TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181776
出願日2022-11-14
発明の名称遮音パネル及び遮音壁
出願人JFE建材株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類E01F 8/00 20060101AFI20240517BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】パネル両面からの騒音に対し拡散効果を発揮できる、遮音パネル及び遮音壁を提供する。
【解決手段】遮音パネルは、第1方向及び第1方向の逆方向のそれぞれを向いた一対の反射部を備え、一対の反射部のそれぞれは、第1方向に沿った断面において、第1方向に直交する第2方向の一方の端部及び他方の端部よりも、第2方向の中央部が、他方の反射部側に凹んでいる凹面を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向及び前記第1方向の逆方向のそれぞれを向いた一対の反射部を備え、
前記一対の反射部のそれぞれは、
前記第1方向に沿った断面において、前記第1方向に直交する第2方向の一方の端部及び他方の端部よりも、前記第2方向の中央部が、他方の反射部側に凹んでいる凹面を有する、遮音パネル。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記一対の反射部は、
前記凹面の底部の位置が前記第2方向において同じ位置にある、請求項1に記載の遮音パネル。
【請求項3】
前記一対の反射部のそれぞれの前記凹面は、
前記第1方向に沿った断面において円弧状である、請求項1又は2に記載の遮音パネル。
【請求項4】
前記一対の反射部のうち一方の反射部を有する第1遮音部材と、
前記一対の反射部のうち他方の反射部を有する第2遮音部材と、を備え、
前記第1遮音部材及び前記第2遮音部材は、
金属板により構成され、
前記第1方向に沿った断面において、前記第2方向の両端部において互いに接合されている、請求項1又は2に記載の遮音パネル。
【請求項5】
前記第1遮音部材及び前記第2遮音部材の、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向の両端に取り付けられる端面部材を備え、
前記端面部材は、
板面が前記第3方向に向いた端面板と、
前記端面板から前記第3方向に沿って前記第1遮音部材及び前記第2遮音部材が配置されている側に対し反対方向に延びる固定片と、を備え、
前記固定片は、
前記第1遮音部材及び前記第2遮音部材のそれぞれの前記反射部の底部と接続される、請求項4に記載の遮音パネル。
【請求項6】
前記第2遮音部材は、
前記第2方向の両端のそれぞれに前記第1方向に向かって延びる端面部を備え、
前記第1遮音部材の前記第2方向の両端は、
前記端面部の先端に固定される、請求項5に記載の遮音パネル。
【請求項7】
前記第2遮音部材の前記端面部は、
前記第3方向の端部が前記反射部よりも前記第3方向に突出した部分を有し、
前記突出した部分は、
前記端面部材を前記第2方向から覆う様に形成されており、前記第2方向に貫通する切り欠きを有する、請求項6に記載の遮音パネル。
【請求項8】
前記端面部は、
前記第1方向に向かうにしたがい前記第2方向に傾斜している、請求項6に記載の遮音パネル。
【請求項9】
前記端面部は、
前記反射部と接続されている付け根部に孔が形成されている、請求項8に記載の遮音パネル。
【請求項10】
前記第1方向を向いた面の前記第2方向の逆方向の端に前記第2方向に沿って突出するタブを備える、請求項1又は2に記載の遮音パネル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路や鉄道などに設置される遮音パネル及び遮音壁の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、騒音の抑制のために道路や鉄道などに沿って遮音壁が設置されている。遮音壁は、例えば道路においては、路肩に沿って壁状に設けられており、道路を走行する車両の走行に伴う騒音を道路の外部に漏れるのを抑制するものである。
【0003】
遮音パネルとして、曲面を有する反射部に音源からの音波が反射することにより、騒音を拡散させ、遮音パネルの背面側に漏らすのを抑制するものが知られている。遮音パネルは、一方の面を構成する正面板の中央部が凹んでいる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-070586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の遮音パネルを使用した遮音壁は、例えば、横幅が広い道路の中央分離帯などに遮音壁を設置する場合、音源となる車両は、中央分離帯の両側を走行しているため、遮音壁を挟んで両側に音源が存在する。この場合、特許文献1に開示されている遮音壁を2列並べ、反射部を中央分離帯の両側の道路にそれぞれ向けて設置しなければ、遮音壁の両側に発生する騒音の拡散効果が得られない、という課題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、パネル両面からの騒音に対し拡散効果を発揮できる、遮音パネル及び遮音壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、本発明に係る遮音パネルは、第1方向及び前記第1方向の逆方向のそれぞれを向いた一対の反射部を備え、前記一対の反射部のそれぞれは、前記第1方向に沿った断面において、前記第1方向に直交する第2方向の一方の端部及び他方の端部よりも、前記第2方向の中央部が、他方の反射部側に凹んでいる凹面を有する。
【0008】
本発明に係る遮音壁は、上記の遮音パネルを上下方向に複数積み重ねて構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、遮音パネルの両面に設けられた反射部の凹面に反射することにより、騒音を拡散させることができる。従って、遮音壁は、両側に音源がある場合においても、1列設置すれば、遮音壁の両側からの騒音を拡散させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る遮音壁100の斜視図である。
実施の形態1に係る遮音壁100の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係る遮音壁100の遮音パネル10の断面構造の説明図である。
実施の形態1に係る遮音パネル10の端面部材40の三面図である。
実施の形態1に係る遮音壁100の端面周辺の構造の説明図である。
図5のA-A部の断面図である。
実施の形態1に係る遮音パネル10の端部周辺の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
防護柵
1か月前
積水樹脂株式会社
防音パネル
23日前
株式会社松ヶ鼻技術研究所
タラップ
7日前
鹿島建設株式会社
舗装構造
14日前
株式会社リストラ
通行表示用看板
21日前
株式会社Asuka
横断歩道標示システム
6日前
戸田建設株式会社
底面型枠用テープの選定方法
6日前
株式会社レールテック
火花ガード及びレール削正車
1日前
株式会社ウエノシステック
弾性フォーム緩衝ブロック
1か月前
有限会社大阪セーフティ
敷設材
1か月前
五洋建設株式会社
コンクリート構造物の構築方法
6日前
三井住友建設株式会社
主塔の構築方法
1か月前
KTX株式会社
路面標示板
20日前
本田技研工業株式会社
除雪機
6日前
アトラス埋込型信号機株式会社
デリネーター
22日前
東京製綱株式会社
防護柵及び防護柵の施工方法
29日前
鹿島建設株式会社
重機の下降方法
24日前
コロングロテック インコーポレイテッド
緩衝性能が向上した人工芝構造体
17日前
鹿島道路株式会社
舗装材除去装置及びそれを用いる方法
6日前
太陽工業株式会社
足場用パネル及び橋梁用常設足場
1か月前
鉄建建設株式会社
吊り足場及びその組立方法
17日前
UBE三菱セメント株式会社
モルタル組成物及びその使用方法
28日前
株式会社ブリヂストン
舗装用組成物及び舗装路
24日前
信越ポリマー株式会社
着雪低減機器および着雪低減管状構造体
14日前
UBE三菱セメント株式会社
高強度繊維補強コンクリートの施工方法
28日前
テック鬼城株式会社
固形塗料の施工装置、及び人工構造物表示用の固形塗料
1か月前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
7日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
7日前
矢崎エナジーシステム株式会社
標示体情報出力装置及び標示体情報提示システム
1か月前
株式会社美和テック
プレキャスト床版、防水層および床版の施工方法
1か月前
株式会社SUBARU
車両の走行制御装置
6日前
公益財団法人鉄道総合技術研究所
混合桁の接合構造及びその構築方法
20日前
ケイコン株式会社
連接コンクリートブロック体からなる上路式アーチ橋の吊り上げ搬送・設置方法
1か月前
東亜道路工業株式会社
舗装構造体及び舗装構造体の施工方法
14日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
28日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
28日前
続きを見る