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公開番号2024108003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023012236
出願日2023-01-30
発明の名称アスファルト混合物
出願人アキレス株式会社
代理人
主分類E01C 7/30 20060101AFI20240802BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】本発明は、容易に保水性能を維持できるアスファルト混合物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、鉱物質骨材2、保水材3及びアスファルト4を含むアスファルト混合物1であって、当該保水材3は、合成樹脂発泡体の粉砕物であることを特徴とする。また、当該合成樹脂発泡体は、樹脂骨格に極性基を備えたものであることが好ましく、特に面材付きの硬質ポリウレタンフォームが好適である。本発明は、アスファルト舗装材料として使用できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉱物質骨材、アスファルト及び保水材を含むアスファルト混合物であって、
前記保水材は、合成樹脂発泡体の粉砕物であることを特徴とするアスファルト混合物。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記合成樹脂発泡体が、樹脂骨格に極性基を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項3】
前記合成樹脂発泡体が、面材付きの硬質ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項2に記載のアスファルト混合物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化による影響から、道路のアスファルト舗装やコンクリートを用いた高層ビルなどから放出された熱が大気中に蓄熱され、一帯が高温になるヒートアイランド現象が緑地の少ない都市部で大きな問題になっている。ヒートアイランド現象を抑制する手段として、舗装材料に保水性を備えた保水材を用いる方法が知られている。降雨などで当該舗装材料に保水された水が、高温時に蒸散することで地面表面の温度を低下させるといった効果を発揮する。このような保水材としては、例えば、従来の舗装材料に、表面に吸水ポリマーが被覆された粒子などを混合したものが知られている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、アスファルト舗装道路において、1年間の摩耗量は平均で3.4mm、最大値の平均でも6.0mmと言われており、自動車や歩行者の往来の激しい舗装面では摩耗により徐々に表面が削られてしまう。そのため、表面に吸水ポリマーが被覆された粒子では、当該吸水ポリマーも削られてしまい、短期間で保水性能を発揮できなくなってしまう欠点があった。しかも、アスファルト舗装道路は、施工から10年程度で補修されるが、当該保水材ではそのような長期間、同程度の保水性能を維持できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-167662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、容易に保水性能を維持できるアスファルト混合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、鉱物質骨材、アスファルト及び保水材を含むアスファルト混合物であって、当該保水材は、合成樹脂発泡体の粉砕物であることを特徴とする。
【0007】
また、当該合成樹脂発泡体は、樹脂骨格に極性基を備えたものであることが好ましく、特に面材付きの硬質ポリウレタンフォームが好適である。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、合成樹脂発泡体の粉砕物である保水材を混合しただけで、容易に保水性能を維持できるアスファルト混合物を提供することができる。また、本発明のアスファルト混合物を舗装材料として用いた場合には、降雨などで当該舗装材料に保水された水が、高温時に蒸散することで地面表面の温度を低下させるといった効果を持続できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のアスファルト混合物1を固めたときの断面状態を説明する図である。
アスファルト舗装10の構造を説明する図である。
本発明の試験体20を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明について図面を参照しながら説明する。図1は本発明のアスファルト混合物1を固めたときの断面状態、図2はアスファルト舗装10の構造、図3は本発明の試験体20を説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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