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公開番号2024071180
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181998
出願日2022-11-14
発明の名称炊飯器
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類A47J 27/00 20060101AFI20240517BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】よりユーザの好みに適したご飯を炊くことができる炊飯器を提供する。
【解決手段】本開示に係る炊飯器は、鍋と、鍋を加熱する鍋加熱部と、鍋の上方開口部を覆う蓋体と、空気を送出することによって鍋内を加圧する加圧部と、加圧部から送出される空気を加熱する空気加熱部と、鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、鍋加熱部と加圧部と空気加熱部とを制御して、沸騰維持工程と蒸らし工程とを含む炊飯工程を実行する制御部と、を備え、制御部は、沸騰維持工程において鍋温度検知部の検知温度が100℃よりも高い予め決められた温度になったとき、蒸らし工程に移行し、蒸らし工程において、鍋温度検知部の検知温度が100℃以下になる前に、加圧部と空気加熱部とを制御して、加圧部から送出される空気を空気加熱部により加熱して鍋内に供給し、鍋内の圧力を上昇させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
鍋と、
前記鍋を加熱する鍋加熱部と、
前記鍋の上方開口部を覆う蓋体と、
空気を送出することによって前記鍋内を加圧する加圧部と、
前記加圧部から送出される空気を加熱する空気加熱部と、
前記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
前記鍋加熱部と前記加圧部と前記空気加熱部とを制御して、沸騰維持工程と蒸らし工程とを含む炊飯工程を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記沸騰維持工程において前記鍋温度検知部の検知温度が100℃よりも高い予め決められた温度になったとき、前記蒸らし工程に移行し、前記蒸らし工程において、前記鍋温度検知部の検知温度が100℃以下になる前に、前記加圧部と前記空気加熱部とを制御して、前記加圧部から送出される空気を前記空気加熱部により加熱して前記鍋内に供給し、前記鍋内の圧力を上昇させる、炊飯器。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記空気加熱部は、前記空気を100℃以上に加熱する、請求項1に記載の炊飯器。
【請求項3】
前記蓋体には、前記鍋内で発生した蒸気を前記鍋外に排出するための蒸気排出経路が設けられ、
前記炊飯器は、前記蒸気排出経路を開閉する圧力弁と、前記鍋内の圧力を検知する圧力検知部とを更に備え、
前記制御部は、前記蒸らし工程において、前記圧力検知部の検知圧力に基づいて前記空気加熱部と前記加圧部と前記圧力弁とを制御して、前記鍋内の圧力を調整する、請求項1又は2に記載の炊飯器。
【請求項4】
前記制御部は、前記蒸らし工程において、前記圧力検知部の検知圧力に基づいて前記空気加熱部と前記加圧部と前記圧力弁とを制御して、前記鍋内の圧力を大気圧よりも高い第1圧力まで上昇させ、予め決められた第1時間だけ前記鍋内の圧力を前記第1圧力で維持させ、その後、前記鍋内の圧力を前記第1圧力よりも低く且つ大気圧よりも高い第2圧力まで降下させ、予め決められた第2時間だけ前記鍋内の圧力を前記第2圧力で維持させる、請求項3に記載の炊飯器。
【請求項5】
前記第1時間は、前記第2時間よりも長い、請求項4に記載の炊飯器。
【請求項6】
前記第2時間は、前記第1時間よりも長い、請求項4に記載の炊飯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、炊飯器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の炊飯器として、例えば、特許文献1には、米の糊化を促進する蒸らし工程において、100℃を超える過熱蒸気を鍋内に投入して、鍋全体の加熱の局部的な温度上昇と米の上面及びその近傍の乾燥を防止する炊飯器が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-144308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の炊飯器においては、よりユーザの好みに適したご飯を炊くという観点において未だ改善の余地がある。
【0005】
本開示は、よりユーザの好みに適したご飯を炊くことができる炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本開示の一態様に係る炊飯器は、
鍋と、
前記鍋を加熱する鍋加熱部と、
前記鍋の上方開口部を覆う蓋体と、
空気を送出することによって前記鍋内を加圧する加圧部と、
前記加圧部から送出される空気を加熱する空気加熱部と、
前記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
前記鍋加熱部と前記加圧部と前記空気加熱部とを制御して、沸騰維持工程と蒸らし工程とを含む炊飯工程を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記沸騰維持工程において前記鍋温度検知部の検知温度が100℃よりも高い予め決められた温度になったとき、前記蒸らし工程に移行し、前記蒸らし工程において、前記鍋温度検知部の検知温度が100℃以下になる前に、前記加圧部と前記空気加熱部とを制御して、前記加圧部から送出される空気を前記空気加熱部により加熱して前記鍋内に供給し、前記鍋内の圧力を上昇させる、
ように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、よりユーザの好みに適したご飯を炊くことができる炊飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る炊飯器を前方斜め上方から見た斜視図である。
図1の炊飯器の断面図である。
図1の炊飯器が備える蓋体の内部構造を示す断面図であって、圧力弁及び圧力センサを示す図である。
図1の炊飯器が備える蓋体の内部構造を示す断面図であって、加圧部及び空気加熱部を示す図である。
図1の炊飯器を用いて炊飯工程の一例を行ったときの鍋の温度及び鍋内の圧力の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、よりユーザの好みに適したご飯を炊くことができる炊飯器を提供するために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
【0010】
従来の炊飯器においては、蒸らし工程において、100℃を超える過熱蒸気を発生させるために、水タンク内の水をヒータで加熱して沸騰させるように構成されている。この構成によれば、蒸らし工程の開始から水タンク内の水が沸騰するまでの間、過熱蒸気が鍋内に供給されないことになる。このため、鍋内の温度が降下して、米の中心部への水分の吸収及び米の糊化が抑えられる。その結果、米の中心部が硬くなるとともに弾力性(ハリ)が低下することになる。
(【0011】以降は省略されています)

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