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公開番号2024115968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021909
出願日2023-02-15
発明の名称標示体情報出力装置及び標示体情報提示システム
出願人矢崎エナジーシステム株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類E01F 9/00 20160101AFI20240820BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】道路標示体の補修が必要な箇所を地図上で認識できるようにし、確認者による判断のばらつきをなくす。
【解決手段】サーバ60は、車載器10から、道路標示体を含む画像が撮影された地点の位置情報と、画像から検出された道路標示体の検出距離を示す距離情報とを取得する取得部(通信部62)と、少なくとも地点を含む地図データを蓄積する地図データ蓄積部65と、検出距離と閾値との比較結果に基づいて、道路標示体の異常状態を判定する判定部(制御部61)と、地図データ上に判定部の判定結果を重畳した結果情報を出力する出力部(通信部62)と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車載器から、道路標示体を含む画像が撮影された地点の位置情報と、前記画像から検出された前記道路標示体の検出距離を示す距離情報とを取得する取得部と、
少なくとも前記地点を含む地図データを蓄積する蓄積部と、
前記検出距離と閾値との比較結果に基づいて、前記道路標示体の異常状態を判定する判定部と、
前記地図データ上に前記判定部の判定結果を重畳した結果情報を出力する出力部と、を備える、
標示体情報出力装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記閾値は、複数の段階に設定され、
前記判定部は、前記複数の段階に対応して、補修優先度を段階的に判定し、
前記出力部は、前記結果情報に前記補修優先度を含めて出力する、
請求項1に記載の標示体情報出力装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記地図データ上に、段階的に判定された前記補修優先度の段階に対応して色を異ならせたマークを表示することにより、前記結果情報を出力する、
請求項2に記載の標示体情報出力装置。
【請求項4】
前記取得部は、前記画像を取得し、
前記出力部は、前記結果情報に前記画像を含めて出力する、
請求項1に記載の標示体情報出力装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の標示体情報出力装置と、前記車載器と、前記標示体情報出力装置と通信可能な管理装置と、を備えた標示体情報提示システムであって、
前記車載器は、
前記車載器を搭載した車両の位置情報を取得する位置取得部と、
前記車両の前方を撮影するカメラから、前記画像を取得する画像取得部と、
前記画像から前記道路標示体が検出可能か否かを判定する標示体検出部と、
前記道路標示体が検出された場合における、前記画像が撮影された地点の前記位置情報と、前記道路標示体の前記検出距離と、を対応付けた検知情報を、前記標示体情報出力装置に送信する送信部と、を備え、
前記標示体情報出力装置は、
前記閾値の情報を、前記管理装置から受信する受信部を備え、
前記判定部は、前記検出距離と前記閾値との比較結果に基づいて、前記道路標示体の異常状態を判定する、
標示体情報提示システム。
【請求項6】
前記標示体情報出力装置において、前記出力部は、前記結果情報をウェブサイト上に出力する、
請求項5に記載の標示体情報提示システム。
【請求項7】
前記標示体情報出力装置と通信可能な通信装置を備え、
前記標示体情報出力装置において、前記出力部は、前記結果情報を前記通信装置に送信し、
前記通信装置は、前記標示体情報出力装置から受信した前記結果情報を表示する、
請求項5に記載の標示体情報提示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、標示体情報出力装置及び標示体情報提示システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
街中に設置された信号機について、設置時は適切な状態であっても、時間経過に伴い何らかの異常が発生し得る。例えば、信号機の設置角度は、車両等の接触により変化してしまうことがある。また、信号機自体は変化しなくても、街路樹の枝葉等、周囲の環境変化により、表示が隠れてしまう異常状態に陥ることがある。
【0003】
従来、信号機の異常状態の判定について明確な基準は定められていない。現状は、異常に気づいた運転者、歩行者等が警察署に連絡し、警察官が現場の状態を目視で確認し、信号機の異常を確認する。また、警察官が定期的に目視で信号機の状態を確認し、異常状態を発見することもある。警察官が異常を確認すると、警察署が補修業者に補修依頼を行い信号機の修理、改善を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-238779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の対応は、確認者毎に「見えづらい」と感じる判断が異なるため、異常の有無の判定にばらつきが生じてしまうことになる。結果として、異常状態の検出精度が低下する。また、警察官等の担当者が現場で目視確認をすることは手間を要する。このような課題は、信号機だけでなく、例えば、案内標識や、速度、一時停止等を示す規制標識といった道路標識、並びに、速度、横断歩道等を示す路面標示を含む道路標示体(以下、単に「標示体」ともいう。)全般について生じ得るものである。
【0006】
本発明は、確認者による判断のばらつきをなくすとともに、現場確認の負担を軽減し得る標示体情報出力装置及び標示体情報提示システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る標示体情報出力装置は、下記を特徴としている。
車載器から、道路標示体を含む画像が撮影された地点の位置情報と、前記画像から検出された前記道路標示体の検出距離を示す距離情報とを取得する取得部と、
少なくとも前記地点を含む地図データを蓄積する蓄積部と、
前記検出距離と閾値との比較結果に基づいて、前記道路標示体の異常状態を判定する判定部と、
前記地図データ上に前記判定部の判定結果を重畳した結果情報を出力する出力部と、を備える、
標示体情報出力装置。
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係る標示体情報提示システムは、下記を特徴としている。
前記標示体情報出力装置と、前記車載器と、前記標示体情報出力装置と通信可能な管理装置と、を備えた標示体情報提示システムであって、
前記車載器は、
前記車載器を搭載した車両の位置情報を取得する位置取得部と、
前記車両の前方を撮影するカメラから、前記画像を取得する画像取得部と、
前記画像から前記道路標示体が検出可能か否かを判定する標示体検出部と、
前記道路標示体が検出された場合における、前記画像が撮影された地点の前記位置情報と、前記道路標示体の前記検出距離と、を対応付けた検知情報を、前記標示体情報出力装置に送信する送信部と、を備え、
前記標示体情報出力装置は、
前記閾値の情報を、前記管理装置から受信する受信部を備え、
前記判定部は、前記検出距離と前記閾値との比較結果に基づいて、前記道路標示体の異常状態を判定する、
標示体情報提示システム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、確認者による判断のばらつきをなくすとともに、現場確認の負担を軽減し得る。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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