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公開番号2024073999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185031
出願日2022-11-18
発明の名称面状温度調整装置
出願人個人
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E01H 5/10 20060101AFI20240523BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】大掛かりな設置工事が不要で、任意の場所に容易に設置可能な面状温度調整装置を提供する。
【解決手段】ロードヒーター2は、X方向に沿った第一端縁13Aを有する第一本体部13と、X方向に沿った第二端縁17Aを有する第二本体部17と、第一本体部13と第二本体部17とを連結し、かつ、X方向に沿った回動軸を中心に第一本体部13に対して第二本体部17を回動可能にするヒンジ部20と、第一本体部13の平面に沿って蛇行して設けられて、流体が導入される第一入口141、及び流体が排出される第一出口142を有する第一パイプ14と、第二本体部17の平面に沿って蛇行して設けられて、第一出口142から流出した流体が導入される第二入口181、及び流体が排出される第二出口182を有する第二パイプ18と、第一出口142及び第二入口181を連結する可撓性の連結パイプ21と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
平面状に形成され、第一方向に沿った直線状の第一端縁を有する第一本体部と、
平面状に形成され、前記第一方向に沿った直線状の第二端縁を有する第二本体部と、
前記第一本体部の前記第一端縁の側と、前記第二本体部の前記第二端縁の側とを連結し、かつ、前記第一方向に沿った回動軸を中心に前記第一本体部に対して前記第二本体部を回動可能にするヒンジ部と、
前記第一本体部の平面に沿って蛇行して設けられて、流体が導入される第一入口、及び前記流体が排出される第一出口を有する第一パイプと、
前記第二本体部の平面に沿って蛇行して設けられて、前記第一出口から流出した前記流体が導入される第二入口、及び前記流体が排出される第二出口を有する第二パイプと、
前記第一出口及び前記第二入口を連結する可撓性の連結パイプと、を備え、
前記第一入口から温度調節用の前記流体を導入し、前記第一パイプ、前記連結パイプ、前記第二パイプを介して前記第二出口から排出させることで、前記第一本体部及び前記第二本体部の周囲の温度を調整する、面状温度調整装置。
続きを表示(約 83 文字)【請求項2】
前記第一本体部、及び前記第二本体部は、平面視において略矩形状に形成され、矩形角部が面取りされている、請求項1に記載の面状温度調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、面状の設置場所に広げて設置可能な面状温度調整装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路等に積雪した雪や氷を溶解させるために、道路等に平面状の面状温度調整装置(ロードヒーター)を設置することがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の面状温度調整装置(融雪装置)は、融雪パネル部の表面に蛇行する溝部が設けられ、当該溝部に循環パイプを配設する。また、融雪パネル部の表面には、放熱板材を介して、ブロックまたはアスファルトまたはゴムチップからなる肉厚のマット部材を配置する。このような融雪装置では、ボイラーで熱せられた温水を循環パイプに流すことでマット部材上の雪を融解させる。
このような温水を用いるヒーターでは、例えば電熱線を路面に設置して路面上の雪や氷を融解させる場合に比べて、電力消費量を抑えることができ、省エネルギー化を促進できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-13340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の積雪装置のような従来の面状温度調整装置では、ブロックやアスファルト、ゴムチップなどのマット部材の下側に配置、つまり、地面に埋設される。
このため、面状温度調整装置の設置には大掛かりな工事が必要となり、設置に係るコストも高くなる。また、別の路面の雪や氷を溶かしたい場合には、当該別の路面に再び面状温度調整装置の設置工事を行う必要も生じる。
【0005】
本発明の目的は、大掛かりな設置工事が不要で、任意の場所に容易に設置可能な面状温度調整装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第一態様に係る面状温度調整装置は、平面状に形成され、第一方向に沿った直線状の第一端縁を有する第一本体部と、平面状に形成され、前記第一方向に沿った直線状の第二端縁を有する第二本体部と、前記第一本体部の前記第一端縁の側と、前記第二本体部の前記第二端縁の側とを連結し、かつ、前記第一方向に沿った回動軸を中心に前記第一本体部に対して前記第二本体部を回動可能にするヒンジ部と、前記第一本体部の平面に沿って蛇行して設けられて、流体が導入される第一入口、及び前記流体が排出される第一出口を有する第一パイプと、前記第二本体部の平面に沿って蛇行して設けられて、前記第一出口から流出した前記流体が導入される第二入口、及び前記流体が排出される第二出口を有する第二パイプと、前記第一出口及び前記第二入口を連結する可撓性の連結パイプと、を備え、前記第一入口から温度調節用の前記流体を導入し、前記第一パイプ、前記連結パイプ、前記第二パイプを介して前記第二出口から排出させることで、前記第一本体部及び前記第二本体部の周囲の温度を調整する。
【0007】
第一態様の面状温度調整装置において、前記第一本体部、及び前記第二本体部は、平面視において略矩形状に形成され、矩形角部が面取りされていることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る温度調節システムの概略構成を示す模式図。
本実施形態に係るロードヒーターの平面図。
本実施形態のロードヒーターのヒンジ部の近傍の構成を示す概略斜視図であり、(A)は、ロードヒーターを展開させた状態、(B)は折り畳んだ状態を示す図。
本実施形態の温度制御ユニットの概略構成を示す断面図。
変形例1に係るロードヒーターのヒンジ部近傍の概略構成を示す図。
変形例2に係るロードヒーターにおけるパイプの配設例を示す図。
変形例5に係るロードヒーターにおけるパイプの配設例を示す図。
図7において、第一主パイプと第一副パイプの交差部分の斜視図。
変形例6に係るロードヒーターにおけるパイプの配設例を示す図。
変形例7に係るロードヒーターにおけるパイプの配設例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態に係る温度調節システムの構成について説明する。本発明の温度調節システム1は、省エネルギー化を図りながら、本発明の面状温度調整装置であるロードヒーターを使用して空間の温度を調節するシステムである。温度調節システム1の熱媒体は流体であり、例えば水や不凍液である。
【0010】
[温度調節システムの全体構成]
図1は、本実施形態の温度調節システム1の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態の温度調節システム1は、加熱された第一液体(本開示の流体)の熱により周囲の温度を調節するロードヒーター2と、ロードヒーター2に供給する液体の温度を一定温度に制御する温度制御ユニット3と、温度制御ユニット3及びロードヒーター2の間で液体を循環させる液体循環装置4と、温度調節システム1をコントロールするコントローラ5と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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