TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024064308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172801
出願日2022-10-27
発明の名称バリケード用支持脚
出願人株式会社八木熊
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類E01F 13/00 20060101AFI20240507BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 自動車の交通誘導を行うことができ、更に自動車とバリケードの距離や位置が変化した場合でも運転席から反射光に気づきやすいバリケード用支持脚を提供すること。
【解決手段】 バー材をかけ渡して使用されるプラスチック製のバリケード用支持脚において、前記支持脚本体を、前記バー材を脱着可能な上側の頭部と、この頭部よりも下側に形成された胴部と、を含んで構成し、前記胴部に、正面視で上側半直線と下側半直線が所定角度で交わるく字型の凹溝部を形成して、当該凹溝部の底面に光反射材を取着可能に構成し、凹溝部の底面を溝の短手方向において屈曲面に形成した。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
バー材をかけ渡して使用されるプラスチック製のバリケード用支持脚であって、
前記支持脚本体が、前記バー材を脱着可能な上側の頭部と、この頭部よりも下側に形成された胴部と、を含んで成り、
前記胴部には、正面視で上側半直線と下側半直線が所定角度で交わるく字型の凹溝部が形成されて、当該凹溝部の底面に光反射材を取着可能に構成されており、更に前記凹溝部の底面が溝の短手方向において屈曲面となっている、バリケード用支持脚。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記凹溝部の底面が、く字の内側に形成された正面向きの第一底面と、く字の外側に形成された左向きまたは右向きの第二底面とから成り、前記第一底面と第二底面によって溝の短手方向の屈曲面が形成されている、請求項1記載のバリケード用支持脚。
【請求項3】
前記凹溝部の底面が、上側半直線および下側半直線の各溝の長手方向においてく字の頂点が最深部または最浅部となるように下向きまたは上向きに傾斜している、請求項1記載のバリケード用支持脚。
【請求項4】
前記胴部に一対の凹溝部が左右対称に、かつ、胴部の上下全体にわたって形成されると共に、前記一対の凹溝部の間に窓部が形成されている、請求項1記載のバリケード用支持脚。
【請求項5】
前記胴部の表裏面に同形状の凹溝部が対向位置に形成されている、請求項1記載のバリケード用支持脚。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に工事現場等に使用されるバリケード用支持脚に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
道路工事の現場等では、立ち入りを禁止するためのバリケードが設置されるのが一般的であり、バリケードを簡単に構築するための器具として単管をかけ渡して設置できるバリケード用支持脚が広く知られている。またこの種のバリケードとしては、軽量かつ持ち運びが容易で通行人がぶつかったときでも怪我をしにくいプラスチック製のものが最近主流となっている。
【0003】
一方、道路の工事現場においては自動車の交通誘導(例えば、幅寄せ等)が必要になることも多く、警備員が配置されることも多いが、人件費等の面で警備員を配置できない場合には誘導用の矢印板などが設置されることも多い。また従来においては、バリケード用支持脚に光反射材を取着して矢印板の機能を持たせる技術(例えば、特許文献1~5参照)も公知となっている。
【0004】
しかしながら、上記従来のバリケード用支持脚は、支持脚の平面部分に光反射材を取着する構成であったため、自動車のヘッドランプの光が当たる角度によって運転席から反射光に気づき難くなるケースがあった(例えば、自動車とバリケードの距離が遠いときには運転席から気づき易い場合でも、自動車とバリケードの距離が近づいたときに気づき難くなる等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-185023号公報
特開2002-212926号公報
実用新案登録第3140829号公報
特開2001-90034号公報
特開2006-144314号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来技術の問題を解決することを課題としており、要約すると自動車の交通誘導を行うことができ、更に自動車とバリケードの距離や位置が変化した場合でも運転席から反射光に気づきやすいバリケード用支持脚を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決する手段として、バー材Pをかけ渡して使用されるプラスチック製のバリケード用支持脚において、前記支持脚本体1を、前記バー材Pを脱着可能な上側の頭部11と、この頭部11よりも下側に形成された胴部12と、を含んで構成し、前記胴部12に、正面視で上側半直線Uと下側半直線Dが所定角度で交わるく字型の凹溝部12aを形成して、当該凹溝部12aの底面に光反射材を取着可能に構成し、凹溝部12aの底面を溝の短手方向において屈曲面に形成した。
【0008】
また本発明では、上記凹溝部12aの底面を、く字の内側に形成された正面向きの第一底面Fと、く字の外側に形成された左向きまたは右向きの第二底面Lとから構成し、前記第一底面Fと第二底面Lによって溝の短手方向の屈曲面を形成することができる。これにより自動車とバリケードの距離が遠い場合には、正面向きの光反射材で光を反射させ、自動車とバリケードの距離が近い場合には、左右向きの光反射材で斜め方向に光を反射させることができる。
【0009】
また本発明では、上記凹溝部12aの底面を、上側半直線Uおよび下側半直線Dの各溝の長手方向においてく字の頂点Tが最深部または最浅部となるように下向きまたは上向きに傾斜させている。これにより上記自動車とバリケードの距離が近づいて光が下向きに入射する場合でも光を自動車の運転席がある上方向に反射させ易くなるため、自動車の誘導効果に優れる。
【0010】
また上記胴部12に一対の凹溝部12aを左右対称に、かつ、胴部12の上下全体にわたって形成すると共に、前記一対の凹溝部12aの間に窓部Wを形成することで右側誘導用、左側誘導用のどちらでも使用でき、胴部12の面積を小さく抑えることでバリケード支持脚を軽量化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社八木熊
バリケード用支持脚
15日前
個人
衝撃吸収機構及び除雪板
今日
JFE建材株式会社
防護工及び防護工を構築する方法
今日