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公開番号2024126161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034376
出願日2023-03-07
発明の名称コンクリート構造物の構築方法
出願人五洋建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E01D 19/02 20060101AFI20240912BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】簡便な構造で効率よく軽量型枠部材の浮き上がりや水平移動を規制することができるコンクリート構造物の構築方法の提供。
【解決手段】このコンクリート構造物1の構築方法は、既設コンクリート部2の上面に突出した土台部7を形成し、土台部7上に軽量埋設型枠5を設置した後、土台部7と軽量埋設型枠5との接合目地部の外周面を全周に亘って土台部7の外周面と軽量埋設型枠5に跨って貼着されるシール材8によって封鎖し、しかる後、土台部7及び軽量埋設型枠5の周囲にコンクリートCを打設する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
既設コンクリート部の上面部に1又は複数の軽量型枠部材からなる軽量埋設型枠を設置するとともに、該軽量埋設型枠の周囲にコンクリートを打設して内部に前記軽量埋設型枠を埋設するコンクリート構造物の構築方法において、
前記既設コンクリート部の上面に突出した土台部を形成し、該土台部上に前記軽量埋設型枠を設置した後、
前記土台部と前記軽量埋設型枠との接合目地部の外周面を全周に亘って前記土台部の外周面と前記軽量埋設型枠に跨って貼着されるシール材によって封鎖し、
しかる後、前記土台部及び軽量埋設型枠の周囲にコンクリートを打設することを特徴としてなるコンクリート構造物の構築方法。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記土台部及び軽量埋設型枠の周囲に下方より満遍なくコンクリートを打設する請求項1に記載のコンクリート構造物の構築方法。
【請求項3】
幅方向に向けた複数の補強材を備える前記シール材を前記接合目地部の外周面に貼着し、前記補強材を前記土台部の外周面と前記軽量埋設型枠に跨って配置する請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の構築方法。
【請求項4】
前記シール材を貼着した後、前記土台部と前記軽量埋設型枠との接合目地部の少なくとも対角位置の2カ所の隅部に該隅部を構成する両面に跨る位置ずれ防止部材を固定する請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の構築方法。
【請求項5】
前記土台部の上面部又は前記軽量埋設型枠の下面部の何れか一方に設けられた凸部と、前記土台部の上面部又は前記軽量埋設型枠の下面部の何れか他方に設けられ、前記凸部と互いに嵌合する凹部とを備えている請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の構築方法。
【請求項6】
前記土台部が土台部上面より高い内壁面を有する型枠に囲まれ、該内壁面と前記土台部及び軽量埋設型枠の外周面との間にコンクリートを打設する請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡スチロール等の軽量型枠部材からなる軽量埋設型枠を用いたコンクリート構造物の構築方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンクリート構造物では、工期の短縮や、揺れなどによる慣性力を低減すること等を目的として、コンクリート構造物の内部に中空部を設け、軽量化を図ることが知られている。
【0003】
このような中空部を有する構造物は、一般的に、構造物の外形を形成する外型枠の内側に中空部を形成するための内型枠を設置し、外型枠と内型枠との間の空間にコンクリートを打設することによって構築されていた。
【0004】
しかしながら、このような内型枠を用いた工法は、内型枠の設置やそれに使用する支保工等の設置や撤去に熟練度と多くの人員を要し、工期が長期化するという課題があった。
【0005】
そこで、近年では、内型枠や支保工の設置、撤去に係る作業の省略による工期短縮及び人員の削減を目的とし、発泡スチロール等からなる複数の軽量型枠部材(EPS)を埋設型枠として使用する工法(以下、EPS工法という)が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
このEPS工法は、基礎又は既設部分等の既設コンクリート部の上面に上下及び水平方向に複数の軽量型枠部材を積み上げて組み立てた後、軽量埋設型枠の外側に軽量埋設型枠の周面と間隔をおいて外型枠を設置し、外型枠と軽量埋設型枠との間にコンクリートを打設して周壁部を形成するようになっている。
【0007】
一方、EPS等の軽量型枠部材の密度は、0.01~0.03g/cm

程度であり、軽量埋設型枠の周りに打設される生コンクリートの密度(2.3~2.4g/cm

)と比べて非常に小さい。
【0008】
よって、外型枠と軽量埋設型枠との間にコンクリートを打設する際、軽量埋設型枠を構成する軽量型枠部材が固定されていない状態では、軽量埋設型枠に浮力が生じ、軽量埋設型枠と既設コンクリート部との間に生コンクリートが流入し、軽量埋設型枠を載置した既設コンクリート部の上面から浮き上がってしまうおそれがあった。
【0009】
また、軽量埋設型枠の周囲にコンクリートが打設されると、軽量埋設型枠の外周面には、コンクリートによる圧力(側圧)が作用するため、その側圧に偏りがあると軽量埋設型枠が所定の位置から水平方向に移動してしまうおそれがあった。
【0010】
そこで、このEPS工法では、既設コンクリートの上面部に軽量埋設型枠を固定し、コンクリート打設時の軽量埋設型枠の浮き上がりや水平移動を規制する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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