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公開番号2024075287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186629
出願日2022-11-22
発明の名称金属搬送機構
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B22D 17/00 20060101AFI20240527BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】半凝固スラリーを安定して搬送できる金属搬送機構を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、溶融金属を冷却して半凝固スラリーを生成する容器と、容器を搬送する搬送治具と、を備える金属搬送機構である。容器は、溶融金属が投入される容器本体と、容器本体の外面に取り付けられた少なくとも1つの受容部と、を有する。少なくとも1つの受容部は、平面視で、容器本体の外側に向かって延伸する複数の延伸部を有する。搬送治具は、複数の延伸部をチャックするように構成された把持ユニットを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
溶融金属を冷却して半凝固スラリーを生成する容器と、
前記容器を搬送する搬送治具と、
を備え、
前記容器は、
前記溶融金属が投入される容器本体と、
前記容器本体の外面に取り付けられた少なくとも1つの受容部と、
を有し、
前記少なくとも1つの受容部は、平面視で、前記容器本体の外側に向かって延伸する複数の延伸部を有し、
前記搬送治具は、前記複数の延伸部をチャックするように構成された把持ユニットを有する、金属搬送機構。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の金属搬送機構であって、
前記容器は、前記少なくとも1つの受容部として、第1受容部及び第2受容部を有し、
前記第1受容部は、前記複数の延伸部として、平面視で、前記容器本体の外側に向かって互いに異なる方向に延伸する第1延伸部及び第2延伸部を有し、
前記第2受容部は、前記複数の延伸部として、平面視で、前記容器本体の外側に向かって互いに異なる方向に延伸する第3延伸部及び第4延伸部を有し、
前記把持ユニットは、
前記第1延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第1チャック部と、
前記第2延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第2チャック部と、
前記第3延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第3チャック部と、
前記第4延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第4チャック部と、
を有する、金属搬送機構。
【請求項3】
請求項2に記載の金属搬送機構であって、
前記容器本体は、平面視で、第1方向に沿った長さと、前記第1方向と直交する第2方向に沿った長さとが異なる扁平形状であり、
前記第1受容部は、前記容器本体の前記第1方向における第1端部に取り付けられ、
前記第2受容部は、前記容器本体の前記第1方向における前記第1端部とは反対の第2端部に取り付けられる、金属搬送機構。
【請求項4】
請求項1に記載の金属搬送機構であって、
前記搬送治具は、前記把持ユニットが前記容器を把持した状態で、前記容器本体の開口を覆うように構成された蓋ユニットを有する、金属搬送機構。
【請求項5】
請求項4に記載の金属搬送機構であって、
前記容器本体は、平面視で、第1方向に沿った長さと、前記第1方向と直交する第2方向に沿った長さとが異なる扁平形状であり、
前記蓋ユニットは、前記容器本体の前記開口を覆う閉位置と、前記開口を覆わない開位置とに移動するように構成された第1戸部及び第2戸部を有し、
前記第1戸部及び前記第2戸部は、前記閉位置において、前記容器本体の前記第1方向と平行な中心軸を含む仮想面で突き合わされる、金属搬送機構。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の金属搬送機構であって、
前記蓋ユニットは、前記容器本体の前記開口を上方から覆った部分が前記容器本体に向かって移動するように構成される、金属搬送機構。
【請求項7】
請求項4又は請求項5に記載の金属搬送機構であって、
前記少なくとも1つの受容部は、前記容器本体の前記外面のうち、前記溶融金属の液面が到達する位置よりも上方の領域に取り付けられる、金属搬送機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属搬送機構に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
軽金属の溶湯を容器に投入し、冷却により半凝固スラリーを生成する機構が知られている(特許文献1参照)。この機構では、多関節ロボットによって金属が投入された容器を把持することで、金属が搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-179430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の機構では、把持された状態の容器のバランスが悪いため、搬送時に容器から半凝固スラリーがこぼれるおそれがある。
【0005】
本開示の一局面は、半凝固スラリーを安定して搬送できる金属搬送機構を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、溶融金属を冷却して半凝固スラリーを生成する容器と、容器を搬送する搬送治具と、を備える金属搬送機構である。容器は、溶融金属が投入される容器本体と、容器本体の外面に取り付けられた少なくとも1つの受容部と、を有する。少なくとも1つの受容部は、平面視で、容器本体の外側に向かって延伸する複数の延伸部を有する。搬送治具は、複数の延伸部をチャックするように構成された把持ユニットを有する。
【0007】
このような構成によれば、容器に設けられた複数の延伸部が把持ユニットによってチャックされるため、半凝固スラリーの入った容器を安定して搬送することができる。また、容器本体に把持ユニットが直接触れないため、半凝固スラリーの放熱低下による温度の偏りを抑制できる。
【0008】
さらに、受容部の形状を維持したまま容器本体の形状を変えることができるため、容器本体の形状が異なる複数の容器に対し、1つの把持ユニットを共通して使用することができる。
【0009】
本開示の一態様では、容器は、少なくとも1つの受容部として、第1受容部及び第2受容部を有してもよい。第1受容部は、複数の延伸部として、平面視で、容器本体の外側に向かって互いに異なる方向に延伸する第1延伸部及び第2延伸部を有してもよい。第2受容部は、複数の延伸部として、平面視で、容器本体の外側に向かって互いに異なる方向に延伸する第3延伸部及び第4延伸部を有してもよい。把持ユニットは、第1延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第1チャック部と、第2延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第2チャック部と、第3延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第3チャック部と、第4延伸部が挿入されるように構成された孔を有する第4チャック部と、を有してもよい。このような構成によれば、容器搬送時の安定性を高めることができる。
【0010】
本開示の一態様では、容器本体は、平面視で、第1方向に沿った長さと、第1方向と直交する第2方向に沿った長さとが異なる扁平形状であってもよい。第1受容部は、容器本体の第1方向における第1端部に取り付けられてもよい。第2受容部は、容器本体の第1方向における第1端部とは反対の第2端部に取り付けられてもよい。このような構成によれば、扁平形状の容器本体を有する容器に対し、搬送時の安定性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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