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公開番号
2024087209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-01
出願番号
2022201872
出願日
2022-12-19
発明の名称
溶湯用送線装置
出願人
東洋電化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B22D
1/00 20060101AFI20240624BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】金属被覆の線状部材を溶湯に送線する装置において、溶湯の温度が変わることがあっても適切な送線速度にて線状部材を溶湯に送線することができることを課題とする。
【解決手段】溶湯Mの表面の温度を測定する放射温度計1と、放射温度計1が、取鍋本体10に対して相対的に移動しながら、溶湯Mの表面の一端部側から他端部側を、連続的又は断続的に測定する制御を行う第一制御部2と、放射温度1が測定した温度情報に基づいて溶湯温度を推算し、その溶湯温度を変数として線状部材Wの送線速度を算出する演算部3と、線状部材Wを送線する一対のローラー4と、前記回転速度にて、ローラー4を回動する制御を行う第二制御部5を備える溶湯用送線装置等により解決することができた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取鍋本体に収容された溶湯を改質する成分を金属により被覆された線状部材を、前記溶湯に送線する装置であって、
前記溶湯の表面の温度を測定する放射温度計と、
前記放射温度計が、前記取鍋本体に対して相対的に移動しながら、前記溶湯の表面の一端部側から他端部側を、連続的又は断続的に測定する制御を行う第一制御部と、
前記放射温度が測定した温度情報に基づいて溶湯温度を推算し、前記溶湯温度を変数として前記線状部材の送線速度を算出する演算部と、
前記線状部材を挟持しながら互いに反対方向に回動することにより前記線状部材を送線する少なくとも一対のローラーと、
前記演算部により算出された前記送線速度に基づいた回転速度にて、前記ローラーを回動する制御を行う第二制御部と、
を備えることを特徴とする溶湯用送線装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記演算部が、前記温度情報に基づいて、1300~1600℃の温度領域において、最高温度、最高温度と最低温度の相加平均、断続的に測定した隣接する複数の温度の相加平均、最高温度と最低温度の相乗平均、又は断続的に測定した隣接する複数の温度の相乗平均から選ばれるいずれか一つを前記溶湯温度として推算することを特徴とする請求項1に記載の溶湯用送線装置。
【請求項3】
前記演算部が、前記溶湯温度を変数として前記溶湯の底側にて前記線状部材の前記金属が溶融する速さを設定する関係式にて、前記送線速度を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の溶湯用送線装置。
【請求項4】
前記放射温度計が、前記取鍋本体の開口を覆う蓋体の端部から張り出して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の溶湯用送線装置。
【請求項5】
前記放射温度計が、前記取鍋本体の開口を覆う蓋体の端部から張り出して設けられていることを特徴とする請求項3記載の溶湯用送線装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属を溶融して得られる溶湯に、金属マグネシウムなどの溶湯を改質する成分などからなる線状部材を送線する溶湯用送線装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、マグネシウムなどを鉄にて被覆したコアードワイヤーを、取鍋に収容された溶湯に送線するワイヤーフィーダー法と呼ばれる送線手法に関する送線装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1において、鉄被覆Mgワイヤーを、ピンチロールにて挟持して搬送し、取鍋の上方から取鍋に入っている溶融鋳鉄中の所定の深さ以上に、溶融鋳鉄の深さ及び鉄被覆Mgワイヤーの鉄の厚みに応じて供給速度を調整して供給する送線装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-316331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の送線装置において、取鍋に収容されている溶融鋳鉄の温度が常に一定ではなく作業する環境などにおいて変わるため、鉄被覆Mgワイヤーの鉄の溶融の速さも変わることから、溶融鋳鉄の深さ及び鉄被覆Mgワイヤーの鉄の厚みから鉄被覆Mgワイヤーの送線速度を調整するだけでは、適切な送線速度とすることが困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、取鍋本体に収容された溶湯を改質する成分を金属により被覆された線状部材を、溶湯に送線する装置において、作業する環境において溶湯の温度が変わることがあっても適切な送線速度にて線状部材を溶湯に送線することができることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔1〕すなわち、本発明は、取鍋本体(10)に収容された溶湯(M)を改質する成分を金属により被覆された線状部材(W)を、前記溶湯(M)に送線する装置であって、前記溶湯(M)の表面の温度を測定する放射温度計(1)と、前記放射温度計(1)が、前記取鍋本体(10)に対して相対的に移動しながら、前記溶湯(M)の表面の一端部側から他端部側を、連続的又は断続的に測定する制御を行う第一制御部(2)と、前記放射温度(1)が測定した温度情報に基づいて前記溶湯温度を推算し、前記溶湯温度を変数として前記線状部材(W)の送線速度を算出する演算部(3)と、前記線状部材(W)を挟持しながら互いに反対方向に回動することにより前記線状部材(W)を送線する少なくとも一対のローラー(4)と、前記演算部(3)により算出された前記送線速度に基づいた回転速度にて、前記ローラー(4)を回動する制御を行う第二制御部(5)と、を備えることを特徴とする溶湯用送線装置である。
【0008】
〔2〕そして、前記演算部(3)が、前記温度情報に基づいて、1300~1600℃の温度領域において、最高温度、最高温度と最低温度の相加平均、断続的に測定した隣接する複数の温度の相加平均、最高温度と最低温度の相乗平均、又は断続的に測定した隣接する複数の温度の相乗平均、から選ばれるいずれか一つを前記溶湯温度として推算することを特徴とする前記〔1〕に記載の溶湯用送線装置である。
【0009】
〔3〕そして、前記演算部(3)が、前記溶湯温度を変数として前記溶湯の底側にて前記線状部材の前記金属が溶融する速さを設定する関係式にて、前記送線速度を算出することを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の溶湯用送線装置である。
【0010】
〔4〕そして、前記放射温度計(1)が、前記取鍋本体(10)の開口を覆う蓋体(20)の端部から張り出して設けられていることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕記載の溶湯用送線装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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