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公開番号2024084983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199232
出願日2022-12-14
発明の名称舗装方法及び舗装構造
出願人株式会社甲斐組,エターナルプレザーブ株式会社
代理人個人,個人
主分類E01C 11/16 20060101AFI20240619BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 洗掘を防止することによって、「わだち」や大規模な不陸の発生を防止することができる高比重砕石を含む舗装方法及び舗装構造を提供すること。
【解決手段】舗装方法が、路床の上面に多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、路盤補強材の内部に充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、路盤の上部にアスファルト乳剤を塗布するアスファルト乳剤塗布工程と、前記アスファルト乳剤を塗布した上部に高比重砕石を配置し、かつ、転圧して敷設する高比重砕石敷設工程とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
路床の上面に多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の枠部内に充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤の上部にアスファルト乳剤を塗布するアスファルト乳剤塗布工程と、前記アスファルト乳剤を塗布した上部に高比重砕石を配置し、かつ、転圧して敷設する高比重砕石敷設工程とを含む舗装方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
路床の上面に略ハニカム状の路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の内部に充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤の上部に粒状物を敷設し、前記路盤の不陸を是正する不陸是正工程と、前記不陸是正工程で敷設した粒状物の上部にアスファルト乳剤を塗布するアスファルト乳剤塗布工程と、前記アスファルト乳剤を塗布した上部に高比重砕石を配置し、転圧して敷設する高比重砕石敷設工程とで構成される舗装方法。
【請求項3】
前記路盤補強材敷設工程では、前記路床と前記路盤補強材との間にシート材を介在させることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の舗装方法。
【請求項4】
前記高比重砕石はバライト砕石であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の舗装方法。
【請求項5】
路床の上面に敷設された路盤と、前記路盤の上部に塗布されたアスファルト乳剤層と、前記アスファルト乳剤の上部に敷設された高比重砕石層とで構成され、前記路盤は、多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材と、前記路盤補強材にそれぞれ充填された充填物とで構成される舗装構造。
【請求項6】
路床の上面に敷設された路盤と、前記路盤の上部に設けられ、その上面が平坦となるように粒状物を敷設して形成された不陸是正層と、前記不陸是正層の上部に形成されたアスファルト乳剤層と、前記アスファルト乳剤の上部に敷設された高比重砕石層とで構成され、前記路盤は、多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材と、前記路盤補強材にそれぞれ充填された充填物とで構成される舗装構造。
【請求項7】
前記路床と前記路盤との間にはシート材が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の舗装構造。
【請求項8】
前記高比重砕石層を形成する高比重砕石は、バライト砕石であることを特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の舗装構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に林道、駐車場等に用いられるバライト砕石等の高比重砕石を含む舗装方法及び舗装構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、砕石で仕上げた勾配がある道路、林道、駐車場では、通常、砂利等の砕石が用いられており、このような砕石は通常、2.5t/m

程度の比重であり、局地的豪雨や山からの湧水、出水などにより表層が洗堀され、「わだち」や大規模な不陸が発生し、車両通行に支障を与えるという欠点があった。また、洗堀により路盤補強材が露出し、車両通行の妨げとなっていた。
【0003】
コンクリート舗装であれば強度が高く、洗掘等は防止することができるが、林道のような生コンクリート製造工場から離れた場所にある現場では、生コンクリート運搬に時間がかかり、品質低下や施工不良のおそれがあった。また、シールコートが砂、砕石の場合には、剥がれによる粉塵が懸念された。
【0004】
ところで、従来、砕石層を設けた舗装において、「わだち」の発生を回避する技術としては、「ほぼ平面に均した路床土上に繊維密度10~2000m/cm

の不織布層を設け、更にその不織布層の上に砕石層を設けることを特徴とする、道路の強化方法」(特許文献1)が知られているが、砕石層に用いられる砕石は一般的な比重のクラッシャランが用いられており、洗掘等を効果的に防止できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-136710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、洗掘を防止することによって、「わだち」や大規模な不陸の発生を防止することができる高比重砕石を含む舗装方法及び舗装構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の舗装方法は、路床の上面に多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の枠部内に充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤の上部にアスファルト乳剤を塗布するアスファルト乳剤塗布工程と、前記アスファルト乳剤を塗布した上部に高比重砕石を配置し、かつ、転圧して敷設する高比重砕石敷設工程とを含むことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の舗装方法は、路床の上面に多数の枠部が水平方向に連続的に並ぶ路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の枠部内に充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤の上部に粒状物を敷設し、前記路盤の不陸を是正する不陸是正工程と、前記不陸是正工程で敷設した粒状物の上部にアスファルト乳剤を塗布するアスファルト乳剤塗布工程と、前記アスファルト乳剤を塗布した上部に高比重砕石を配置し、かつ、転圧して敷設する高比重砕石敷設工程とで構成されることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の舗装方法は、請求項1又は請求項2に記載の路盤補強材敷設工程では、前記路床と前記路盤補強材との間にシート材を介在させることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の舗装方法は、請求項1に記載の高比重砕石はバライト砕石であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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