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公開番号2024073342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2023015097
出願日2023-02-03
発明の名称衝撃吸収機構及び除雪板
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E01H 5/06 20060101AFI20240522BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】障害物に衝突することで生じる衝撃を吸収しつつ、破断片が脱落することを防止できる衝撃吸収機構を得る。
【解決手段】 除雪車の除雪板に取り付けられる衝撃吸収機構であって、前記除雪板に取り付けられる取付部と、前記除雪板に取り付けた前記取付部から延びて前記除雪板下端から突出するエッジ部とを備えたエッジ板と、一端部が前記エッジ部に固定されているとともに、前記除雪板に保持される可撓部材とを備え、前記除雪板に取り付けられた状態で前記エッジ部に外力が加わることで、そのエッジ部が前記取付部から分断されるとともに、前記可撓部材がその分断されたエッジ部を前記除雪板に保持しながら撓むように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
除雪車の除雪板に取り付けられる衝撃吸収機構であって、
前記除雪板に取り付けられる取付部と、前記除雪板に取り付けた前記取付部から延びて前記除雪板下端から突出するエッジ部とを備えたエッジ板と、
前記除雪板に保持されるとともに、一端部が前記エッジ部に固定されている可撓部材とを備え、
前記除雪板に取り付けられた状態で前記エッジ部に外力が加わることで、そのエッジ部が前記取付部から分断されるとともに、前記可撓部材がその分断されたエッジ部を前記除雪板に保持しながら撓むように構成されていることを特徴とする衝撃吸収機構。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記可撓部材が、前記除雪板と前記エッジ板との間に介在するものである請求項1記載の衝撃吸収機構。
【請求項3】
前記可撓部材が、平板状をなし、前記エッジ板の雪を押す板面と反対面に積層されている請求項1記載の衝撃吸収機構。
【請求項4】
前記可撓部材が、弾性変形可能なものである請求項1記載の衝撃吸収機構。
【請求項5】
前記請求項1乃至4のいずれかに記載の衝撃吸収機構を備えた除雪板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝撃吸収機構及び除雪板に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
年間積雪量が左程多くない地域では、道路に融雪装置が設置されていないことが多い。このような地域では、除雪車で除雪を行う場合、プラウ又はバケットなどの除雪板を地面スレスレまで近づけ、できるだけ地面に雪が残らないように作業が行われる。このため、除雪時に例えば地面から僅かに突出したマンホールの蓋に除雪板が衝突し、その衝撃で除雪車が損傷することがある。
【0003】
前記衝突時における除雪車の損傷を抑制するプラウとして、特許文献1には、合成樹脂製エッジが取り付けられ、そのエッジに破断溝が形成されているプラウが開示されている。このようなプラウであれば、衝突時にエッジが破断溝で破断して衝撃が吸収されるので、除雪車の損傷が抑制される。
【0004】
しかしながら、前記特許文献1に開示されたエッジでは、エッジの破断片がプラウから脱落してしまうことがある。このため、破断後に除雪車を進めると、破断片で車両が損傷するという問題があった。また、除雪は通行量が少ない深夜に行われることが多く、作業員が破断したことに気付かないこともある。そうすると、破断片が道路に放置され、事故の原因になる可能性もあり、非常に危険である。さらに、合成樹脂製のエッジは、耐久性が低いため、耐久性の高い金属製のものを採用したいが、金属製のエッジは、合成樹脂製のエッジに比べて衝突時に分断され易いので、前記問題がより顕著となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭59-121018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、衝突時に破断片が脱落することを防止できる衝撃吸収機構を得ること主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る衝撃吸収機構は、除雪車の除雪板に取り付けられる衝撃吸収機構であって、前記除雪板に取り付けられる取付部と、前記除雪板に取り付けた前記取付部から延びて前記除雪板下端から突出するエッジ部とを備えたエッジ板と、一端部が前記エッジ部に固定されているとともに、前記除雪板に保持される可撓部材とを備え、前記除雪板に取り付けられた状態で前記エッジ部に外力が加わることで、そのエッジ部が前記取付部から分断されるとともに、前記可撓部材がその分断されたエッジ部を前記除雪板に保持しながら撓むように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成であれば、除雪板に取り付けられたエッジ板が障害物に衝突し、エッジ部に所定以上の外力が加わることで、エッジ部が取付部から分断されるとともに可撓部材が撓むので、除雪車に加わる衝撃が往なされ吸収できる。これにより、その衝撃で車両が破損することを防止できる。また、分断されたエッジ部が可撓部材によって除雪板に保持されるので、エッジ部が脱落することを防止できる。これにより、分断されたエッジ部による車両破損や事故を防止できる。また、エッジ板に、そのエッジ板の別部材の可撓部材を取り付ける構成としたので、例えば可撓部材としてエッジ板よりも剛性の低いものを使用することで、エッジ板が可撓部材とともに折れてしまうことを抑制できる。
【0009】
また、前記可撓部材が、前記除雪板と前記エッジ板との間に介在するものであるものであってもよい。
【0010】
このような構成によれば、可撓部材が除雪板とエッジ板との間に挟まれるので、可撓部材がエッジ板から剥がれ落ちることを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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