇部株式会社
コンクリートブロック及びその製造方法、並びに駐車場
25日前
続きを見る