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公開番号2024076472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188009
出願日2022-11-25
発明の名称屋外路面シート及びその製造方法
出願人サンコー企画株式会社
代理人個人
主分類E01F 9/512 20160101AFI20240530BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 比較的簡易な工程で、基材シートの脱落を防止できる。
【解決手段】 屋外路面シートの製造方法は、施工時の加熱によって軟化又は溶融する熱可塑性の基材シートを複数配置して、配置された一つの基材シートの端面の少なくとも一部を、配置された他の基材シートの端面と接触させる配置工程と、配置された複数の基材シートを第1の温度帯で加熱する第1の加熱工程と、前記第1の温度帯で加熱された複数の基材シートを、前記第1の温度帯よりも高い第2の温度帯で加熱する第2の加熱工程とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
施工時の加熱によって軟化又は溶融する熱可塑性の基材シート
を複数備え、
複数の前記基材シートのうち、一つの基材シートの端面の少なくとも一部が、他の基材シートの端面と接触しており、
接触している端面の少なくとも一部が溶着している
屋外路面シート。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
接触している前記端面において、前記基材シートの厚み方向で溶着状態が異なる
請求項1に記載の屋外路面シート。
【請求項3】
接触している前記端面において、前記基材シートの表面又は裏面の一方の面側のみが溶着し、前記基材シートの他方の面側は溶着していない
請求項2に記載の屋外路面シート。
【請求項4】
接触している端面において、2つの前記基材シートの裏面側は、表面側よりも高さが一致しており、
接触している前記端面において、前記基材シートの裏面側のみが溶着している
請求項3に記載の屋外路面シート。
【請求項5】
施工時の加熱によって軟化又は溶融する熱可塑性の基材シートを複数配置して、配置された一つの基材シートの端面の少なくとも一部を、配置された他の基材シートの端面と接触させる配置工程と、
配置された複数の基材シートを第1の温度帯で加熱する第1の加熱工程と、
前記第1の温度帯で加熱された複数の基材シートを、前記第1の温度帯よりも高い第2の温度帯で加熱する第2の加熱工程と
を有する屋外路面シートの製造方法。
【請求項6】
前記第1の加熱工程では、平面上に載置された複数の前記基材シートに対して、上方から加熱し、
前記第2の加熱工程では、複数の前記基材シートを下方から加熱する
請求項5に記載の屋外路面シートの製造方法。
【請求項7】
前記第1の温度帯は、前記基材シートが軟化する温度帯であり、
前記第2の温度帯は、前記基材シートの一部が溶融する温度帯であり、
前記第2の温度帯で加熱された複数の基材シートを冷却する冷却工程
をさらに有する請求項6に記載の屋外路面シートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外路面シート及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数のシートを組み合わせて路面に線や文字等を標示する屋外路面シートに関しては種々の発明が開示されている。例えば、特許文献1には、道路標示シート裏面に熱可塑性接着剤を塗布することで、基材シート2aの孔部から各基材シート2bが脱落しないようにした道路標示シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-31795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1に示される道路標示シートは、各基材シートの裏面に熱可塑性接着剤を架け渡すようにスプレー塗布し膜部を形成することで組込みシートの脱落を防止したものである。
特許文献1に示される道路標示シートは、各基材シートを嵌め込んだ後、1枚ずつシート裏面に熱可塑性接着剤を蜘蛛の巣状にスプレー塗布する必要があり、塗布工程はスプレー塗布スペースや排気設備が必要でシート1枚毎の移動を手作業で行う必要がある。
【0005】
また、特許文献1に示される道路標示シートは裏面に熱可塑性接着剤が塗布されており、施工のための加熱で各基材シートと熱可塑性接着剤はそれぞれ軟化、溶融し熱可塑性接着剤が路面に付着するものである。特許文献1によれば熱可塑性接着剤の軟化点は道路標示シートよりも高いものを利用していると記されているが、施工のための加熱で道路標示シートが先に軟化・溶融するため、熱可塑性接着剤が十分に軟化・溶融せず、熱可塑性接着剤の接着性が発揮されない可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る屋外路面シートは、施工時の加熱によって軟化又は溶融する熱可塑性の基材シートを複数備え、複数の前記基材シートのうち、一つの基材シートの端面の少なくとも一部が、他の基材シートの端面と接触しており、接触している端面の少なくとも一部が溶着している。
【0007】
好適には、接触している前記端面において、前記基材シートの厚み方向で溶着状態が異なる。
【0008】
好適には、接触している前記端面において、前記基材シートの一方の面側のみが溶着し、前記基材シートの他方の面側は溶着していない。
【0009】
好適には、接触している端面において、2つの前記基材シートの裏面側は、表面側よりも高さが一致しており、接触している前記端面において、前記基材シートの裏面側のみが溶着している。
【0010】
また、本発明に係る屋外路面シートの製造方法は、施工時の加熱によって軟化又は溶融する熱可塑性の基材シートを複数配置して、配置された一つの基材シートの端面の少なくとも一部を、配置された他の基材シートの端面と接触させる配置工程と、配置された複数の基材シートを第1の温度帯で加熱する第1の加熱工程と、前記第1の温度帯で加熱された複数の基材シートを、前記第1の温度帯よりも高い第2の温度帯で加熱する第2の加熱工程とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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