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公開番号2024072335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183054
出願日2022-11-16
発明の名称サインコーン表示装置
出願人株式会社京都スペーサー,鹿島建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E01F 13/02 20060101AFI20240521BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】風が吹く屋外であっても表示体がサインコーンと共に倒れることなく情報の表示を円滑に行うことができるサインコーン表示装置を提供する。
【解決手段】サインコーンAの標識部A2よりも高所で表示体4を用いて注意喚起の情報を表示するサインコーン表示装置本体10に、標識部A2に対し上方からそれぞれ挿通され、かつ当該標識部A2の上下2個所でそれぞれ止着される2つの止着片11,12と、各止着片11,12を連結する連結片15と、下側の止着片12に下端が固定された状態で上方へ延びるねじ棒2と、ねじ棒2の上端に設けられ、標識部A2よりも高所で表示体4を掲示する掲示部材3とを設ける。更に、掲示部材3に、表示体4の上端に開口する左右の開口孔43を挿通し、当該表示体4を、その下端を自由端にした状態で垂下させるように係止している。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
台座部の中央より上方へ突出する略円錐台形状の標識部を備えたサインコーンにおいて、前記標識部よりも高所で表示体を用いて情報を表示することを可能とするサインコーン表示装置本体を備えたサインコーン表示装置であって、
前記サインコーン表示装置本体は、
前記標識部に対し上方からそれぞれ挿通され、かつ当該標識部の上下方向の複数位置でそれぞれ止着されるように当該複数位置での外径と略一致する内径に設定された挿通孔を有する複数の止着片と、
前記各止着片を上下方向に連結する連結片と、
前記各止着片のうちの最下側の止着片に下端が固定された状態で上方へ延びる長尺体と、
前記長尺体の上端に設けられ、前記標識部よりも高所において前記表示体を掲示する掲示部材と、
を備えており、
前記掲示部材には、前記表示体の上端に開口する単数又は複数の開口孔が挿通され、当該表示体がその下端を自由端にした状態で垂下するように係止されていることを特徴とするサインコーン表示装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記各止着片が前記標識部に挿通された際に当該標識部の中心に前記サインコーン表示装置本体の重心を近付けるように変更する重心変更手段を備えており、
前記重心変更手段は、前記各止着片のうちの上側の止着片の挿通孔の中心を下側の止着片の挿通孔の中心よりも前記連結片寄りに位置させるように設定されていて、前記各止着片が前記標識部に挿通された際に前記長尺体を前記サインコーン側に傾斜させるようにしている請求項1に記載のサインコーン表示装置。
【請求項3】
前記サインコーンは複数用いられているとともに、前記サインコーン表示装置本体は、前記各サインコーン毎に備えられており、
前記掲示部材と、前記各止着片及び前記連結片のうちの少なくとも一方とには、前記各サインコーン表示装置本体同士を繋ぐように連結する連結部材の端部を係止するための係止具が設けられている請求項1又は請求項2に記載のサインコーン表示装置。
【請求項4】
前記各止着片及び前記連結片は、前記各止着片が前記連結片に対し折曲された状態で一体的に成形されている請求項1に記載のサインコーン表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薄板状の台座部の中央より上方へ突出する略円錐台形状の標識部を備えたサインコーンにおいて、標識部に表示体を用いて情報を表示するようにしたサインコーン表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、この種のサインコーン表示装置としては、サインコーンの標識部の上端に表示体を挿通させた状態で取り付けるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。表示体は、情報を表示する略鉛直面上の表示片と、この表示片の下端より略水平に折り曲げられ、中央部に標識部の上端を挿通させる挿通孔を有する折り曲げ片とを備えている。一方、サインコーンの上端には、突起状に膨らんだ複数のストッパが設けられている。
【0003】
そして、表示体は、挿通孔を介して標識部の上端を挿通させる際に折り曲げ片の各ストッパを個々に通過させる複数の凹部を有し、この各凹部により各ストッパの下側まで挿通孔を挿通させた状態で略水平に回転させることで、標識部の上端に固定されるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-116675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、前記従来のものでは、表示体が標識部の上端に固定されているため、風が吹く屋外では、表示体に風が吹き付けられると、表示体がサインコーンと共に倒れてしまい、情報の表示を円滑に行えないおそれがあった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、風が吹く屋外であっても表示体がサインコーンと共に倒れることなく情報の表示を円滑に行うことができるサインコーン表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明では、台座部の中央より上方へ突出する略円錐台形状の標識部を備えたサインコーンにおいて、前記標識部よりも高所で表示体を用いて情報を表示することを可能とするサインコーン表示装置本体を備えたサインコーン表示装置を前提とする。そして、前記サインコーン表示装置本体に、前記標識部に対し上方からそれぞれ挿通され、かつ当該標識部の上下方向の複数位置で止着されるように当該複数位置での外径と略一致する内径にそれぞれ設定された挿通孔を有する複数の止着片と、前記各止着片を上下方向に連結する連結片と、前記各止着片のうちの最下側の止着片に下端が固定された状態で上方へ延びる長尺体と、前記長尺体の上端に設けられ、前記標識部よりも高所において前記表示体を掲示する掲示部材と、を設ける。更に、前記掲示部材に、前記表示体の上端に開口する単数又は複数の開口孔を挿通し、当該表示体を、その下端を自由端にした状態で垂下させるように係止することを特徴としている。
【0008】
また、前記各止着片が前記標識部に挿通された際に当該標識部の中心に前記サインコーン表示装置本体の重心を近付けるように変更する重心変更手段を備える。そして、前記重心変更手段を、前記各止着片のうちの上側の止着片の挿通孔の中心を下側の止着片の挿通孔の中心よりも前記連結片寄りに位置させるように設定していて、前記各止着片が前記標識部に挿通された際に前記長尺体を前記サインコーン側に傾斜させるようにしていてもよい。
【0009】
また、前記サインコーンを複数用いるとともに、前記サインコーン表示装置本体を前記各サインコーン毎に備えている。そして、前記掲示部材と、前記各止着片及び前記連結片のうちの少なくとも1つとに、前記各サインコーン表示装置本体同士を繋ぐように連結する連結部材の端部を係止するための係止具を設けていてもよい。
【0010】
更に、前記各止着片及び前記連結片を、前記各止着片が前記連結片に対し折曲された状態で一体的に成形していてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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