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公開番号
2024080436
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-13
出願番号
2022193622
出願日
2022-12-02
発明の名称
銅粉
出願人
JX金属株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
B22F
1/102 20220101AFI20240606BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】優れた低温焼結性を有する銅粉を提供する。
【解決手段】銅粉は、BET比表面積が1.0m
2
/g~10.0m
2
/gであり、分子量が500以下である有機物と、ポリエーテル及び/又はポリオールとを含有するものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
BET比表面積が1.0m
2
/g~10.0m
2
/gであり、
分子量が500以下である有機物と、ポリエーテル及び/又はポリオールとを含有する銅粉。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記ポリエーテルとして、下記一般式(1)で表される化合物、及び/又は、下記一般式(2)で表される化合物を含有する請求項1に記載の銅粉。
RO(C
2
H
4
O)
n
H (1)
(一般式(1)中、Rは、H又は、C4~18の飽和もしくは不飽和炭化水素であり、nは2~30の整数である。)
RO(C
3
H
6
O)
n
H (2)
(一般式(2)中、Rは、H又は、C4~18の飽和もしくは不飽和炭化水素であり、nは2~30の整数である。)
【請求項3】
前記分子量が500以下である有機物が、カルボン酸、カルボン酸塩、グルコース、マルトース、スクロース及びラクトースからなる群から選択される少なくとも1種を含む請求項1又は2に記載の銅粉。
【請求項4】
前記分子量が500以下である有機物が、クエン酸及び/又はクエン酸塩を含有する請求項1又は2に記載の銅粉。
【請求項5】
アルキル鎖を有する前記ポリエーテルを含有する請求項1又は2に記載の銅粉。
【請求項6】
前記ポリオールとして、グリセリンを含有する請求項1又は2に記載の銅粉。
【請求項7】
炭素含有量が0.15質量%~1.00質量%である請求項1又は2に記載の銅粉。
【請求項8】
不活性ガス中での焼結開始温度が300℃以下である請求項1又は2に記載の銅粉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書は、銅粉に関する技術を開示するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、粒径が1μm以下であるサブミクロンサイズの銅粉は、導電性ペーストに含ませた状態で、積層セラミックコンデンサないしインダクタその他の電子部品の内外電極用材料や、インクジェット配線の製造に使用することがある。
【0003】
銅粉を含む導電性ペーストは、回路の形成や半導体素子と基板との接合等を目的として、基板上に印刷して加熱され、銅粉を焼結させることに用いられる。導電性ペーストに用いる銅粉は、低温で焼結すること、すなわち低温焼結性が要求され得る。低温で焼結する銅粉は、高温で焼結するものよりも加熱時のコスト面で有利である他、耐熱性の低い基板に対しても適用できるからである。
【0004】
これに関連する技術としては、たとえば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、「優れた低温焼結性を有する銅粉」を提供するとの課題の下、「固めかさ密度が1.30g/cm
3
~2.96g/cm
3
であり、銅粒子の体積基準の粒子径ヒストグラムで累積頻度が50%になるときの50%粒子径D50と、当該銅粉に対する粉末X線回折法で得られるX線回折プロファイル中のCu(111)面の回折ピークから、シェラーの式を用いて求めた結晶子径Dとが、D/D50≧0.060を満たす銅粉」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7122436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された銅粉は、比較的低い温度で焼結できるものであるが、それとは異なる手法ないし観点で銅粉の低温焼結性を有効に高めることが求められる場合がある。
【0007】
この明細書では、優れた低温焼結性を有する銅粉を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この明細書で開示する銅粉は、BET比表面積が1.0m
2
/g~10.0m
2
/gであり、分子量が500以下である有機物と、ポリエーテル及び/又はポリオールとを含有するものである。
【発明の効果】
【0009】
上述した銅粉は、優れた低温焼結性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1で得られた銅粉のSEM画像である。
実施例2で得られた銅粉のSEM画像である。
実施例4で得られた銅粉のSEM画像である。
比較例1で得られた銅粉のSEM画像である。
比較例2で得られた銅粉のSEM画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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