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公開番号2024073289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184407
出願日2022-11-17
発明の名称配線基板の製造方法
出願人新光電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240522BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線基板の製造工程において支持体の側面からの液侵入を抑制する。
【解決手段】本配線基板の製造方法は、基体の表面に、第1箔と前記第1箔上に剥離層を介して積層された第2箔とを含む金属箔が、前記第1箔を前記基体側に向けて積層された支持体を準備する工程と、前記支持体上に配線基板を形成する工程と、を含み、前記支持体には、平面視で、配線基板形成領域と、前記配線基板形成領域の外周側に位置する枠状の外周領域と、が画定されており、前記配線基板を形成する工程は、前記外周領域に、前記第2箔を厚さ方向に貫通する、平面視で枠状の凹部を形成する工程と、前記第2箔上に選択的に第1配線層を形成すると共に、前記凹部を埋める枠状の外周金属層を形成する工程と、前記第2箔上に、前記第1配線層及び前記外周金属層を被覆する絶縁層を形成する工程と、前記配線基板形成領域に位置する前記絶縁層上に、第2配線層を形成する工程と、前記外周領域を除去する工程と、前記支持体を除去する工程と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基体の表面に、第1箔と前記第1箔上に剥離層を介して積層された第2箔とを含む金属箔が、前記第1箔を前記基体側に向けて積層された支持体を準備する工程と、
前記支持体上に配線基板を形成する工程と、を含み、
前記支持体には、平面視で、配線基板形成領域と、前記配線基板形成領域の外周側に位置する枠状の外周領域と、が画定されており、
前記配線基板を形成する工程は、
前記外周領域に、前記第2箔を厚さ方向に貫通する、平面視で枠状の凹部を形成する工程と、
前記第2箔上に選択的に第1配線層を形成すると共に、前記凹部を埋める枠状の外周金属層を形成する工程と、
前記第2箔上に、前記第1配線層及び前記外周金属層を被覆する絶縁層を形成する工程と、
前記配線基板形成領域に位置する前記絶縁層上に、第2配線層を形成する工程と、
前記外周領域を除去する工程と、
前記支持体を除去する工程と、を含む、配線基板の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記外周金属層は、前記第1配線層と同じ材料により、前記金属箔を給電層とする電解めっき法により形成する、請求項1に記載の配線基板の製造方法。
【請求項3】
前記外周金属層は、前記第1配線層と同じ厚さである、請求項2に記載の配線基板の製造方法。
【請求項4】
レーザ加工法により前記凹部を形成する、請求項1に記載の配線基板の製造方法。
【請求項5】
前記凹部は、前記支持体の最外周よりも内側に形成される、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。
【請求項6】
前記凹部は、前記支持体の最外周に形成される、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。
【請求項7】
前記絶縁層を形成する工程では、前記絶縁層上に第1金属層が積層され、
前記第2配線層を形成する工程は、前記第1金属層及び前記絶縁層を貫通し、前記第1配線層の上面を露出するビアホールを形成する工程と、
前記第1金属層の上面、前記ビアホールの内側面、及び前記ビアホール内に露出する前記第1配線層の上面を連続的に被覆する第2金属層を形成する工程と、
前記第2金属層を給電層とする電解めっき法により、前記第2金属層上に選択的に第3金属層を形成する工程と、
前記第3金属層から露出する前記第1金属層及び前記第2金属層をエッチングにより除去し、前記第1金属層、前記第2金属層、及び前記第3金属層を備えた前記第2配線層を形成する工程と、を含む、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。
【請求項8】
前記第1配線層及び前記外周金属層を形成する工程において、前記凹部に前記第1箔が露出しており、前記凹部に露出する前記第1箔に前記外周金属層が接する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法。
【請求項9】
前記外周領域を除去する工程は、前記凹部と前記配線基板形成領域との間の切断を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法。
【請求項10】
前記配線基板形成領域は、前記配線基板となる複数の個片化領域を含み、各々の前記個片化領域を個々に分離する工程を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ビルドアップ法により配線層及び絶縁層を交互に積層する配線基板の製造方法が知られている。例えば、基体上に厚箔と薄箔を有する金属箔が積層された支持体を準備し、金属箔の上面に配線層及び絶縁層を交互に積層する。この支持体には、平面視で、配線基板形成領域と、配線基板形成領域の外周側に位置する枠状の外周領域とが画定されている。金属箔の上面に配線層及び絶縁層を交互に積層後、厚箔と薄箔との界面での剥離により厚箔と基体を除去し、次いで、薄箔をエッチングで除去することで配線基板が完成する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-101137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような支持体では、金属箔の端部(厚箔及び薄箔の端部)が支持体の側面に露出する。よって、配線基板の製造工程において、めっき工程におけるめっき液や、エッチング工程におけるエッチング液が、支持体の側面に露出する厚箔と薄箔の界面に浸入し、製造工程中における厚箔と薄箔との不意の剥離を引き起こす場合がある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、配線基板の製造工程において支持体の側面からの液侵入を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本配線基板の製造方法は、基体の表面に、第1箔と前記第1箔上に剥離層を介して積層された第2箔とを含む金属箔が、前記第1箔を前記基体側に向けて積層された支持体を準備する工程と、前記支持体上に配線基板を形成する工程と、を含み、前記支持体には、平面視で、配線基板形成領域と、前記配線基板形成領域の外周側に位置する枠状の外周領域と、が画定されており、前記配線基板を形成する工程は、前記外周領域に、前記第2箔を厚さ方向に貫通する、平面視で枠状の凹部を形成する工程と、前記第2箔上に選択的に第1配線層を形成すると共に、前記凹部を埋める枠状の外周金属層を形成する工程と、前記第2箔上に、前記第1配線層及び前記外周金属層を被覆する絶縁層を形成する工程と、前記配線基板形成領域に位置する前記絶縁層上に、第2配線層を形成する工程と、前記外周領域を除去する工程と、前記支持体を除去する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、配線基板の製造工程において支持体の側面からの液侵入を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る配線基板を例示する断面図である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その1)である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その2)である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その3)である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その4)である。
第1実施形態に係る配線基板の製造工程を例示する図(その5)である。
第1実施形態の変形例1に係る配線基板の製造工程を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
〈第1実施形態〉
[配線基板の構造]
図1は、第1実施形態に係る配線基板を例示する断面図である。図1を参照すると、配線基板1は、第1配線層10と、絶縁層20と、第2配線層30と、ソルダーレジスト層40とを有するコアレスのビルドアップ配線基板である。なお、ソルダーレジスト層40は、必要に応じて設けることができる。また、配線基板1は、さらに多層の絶縁層及び配線層を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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