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公開番号2024071156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181957
出願日2022-11-14
発明の名称ポンプディスペンサ、吐出容器及び内容物入り吐出容器
出願人大和製罐株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 83/00 20060101AFI20240517BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】組み立て時にインナーロッド及びプラグの相対的な傾きを抑制できる、ポンプディスペンサを提供すること。
【解決手段】ポンプディスペンサ3は、シリンダ26に設けられ、ノズル24の往復動に伴って往復動する液ピストン104の内方に挿通され、ノズル24の往復動にともなって軸心に沿って移動する、一端に第1係合部166を有するインナーロッド110と、液室220に収容され、第1係合部166と係合することで、インナーロッド110の移動範囲を規定する第2係合部182を有する筒状のプラグ112と、を備え、第2係合部182は、傾斜する案内面182aを有し、第1係合部166が嵌入される開口部182bが形成され、第1係合部166は、開口部182bよりも大径の端部166a及び開口部182bの内周面と当接してプラグ112及びインナーロッド110の相対的な傾きを規制する規制部166bを有する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルと、
シリンダと、
前記シリンダに設けられ、前記ノズルの往復動に伴って往復動する液ピストンと、
前記液ピストンの内方に挿通され、前記ノズルの往復動にともなって軸心に沿って移動する、一端に第1係合部を有するインナーロッドと、
前記液ピストン及び前記シリンダにより形成される液室に収容され、前記インナーロッドが挿入され、前記第1係合部と係合することで、前記シリンダに対して移動する前記インナーロッドの移動範囲を規定する第2係合部を有する筒状のプラグと、を備え、
前記第2係合部は、前記第1係合部を案内する、前記プラグの軸心に対して傾斜する案内面を有するとともに、前記案内面に前記第1係合部が嵌入される開口部が形成され、
前記第1係合部は、前記開口部よりも大径に形成された端部、及び、前記端部に設けられ、前記開口部の内周面と当接することで、前記プラグ及び前記インナーロッドの相対的な傾きを規制する規制部を有する、ポンプディスペンサ。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記規制部は、周方向に連続する突起か、又は、周方向に離間して複数設けられる突起である、請求項1に記載のポンプディスペンサ。
【請求項3】
前記規制部の外径は、前記開口部の内径以下である、請求項1に記載のポンプディスペンサ。
【請求項4】
前記端部は、外周面及び曲面を有し、
前記インナーロッドの軸心に対する前記外周面及び前記曲面の接続点及び前記規制部の角部の接線の角度をαとし、前記プラグの軸心に対する前記案内面の角度をβとしたときに、前記角度αは、8.5°≦α≦βである、請求項3に記載のポンプディスペンサ。
【請求項5】
前記規制部は、前記端部の前記外周面が前記案内面に当接するときに、前記開口部の内周面に当接する、請求項4に記載のポンプディスペンサ。
【請求項6】
前記規制部は、前記端部と同軸の柱状の突起である、請求項2に記載のポンプディスペンサ。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のポンプディスペンサと、
前記ポンプディスペンサに着脱可能な容器体と、
前記ポンプディスペンサの前記シリンダに取り付けられる管体と、
を備える吐出容器。
【請求項8】
請求項7に記載の吐出容器と、
前記吐出容器内に収容された内容物と、
を備える内容物入り吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプディスペンサ、吐出容器及び内容物入り吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従前から、液体を吐出するポンプディスペンサ及びポンプディスペンサが用いられた吐出容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなポンプディスペンサは、組み立て時に、液ピストン、インナーロッド、プラグ、及び、コイルバネをピストンユニットの一部としてユニット化される。
【0003】
近年地球環境に配慮して、廃棄される樹脂排出量を低減することが望まれている。そのための手段の一つとして樹脂容器の薄肉化や軽量化など、使用される樹脂量を低減することが試みられている。
【0004】
ここで、ポンプディスペンサに用いられる部品は樹脂を成形して製造され、例えばインナーロッドも樹脂製である。一般的に使用する樹脂量を低減すると、部品の強度は損なわれる傾向にあるため、樹脂量を低減した部品であっても製造及び使用において不具合が生じないような仕様が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-160748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような、ポンプディスペンサにおける組み立て時において、インナーロッドの軸心がプラグの軸心と平行で、特にインナーロッド及びプラグの互いの軸心が一致した位置で挿入されることが望ましい。
【0007】
しかしながら、ポンプディスペンサのインナーロッド及びプラグの機構上のクリアランス、及びピストンユニットにおける組立装置の位置決め精度等によりインナーロッド及びプラグの軸心は互いにずれることがある。このずれによりインナーロッドは挿入とともにプラグの軸心に対して傾きを生じる。
【0008】
この傾きが大きくなるとインナーロッドの軸体が変形し、インナーロッドに適切な嵌合力が加わらずにプラグに嵌合されないことがある。使用する樹脂量を低減した部品では、より容易に変形が生じやすくなる可能性があるため、インナーロッドのプラグへの挿入時に傾きを抑制する機構が求められている。
【0009】
そこで、本発明は、組み立て時にインナーロッド及びプラグの相対的な傾きを抑制できる、ポンプディスペンサ、吐出容器及び内容物入り吐出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、ノズルと、シリンダと、前記シリンダに設けられ、前記ノズルの往復動に伴って往復動する液ピストンと、前記液ピストンの内方に挿通され、前記ノズルの往復動にともなって軸心に沿って移動する、一端に第1係合部を有するインナーロッドと、前記液ピストン及び前記シリンダにより形成される液室に収容され、前記インナーロッドが挿入され、前記第1係合部と係合することで、前記シリンダに対して移動する前記インナーロッドの移動範囲を規定する第2係合部を有する筒状のプラグと、を備え、前記第2係合部は、前記第1係合部を案内する、前記プラグの軸心に対して傾斜する案内面を有するとともに、前記案内面に前記第1係合部が嵌入される開口が形成され、前記第1係合部は、前記開口よりも大径に形成された端部、及び、前記端部に設けられ、前記開口の内周面と当接することで、前記プラグ及び前記インナーロッドの相対的な傾きを規制する規制部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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