TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024113276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018137
出願日2023-02-09
発明の名称防護柵
出願人個人
代理人
主分類E01F 7/04 20060101AFI20240815BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】比較的簡易な構造でコスト縮減や工期短縮を図り、土石流、土砂崩壊及び流木による被害を抑えること。また、小規模な渓谷部でも構築することができ、その結果、土石流、土砂崩壊及び流木による被害を効果的に低減することが可能な防護柵を提供すること。
【解決手段】山間部等の道路や居住地区に近接する小規模な渓谷等の谷(V)に設けられる防護柵(100)は、谷を横切る方向に沿って配置され、それぞれが地盤(G)に立設された2つ以上の柱部(1)と、柱部(1)との間に設置された網材(2)と、端部の柱部(1)と外側の地山(4)との間に板材(5)と、を備えている。なお、この板材(5)の設置による水制機能により、土石流、土砂及び流木の捕捉率を高めることができる。また、防護柵(100)周辺における地山(4)上の斜面の山脚の固定を図ることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
谷に設けられる防護柵であって、
谷を横切る方向に沿って配置され、それぞれが地盤に立設された2つ以上の柱部と、
柱部の設置方向に沿って架け渡して設けられた網材と、
端部の柱部と外側の地山との間に設けられた板材と、
を備えることを特徴とする防護柵。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記網材の目が六角形の形状である請求項1に記載の防護柵。
【請求項3】
前記板材が側部の地山に設けられた留め具を介して支えられている請求項1に記載の防護柵。
【請求項4】
前記柱部を安定させるための上弦材を備えた請求項1に記載の防護柵。
【請求項5】
前記網材は、前記柱部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の防護柵。
【請求項6】
前記板材は、前記柱部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の防護柵。
【請求項7】
小規模な渓谷に設けられた請求項1に記載の防護柵。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に、道路や居住地区に近接する比較的に小さな渓谷に設置され、土石流、土砂崩壊及び流木による道路や居住地域の災害を抑える防護柵に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
山間部等においては、宅地造成や道路の新設によって谷地形が山の裾に進出している場合があり、その進出している領域が小規模な渓谷となっている。小規模な渓谷は、周囲が山の急斜面に囲まれていることから、降雨等によって斜面が崩壊した際に、土砂や流木等を含んだ土石流が小規模な渓谷に流れ込み、小規模な渓谷から住宅地や道路に広がった大きな土砂災害が発生する。
このような小規模な渓谷においては、斜面の崩壊による土砂の発生と、水や流木を含んだ土石流の発生とが想定され、従来の大規模な砂防堰堤ではなく、小規模な谷の地形条件に応じた透過性を有するそれぞれの多種の材料を用いた小規模な対策工が提案されている。
この対策工の方法として、谷中央部に鋼材を組み合わせて、剛な構造で土砂や流木を捕捉して防止している(例えば、特許文献1参照)。一方、支柱に金網やワイヤーロープを張ったフェンスを設けて、エネルギーを吸収して流木や土砂を捕捉している対策工がある。(例えば、特許文献2,3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017ー141568号公報(防護柵)
特開2019ー157384号公報(堰堤)
特許第6990474号公報(防護柵)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらは、次のような欠点があった。
従来、鋼製を組み立てられた防護柵と地山との端部に隙間がある場合、上流から流出してきた土砂はこれらの端部にある隙間から流出し、顕著に捕捉機能が低下することが確認されている。
一方、谷全面を透過性の網材のみで架け渡した場合、その網材のメッシュの間の隙間から細かい細粒分土砂が流水とともに網材を通過して下流へ流出し、十分な捕捉機能が期待できないおそれが確認されている。
また、小規模な渓谷において、コンクリート等の不透過性の特徴を有する擁壁構造のみを設置する場合、日常的な流水とともなって細粒分の土砂が流出することなく上流側で全て受け止めて捕捉されるため、頻繁な除石管理が必要となって維持管理費が増大する。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、比較的簡易な構造でコスト縮減や工期短縮を図った捕捉機能の高い構造により、土石流、土砂崩壊及び流木による被害を抑えることができる防護柵を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は、谷に設けられる防護柵であって、谷を横切る方向に沿って配置され、それぞれが地盤に立設された2つ以上の柱部と、柱部の設置方向に沿って架け渡して設けられた網材と、端部の柱部と外側の地山との間に設けられた板材と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記網材の目が六角形の形状であることが好ましい。
【0008】
また、前記板材が側部の地山に設けられた留め具を介して支えられていることが好ましい。
【0009】
また、前記柱部を安定させるための上弦材を設けることが好ましい。
【0010】
また、前記網材は前記柱部に対して着脱自在であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

積水樹脂株式会社
防音パネル
14日前
株式会社リストラ
通行表示用看板
12日前
鹿島建設株式会社
舗装構造
5日前
株式会社ウエノシステック
弾性フォーム緩衝ブロック
21日前
KTX株式会社
路面標示板
11日前
アトラス埋込型信号機株式会社
デリネーター
13日前
東京製綱株式会社
防護柵及び防護柵の施工方法
20日前
鹿島建設株式会社
重機の下降方法
15日前
コロングロテック インコーポレイテッド
緩衝性能が向上した人工芝構造体
8日前
鉄建建設株式会社
吊り足場及びその組立方法
8日前
UBE三菱セメント株式会社
モルタル組成物及びその使用方法
19日前
株式会社ブリヂストン
舗装用組成物及び舗装路
15日前
信越ポリマー株式会社
着雪低減機器および着雪低減管状構造体
5日前
UBE三菱セメント株式会社
高強度繊維補強コンクリートの施工方法
19日前
矢崎エナジーシステム株式会社
標示体情報出力装置及び標示体情報提示システム
21日前
公益財団法人鉄道総合技術研究所
混合桁の接合構造及びその構築方法
11日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
19日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
19日前
東亜道路工業株式会社
舗装構造体及び舗装構造体の施工方法
5日前
エアロファシリティー株式会社
飛行体用の離着陸場、離着陸場の施工方法
15日前
大成建設株式会社
橋桁撤去用の仮設構造体と橋桁撤去装置
26日前
株式会社IHIインフラシステム
プレキャスト床版及びその架設方法
15日前
鉄建建設株式会社
軌道の連結構造、軌道、及び軌道の連結方法
21日前
大成ロテック株式会社
アスファルト非含有のアスファルト代替組成物並びに舗装材料及びその製造方法
12日前
キンキ道路株式会社
コネクタおよびセメント構造体
22日前
グライドウェイズ、インコーポレイテッド
自律車両のための車道インフラストラクチャ
21日前
個人
作物生長促進用配合資材並びにコーティング種子およびその製造方法
25日前
株式会社村田製作所
抗菌抗ウイルス薬、抗菌抗ウイルス部材、及び抗菌抗ウイルス薬の製造方法
5日前
学校法人順天堂
MRIのデータベースから体動による画質劣化を定量分析するシステム
20日前
ライラックファーマ株式会社
医薬組成物、医薬組成物の製造方法および医薬組成物の製造装置
14日前
アイオーニス ファーマシューティカルズ, インコーポレーテッド
共役(conjugated)アンチセンス化合物およびそれらの使用
21日前
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
子宮体癌患者の予後を予測するための情報提供方法
19日前
オックスフォード ユニバーシティ イノベーション リミテッド
ウイルスを生成する方法及び組成物
7日前
有限会社マイテック
ヌクレオソームの定量法
21日前
ドンペ ファーマスーチシ ソシエタ ペル アチオニ
IL-17A結合ペプチドおよびその医学的使用
7日前