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公開番号2024075318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186689
出願日2022-11-22
発明の名称床版接続構造
出願人カナフレックスコーポレーション株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類E01C 11/02 20060101AFI20240527BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】車両走行方向において高い輪荷重を実現でき、充填材を低減できる、床版接続構造を提供する。
【解決手段】少なくとも道路長手方向前方端部に前方外壁3(f)を有する一の床版2(1)と、少なくとも道路長手方向後方端部に後方外壁3(b)を有する他の床版2(2)とを接続する、床版接続構造1において、前方外壁3(f)と後方外壁3(b)とによって、隙間4が形成され、前方外壁3(f)から隙間4内へ前方鉄筋6(f)が突出し、後方外壁6(b)から隙間4内へ後方鉄筋6(b)が突出し、隙間4内に充填材5が充填される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも道路長手方向前方端部に前方外壁を有する一の床版と、少なくとも道路長手方向後方端部に後方外壁を有する他の床版とを接続する、床版接続構造であって、
前記前方外壁と前記後方外壁とによって、隙間が形成され、
前記前方外壁から前記隙間内へ前方鉄筋が突出し、前記後方外壁から前記隙間内へ後方鉄筋が突出し、
前記隙間内に充填材が充填され、
平面視において、前記前方鉄筋は、前記前方外壁に沿って、等ピッチ且つ平行に複数個配設され、前記後方鉄筋は、前記後方外壁に沿って、等ピッチ且つ平行に複数個配設され、
平面視において、前記前方鉄筋と前記後方鉄筋とは、交互に配設される床版接続構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
平面視において、前記前方鉄筋と、該前方鉄筋に隣接する前記後方鉄筋と、の距離は一定である請求項1に記載する床版接続構造。
【請求項3】
前記一の床版、前記他の床版、及び前記充填材は、補強繊維入りのコンクリート製である請求項1又は2に記載する床版接続構造。
【請求項4】
前記充填材によって前記一の床版及び前記他の床版が離隔不可能に接続され、前記充填材の強度は前記一の床版及び前記他の床版よりも高い、請求項3に記載の床版接続構造。
【請求項5】
前記前方鉄筋及び前記後方鉄筋は、表面に、長手方向に複数個形成された節を有する異形鉄筋である請求項4に記載する床版接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床版を接続して道路、滑走路又は歩道橋を形成するための床版接続構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路の長手方向に隣り合って敷設された二枚の板材を接続して構成する道路が知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-236258
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ループ筋が突出するプレキャスト床版の端面同士を所定の隙間をあけて突き合せた状態で、端面同士の隙間に間詰コンクリートを打設する床版継手構造が開示されている。ところが、前記従来の床版継手構造の場合、ループ筋の内側にループ筋と直行する補強鉄筋を配筋する作業に手間がかかる。また、プレキャスト床版同士の位置決めが困難である。また、端面同士の隙間に打設する間詰コンクリートのコストが多大である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る床版接続構造は、少なくとも道路長手方向前方端部に前方外壁を有する一の床版と、少なくとも道路長手方向後方端部に後方外壁を有する他の床版とを接続する、床版接続構造であって、
前記前方外壁と前記後方外壁とによって、隙間が形成され、
前記前方外壁から前記隙間内へ前方鉄筋が突出し、前記後方外壁から前記隙間内へ後方鉄筋が突出し、
前記隙間内に充填材が充填され、
平面視において、前記前方鉄筋は、前記前方外壁に沿って、等ピッチ且つ平行に複数個配設され、前記後方鉄筋は、前記後方外壁に沿って、等ピッチ且つ平行に複数個配設され、
平面視において、前記前方鉄筋と前記後方鉄筋とは、交互に配設されることを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る床版接続構造は、前記床版接続構造において、平面視において、前記前方鉄筋と、該前方鉄筋に隣接する前記後方鉄筋と、の距離は一定であることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る床版接続構造は、前記床版接続構造において、前記一の床版、前記他の床版、及び前記充填材は、補強繊維入りのコンクリート製であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る床版接続構造は、前記床版接続構造において、前記充填材によって前記一の床版及び前記他の床版が離隔不可能に接続され、前記充填材の強度は前記一の床版及び前記他の床版よりも高いことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る床版接続構造は、前記床版接続構造において、前記前方鉄筋及び前記後方鉄筋は、表面に、長手方向に複数形成された節を有する異形鉄筋であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る床版接続構造によれば、一の床版の前方鉄筋と他の床版との位置決めを行い、一の床版の前方外壁と他の床版の後方外壁との隙間に充填材を充填し固化するだけで、一の床版と他の床版とを接続することができ、施工が容易である。また、前方外壁と後方外壁との間に形成された僅かな隙間に、充填材を充填するだけで、一の床版と他の床版とを接続することができる。すなわち、僅かな隙間の充填材のみによって、一の床版と他の床版とを、離隔不可能に接続することができる。このため、施工が容易であるとともに充填材のコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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