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公開番号2024110339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014879
出願日2023-02-02
発明の名称固形塗料の施工装置、及び人工構造物表示用の固形塗料
出願人テック鬼城株式会社
代理人弁理士法人森特許事務所
主分類E01C 23/16 20060101AFI20240807BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】
構造物に対して任意の表示を形成する際に、熱可塑性樹脂、顔料、反射材、又は繊維などの塗料の原料を施工現場で混合する手間を省略して、塗料を人工構造物に対して施工することが可能な塗料の施工装置と、それに用いられる塗料とを提供する。
【解決手段】
固形塗料を加熱により溶融させて、溶融した固形塗料を人工構造物の表面に施工する装置であり、当該装置は、固形塗料を挿入するための貫通孔を有する容器と、該容器の下端部に配置され、前記容器の下端部に現れる固形塗料の端部を受ける受部とを有しており、前記受部は、加熱可能に構成される固形塗料の施工装置と、それに使用する固形塗料である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固形塗料を加熱により溶融させて、溶融した固形塗料を人工構造物の表面に施工する装置であり、
当該装置は、
固形塗料を挿入するための貫通孔を有する容器と、
該容器の下端部に配置され、前記容器の下端部に現れる固形塗料の端部を受ける受部とを有しており、
前記受部は、加熱可能に構成される固形塗料の施工装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記容器の互いに対向する二つの側壁が加熱可能に構成される請求項1に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項3】
前記側壁は、第1壁部と、第1壁部から離隔した位置に設けられる第2壁部とを有しており、
第2壁部は炎の熱により加熱される請求項1又は2に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項4】
第2壁部には、複数の貫通孔が設けられる請求項3に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項5】
前記受部は、炎の熱により加熱される請求項1又は2に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項6】
受部で溶融された固形塗料を貯留し、溶融した固形塗料を人工構造物の表面に適用する貫通孔を備えた貯留容器をさらに備える請求項1又は2に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項7】
前記容器、前記受部、及び前記貯留容器を乗せる台車部を備える請求項6に記載の固形塗料の施工装置。
【請求項8】
請求項1に記載の固形塗料の施工装置の前記容器に挿入して使用する固形塗料であり、
当該固形塗料は、容器に挿入した状態において、容器の内壁と前記受部とにより保持される形状であり、
熱可塑性樹脂と、顔料と、反射材と、繊維とが混合された固形物である人工構造物表示用の固形塗料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形塗料の施工装置、及び人工構造物表示用の固形塗料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
路面や壁面などの人工構造物に対して、塗料を付着させて、交通情報や区画線などの任意の表示を施す技術が知られている。例えば、特許文献1には、熱可塑性樹脂、顔料、及び可塑剤等をリボンミキサで混合して得た粉末を、加熱槽で200℃で加熱して溶融し、溶融された粉末を加熱槽の底のスリットからアスファルトの上に落下させて塗布する方法が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、上記のような塗料をアスファルトの上に塗布する際に使用する装置が記載されている。引用文献2の装置は、ガスバーナーで加熱可能に構成された外套を備える塗料用容器と、骨材を投入する骨材用容器とを備える。塗料用容器には、加熱により溶融する塗料を投入する。加熱により溶融する塗料は、塗料用容器の底に設けられたスリットから、落下し路面に塗布される。骨材は、骨材用容器の底に設けられたスリットから落下し、前記塗料が固化する前に塗料の上に散布される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭51-49532号公報
実開昭51-74322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の方法では、特許文献2に記載のように台車に設けられた塗料用の容器に、熱可塑性樹脂、顔料、及びガラスビーズなどの反射材を投入し、容器を加熱して、溶融した塗料を構造物に対して施工していた。熱可塑性樹脂、顔料、及び反射材などの原料は、それぞれの原料が別々に袋に充填された状態にあり、特許文献1のように、各原料をミキサーで混合した後、上記の加熱槽のように加熱可能にした容器に移して、原料を溶融させて、路面に施工していた。
【0006】
施工現場で、熱可塑性樹脂、顔料、又は反射材などの塗料の原料を混合する場合、各原料が入っている袋を施工現場に搬入し、前記袋を一つ一つ開いて、それぞれの原料が所定の配合割合となるように計量して、前記ミキサーに各原料を投入しなければならなかった。施工現場で原料が入っている袋を開袋すると大量の空き袋が発生するという問題があった。また、施工現場に各原料を混合する際に使用するミキサーを搬入する作業が必要であり、煩雑であった。
【0007】
それぞれの原料を予め計量して袋に混合したものを施工現場に持ち込むことも考えられる。しかしながら、それぞれの原料を予め混合した場合、密度の差異、粒径の相違などの要因により、原料が袋の中で分離してしまう。
【0008】
本発明は、構造物に対して任意の表示を形成する際に、熱可塑性樹脂、顔料、反射材、又は繊維などの塗料の原料を施工現場で混合する手間を省略して、塗料を人工構造物に対して施工することが可能な塗料の施工装置と、それに用いられる塗料とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
固形塗料を加熱により溶融させて、溶融した固形塗料を人工構造物の表面に施工する装置であり、当該装置は、固形塗料を挿入するための貫通孔を有する容器と、該容器の下端部に配置され、前記容器の下端部に現れる固形塗料の端部を受ける受部とを有しており、前記受部は、加熱可能に構成される固形塗料の施工装置により、上記の課題を解決する。
【0010】
前記固形塗料の施工装置の前記容器に挿入して使用する固形塗料であり、当該固形塗料は、容器に挿入した状態において、容器の内壁と前記受部とにより保持される形状であり、熱可塑性樹脂と、顔料と、反射材と、繊維とが混合された固形物である人工構造物表示用の固形塗料により、上記の課題を解決する。
(【0011】以降は省略されています)

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