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公開番号2024067645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177879
出願日2022-11-07
発明の名称防護柵の取付構造および取替方法
出願人個人,個人,個人
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 19/10 20060101AFI20240510BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】高欄等の防護柵の取替時等において、コストの削減および工期の短縮を図ることができる高欄等の防護柵の取付構造を提供する。
【解決手段】本発明は、道路側縁における突状の地覆8に防護柵を取り付けるための防護柵の取付構造を対象とする。下向きに開口する溝型の地覆カバー2が地覆8を上側から外嵌した状態に配置され、固定用ボルト27が地覆カバー2の少なくとも一方のフランジを貫通して地覆8に固定されることによって、地覆カバー2が地覆8に固定され、地覆カバー2のウエブ20に支柱3の下端が固定され、支柱3に横材が取り付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
道路側縁における突状の地覆に防護柵を取り付けるための防護柵の取付構造であって、
下向きに開口する溝型の地覆カバーが地覆を上側から外嵌した状態に配置され、
固定用ボルトが前記地覆カバーの少なくとも一方のフランジを貫通して地覆に固定されることによって、前記地覆カバーが地覆に固定され、
前記地覆カバーのウエブに支柱の下端が固定され、
前記支柱に横材が取り付けられていることを特徴とする防護柵の取付構造。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記固定用ボルトが前記地覆カバーの内側フランジに設けられている請求項1に記載の防護柵の取付構造。
【請求項3】
前記固定用ボルトが前記地覆カバーの両側フランジに設けられている請求項1に記載の防護柵の取付構造。
【請求項4】
前記地覆カバーおよび地覆間にグラウトが充填されている請求項1~3のいずれか1項に記載の防護柵の取付構造。
【請求項5】
前記地覆カバーのウエブに上方に突出するようにアンカーボルトが固定され、
前記支柱は、下端にベースプレートを備え、
前記アンカーボルトを介して前記ベースプレートが固定されることによって、前記支柱が前記地覆カバーに固定されている請求項1~3のいずれか1項に記載の防護柵の取付構造。
【請求項6】
前記地覆カバーの内側フランジに対応して、地覆の内側面にフランジ収容凹部が形成され、そのフランジ収容凹部内に前記地覆カバーの内側フランジが収容されている請求項1~3のいずれか1項に記載の防護柵の取付構造。
【請求項7】
前記固定用ボルトが皿ボルトによって構成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の防護柵の取付構造。
【請求項8】
道路側縁における突状の地覆上に設置された既設防護柵を撤去した後、その撤去後に残存する地覆に新設防護柵を取り付けるようにした防護柵の取替方法であって、
前記新設防護柵は、下向きに開口する溝型の地覆カバーと、支柱と、横材とを備え、
残存する地覆を補強せずに、その地覆に前記地覆カバーを上側から外嵌し、
固定用ボルトを前記地覆カバーの少なくとも一方のフランジに貫通させて地覆に固定し、
地覆に固定された前記地覆カバーのウエブに前記支柱の下端を固定し、
前記支柱に前記横材を取り付けるようにしたことを特徴とする防護柵の取替方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、橋梁の道路側縁に沿って設置される高欄等の防護柵の取付構造および取替方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁の両側縁には通常、防護柵としての高欄が設けられている。比較的古い橋梁の高欄はコンクリート製のものが多いが、時代と共に要求強度が高まり、近年では金属製のものが主流となっている。高欄は、橋梁側縁に沿って連続して設けられた突状の地覆を基礎(土台)とし、その地覆に立設された支柱と、支柱に取り付けられた笠木および横梁とを備えている。
【0003】
コンクリート製の古いタイプの高欄(既設の高欄)を、新しいタイプの高強度の金属製の高欄(新設の高欄)に取り替えるような場合一般的には、地覆を残して既設の高欄を撤去し、その撤去後に、残存する地覆を利用して新設の高欄を取り付けることになる。
【0004】
一方、下記特許文献1に示すような高強度の金属製の高欄は、地覆の天面にアンカーボルトが打ち込まれ、そのアンカーボルトを介して地覆上に、支柱のベースプレートが固定されている。
【0005】
このような金属製の高欄においては、高欄の強度、つまり支柱の取付強度を十分に確保するために、アンカーボルトを地覆の深い位置まで打ち込む必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-153405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、コンクリート製の既設の高欄を、特許文献1に示すような金属製の新設の高欄に取り替える場合、既設の高欄を有する橋梁は、地覆の高さ(厚さ)が低くて、鉄筋も埋設されているため、既設の高欄を撤去した後、残存する地覆に新設の高欄のアンカーボルトを打ち込む際に、アンカーボルトを十分に深い位置まで打ち込むことができない。このため例えば、既設の高欄を撤去した後、残存する地覆上にコンクリートを打設して地覆を嵩上げし、その嵩上げした地覆に、新設の高欄のアンカーボルトを深い位置まで打ち込むようにしていた。
【0008】
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の高欄の取付構造においては、高欄取替時に地覆にコンクリートを改めて打設する必要があるため、大規模な工事となり、コストの増大を来すとともに、コンクリートの養生期間も必要となり工期も長くなるという課題があった。
【0009】
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、高欄等の防護柵の取替時等において、コストの削減および工期の短縮を図ることができる高欄等の防護柵の取付構造および防護柵の取替方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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