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公開番号2024082489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196369
出願日2022-12-08
発明の名称積層体、まくらぎ用パッド及び積層体の製造方法
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人
主分類E01B 9/68 20060101AFI20240613BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】製造工程中において繊維層に供給した原料液が繊維層から漏れ出るのを確実に抑制することが可能となる、積層体、まくらぎ用パッド及び積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】積層体30の製造方法は、パッド本体21(樹脂層)と、繊維層23a及び樹脂フィルム23bを備えるシート状の保護層23(ラミネート層)と、を積層させた積層体30の製造方法であって、保護層23にパッド本体21の原料液21aを供給する工程を含み、樹脂フィルム23bは、原料液21aを浸透しない。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂層と、
繊維層及び樹脂フィルムを備えるシート状のラミネート層と、
を積層させた積層体の製造方法であって、
前記ラミネート層に前記樹脂層の原料液を供給する工程を含み、
前記樹脂フィルムは、前記原料液を浸透しないことを特徴とする積層体の製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記樹脂層が発泡体であることを特徴とする請求項1に記載の積層体の製造方法。
【請求項3】
前記積層体がまくらぎ用パッドであることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
【請求項4】
樹脂層と、
繊維層及び樹脂フィルムを備えるシート状のラミネート層と、
を積層させ、
前記樹脂フィルムは、前記樹脂層の原料液を浸透しないことを特徴とする積層体。
【請求項5】
前記樹脂層が発泡体であることを特徴とする請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
前記繊維層には前記樹脂層の樹脂が含浸していることを特徴とする請求項4又は5に記載の積層体。
【請求項7】
請求項4または請求項5に記載の積層体であることを特徴とするまくらぎ用パッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、まくらぎ用パッド及び積層体の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
積層体の一形式として、特許文献1には、エチレンプロピレンジエンゴムやウレタン等の発泡体から形成されたパッド本体22、及び、パッド本体22の下面22b全体を被覆する輪郭形状に形成されたシート状の部材である保護体28を備えたまくらぎ用パッドが開示されている。保護体28は、合成樹脂(ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等)製の不織布から形成されており、パッド本体22の下面22bに接着剤により接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-121028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に開示されている積層体において、発泡体(樹脂層)に不織布(繊維層)を接着剤によって接着させているが、繊維層に樹脂層の原料液を供給することにより樹脂層と繊維層とを積層させる場合もある。この場合、製造工程中において繊維層に供給した原料液が繊維層から漏れ出るのを抑制する要請があった。
【0005】
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、製造工程中において繊維層に供給した原料液が繊維層から漏れ出るのを確実に抑制することが可能となる、積層体、まくらぎ用パッド及び積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明に係る積層体の製造方法は、樹脂層と、繊維層及び樹脂フィルムを備えるシート状のラミネート層と、を積層させた積層体の製造方法であって、前記ラミネート層に前記樹脂層の原料液を供給する工程を含み、前記樹脂フィルムは、前記原料液を浸透しないことを特徴とする。
【0007】
この発明に係る積層体の製造方法によれば、前記ラミネート層に前記樹脂層の原料液を供給する際に、ラミネート層に備えられた樹脂フィルムによって原料液が樹脂層を浸透するのを確実に抑制することが可能となる。その結果、積層体の製造工程中において樹脂層に供給された原料液が繊維層から漏れ出るのを確実に抑制することが可能となる、積層体の製造方法を提供することが可能となる。
【0008】
本発明による積層体の製造方法においては、前記樹脂層が発泡体であることが好ましい。これによれば、発泡体が積層される製造工程においても供給された原料液が繊維層から漏れ出るのを確実に抑制することが可能となる。
【0009】
本発明による積層体の製造方法においては、前記積層体がまくらぎ用パッドであることが好ましい。これによれば、まくらぎ用パッドを製造する製造工程においても供給された原料液が繊維層から漏れ出るのを確実に抑制することが可能となる。
【0010】
本発明に係る積層体は、樹脂層と、繊維層及び樹脂フィルムを備えるシート状のラミネート層と、を積層させ、前記樹脂フィルムは、前記原料液を浸透しないことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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