TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024125643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033588
出願日2023-03-06
発明の名称タラップ
出願人株式会社松ヶ鼻技術研究所
代理人
主分類E01D 15/24 20060101AFI20240911BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 従来のタラップにおいては、踏板のおもて面のみを使用し船舶乗降場所と桟橋の段差の変化に応じて踏板の水平を保つために部品が複雑となり大がかりな構造となっている。また、前記段差に対応できる角度が部品の干渉により制限されるため、タラップ長さを段差に合わせて長くする必要がある。このような構造では船に常備することはできない。踏板の水平を保つ機構を持った簡易なタラップは一般的でない。
【解決手段】そこで、本発明は上記、従来の課題に対し、踏板のおもて面と裏面の両面を使用できる反転機構を取り入れ、簡易で使用範囲の広いタラップを提供する。また、船側に固定する方式にすることにより船に常備しておくことが出来る。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
小型船舶と桟橋間の乗降に使用するタラップであって、表裏が踏面となった複数の踏板、上梁、下梁、及び接続支点ピンを有する、平行四辺形リンク機構形成手段と、
小型船舶乗降場所に取り付けるための船側固定具、及び船側固定具と接続している直近踏板を接続するヒンジを有する、踏板の180度反転手段と、を備えることを特徴とするタラップ。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記上梁の桟橋側端部に取り付けた車輪よる摺動抵抗低減手段と、前記船側固定具に前記直近踏板を固定する踏板固定具による踏板固定手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のタラップ。
【請求項3】
前記タラップは水平から上下90度まで展開できるように、構成部品が干渉しない形状としたことを特徴とする請求項1に記載のタラップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タラップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タラップは踏板のおもて面と裏面を使用する方式ではないため、形状が複雑で大がかりな仕組みとなっている。このようなタラップを示す従来技術としては、下記特許文献1~3がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4349079号公報
実開昭50-050526号公報
実開平2-74439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1~3に示すような従来のタラップにおいては、踏板のおもて面のみを使用し、船舶乗降場所と桟橋の段差の変化に応じて、踏板の水平を保つための部品が複雑となり、大がかりな構造となっている。そのために、船にタラップを常備することは、問題が大きい。また、前記段差に対応できる角度が、部品の干渉により制限されるため、タラップの長さを、段差に合わせて、長くする必要がある。
【0005】
そこで、本発明は上記、従来の課題に対し、踏板のおもて面と裏面を使用した設計により解決し、また、タラップを船側に固定し、桟橋側を自由摺動とすることにより、簡易な部品で構成された、段差の変化に対しても、設置が容易なタラップを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のタラップは、小型船舶と桟橋間の乗降に使用するタラップであって、表裏が踏面となった複数の踏板、上梁、下梁、及び接続支点ピンを有する、平行四辺形リンク機構形成手段と、小型船舶乗降場所に取り付けるための船側固定具、及び船側固定具と接続している直近踏板を接続するヒンジを有する、踏板の180度反転手段と、を備えることを第1の特徴としている。
【0007】
上記本発明のタラップの第1の特徴によれば、小型船舶と桟橋間の乗降に使用するタラップであって、表裏が踏面となった複数の踏板、上梁、下梁、及び接続支点ピンを有する、平行四辺形リンク機構形成手段と、小型船舶乗降場所に取り付けるための船側固定具、及び船側固定具と接続している直近踏板を接続するヒンジを有する、踏板の180度反転手段と、を備えることを特徴としていることから、簡易な部品である板状の踏板を使用し、段差の変化に容易に対応できる。
【0008】
また、本発明のタラップは、上記本発明の第1の特徴に加えて、前記上梁の桟橋側端部に取り付けた車輪よる摺動抵抗低減手段と、前記船側固定具に前記直近踏板を固定する踏板固定具による踏板固定手段と、を備えることを第2の特徴としている。
【0009】
上記本発明のタラップの第2の特徴によれば、前記上梁の桟橋側端部に取り付けた車輪よる摺動抵抗低減手段と、前記船側固定具に前記直近踏板を固定する踏板固定具による踏板固定手段と、を備えることを特徴としていることから、桟橋側の自由摺動抵抗を低減させ、踏板の安定した水平維持ができ、簡易な構造でも確実なタラップ機能を確保できる。
【0010】
また、本発明のタラップは、上記本発明の第1の特徴に加えて、前記タラップは水平から上下90度まで展開できるように、構成部品が干渉しない形状としたことを第3の特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
防護柵
1か月前
積水樹脂株式会社
防音パネル
24日前
株式会社松ヶ鼻技術研究所
タラップ
8日前
株式会社大林組
養生幕材
今日
株式会社リストラ
通行表示用看板
22日前
鹿島建設株式会社
舗装構造
15日前
株式会社Asuka
横断歩道標示システム
7日前
戸田建設株式会社
底面型枠用テープの選定方法
7日前
株式会社レールテック
火花ガード及びレール削正車
2日前
株式会社ウエノシステック
弾性フォーム緩衝ブロック
1か月前
五洋建設株式会社
コンクリート構造物の構築方法
7日前
有限会社大阪セーフティ
敷設材
1か月前
本田技研工業株式会社
除雪機
7日前
三井住友建設株式会社
主塔の構築方法
1か月前
KTX株式会社
路面標示板
21日前
アトラス埋込型信号機株式会社
デリネーター
23日前
東京製綱株式会社
防護柵及び防護柵の施工方法
1か月前
東京製綱株式会社
防護網及び防護網の施工方法
今日
鹿島建設株式会社
重機の下降方法
25日前
コロングロテック インコーポレイテッド
緩衝性能が向上した人工芝構造体
18日前
鹿島道路株式会社
舗装材除去装置及びそれを用いる方法
7日前
太陽工業株式会社
足場用パネル及び橋梁用常設足場
1か月前
鉄建建設株式会社
吊り足場及びその組立方法
18日前
UBE三菱セメント株式会社
モルタル組成物及びその使用方法
29日前
JFEエンジニアリング株式会社
橋梁上部構造
今日
株式会社ブリヂストン
舗装用組成物及び舗装路
25日前
信越ポリマー株式会社
着雪低減機器および着雪低減管状構造体
15日前
UBE三菱セメント株式会社
高強度繊維補強コンクリートの施工方法
29日前
テック鬼城株式会社
固形塗料の施工装置、及び人工構造物表示用の固形塗料
1か月前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
8日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
8日前
矢崎エナジーシステム株式会社
標示体情報出力装置及び標示体情報提示システム
1か月前
株式会社美和テック
プレキャスト床版、防水層および床版の施工方法
1か月前
公益財団法人鉄道総合技術研究所
混合桁の接合構造及びその構築方法
21日前
株式会社SUBARU
車両の走行制御装置
7日前
ケイコン株式会社
連接コンクリートブロック体からなる上路式アーチ橋の吊り上げ搬送・設置方法
1か月前
続きを見る