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公開番号2024071034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181752
出願日2022-11-14
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/572 20210101AFI20240517BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】内部短絡時の温度上昇を緩和する。
【解決手段】セルケースは、電極体と、ヒューズとを収納している。セルケースは、ケース本体と、蓋とを含む。蓋は、第1電極端子と、導電部材と、蓋本体と、絶縁部材と、第2電極端子とを含む。電極体と、第1電極端子とを電気的に接続する第1経路が形成されている。電極体と、第2電極端子とを電気的に接続する第2経路が形成されている。ヒューズは、第1経路内または第2経路内に配置されている。絶縁部材は、蓋本体と、第2電極端子とを電気的に絶縁している。導電部材は、蓋の外側に配置されている。導電部材は、蓋本体と、第1電極端子とを電気的に接続している。導電部材は、第1導電部と第2導電部とを含む。第1導電部は、導電樹脂を含む。第2導電部は、金属材料を含む。導電樹脂は、金属材料よりも低い融点を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
セルケースと、
電極体と、
ヒューズと、
を含み、
前記セルケースは、前記電極体と、前記ヒューズとを収納しており、
前記セルケースは、ケース本体と、蓋とを含み、
前記ケース本体は、開口部を有しており、
前記蓋は、前記開口部を塞いでおり、
前記蓋は、第1電極端子と、導電部材と、蓋本体と、絶縁部材と、第2電極端子とを含み、
前記蓋本体は、前記第1電極端子と、前記第2電極端子とを支持しており、
前記第2電極端子は、前記第1電極端子と異なる極性を有しており、
前記電極体と、前記第1電極端子とを電気的に接続する第1経路が形成されており、
前記電極体と、前記第2電極端子とを電気的に接続する第2経路が形成されており、
前記ヒューズは、前記第1経路内または前記第2経路内に配置されており、
前記絶縁部材は、前記蓋本体と、前記第2電極端子とを電気的に絶縁しており、
前記導電部材は、前記蓋の外側に配置されており、
前記導電部材は、前記蓋本体と、前記第1電極端子とを電気的に接続しており、
前記導電部材は、第1導電部と第2導電部とを含み、
前記第1導電部は、導電樹脂を含み、
前記第2導電部は、金属材料を含み、
前記導電樹脂は、前記金属材料よりも低い融点を有する、
蓄電セル。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記第1電極端子は、正極端子であり、
前記第2電極端子は、負極端子であり、かつ
前記ヒューズは、前記第1経路内に配置されている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記金属材料は、前記ヒューズの動作温度よりも高い融点を有する、
請求項1または請求項2に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2015-076402号公報(特許文献1)は、端子部に連結される可変部材を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-076402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電セルは、セルケースと、電極体(発電要素)とを含む。セルケースは、電極体を収納する。電極体において、内部短絡が発生する可能性がある。内部短絡時、短絡電流が増大することにより、急激な温度上昇が起こる可能性がある。本開示は、内部短絡時の温度上昇を緩和することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1.蓄電セルは、セルケースと、電極体と、ヒューズとを含む。セルケースは、電極体と、ヒューズとを収納している。セルケースは、ケース本体と、蓋とを含む。ケース本体は、開口部を有している。蓋は、開口部を塞いでいる。蓋は、第1電極端子と、導電部材と、蓋本体と、絶縁部材と、第2電極端子とを含む。蓋本体は、第1電極端子と、第2電極端子とを支持している。第2電極端子は、第1電極端子と異なる極性を有する。電極体と、第1電極端子とを電気的に接続する第1経路が形成されている。電極体と、第2電極端子とを電気的に接続する第2経路が形成されている。ヒューズは、第1経路内または第2経路内に配置されている。絶縁部材は、蓋本体と、第2電極端子とを電気的に絶縁している。
導電部材は、蓋の外側に配置されている。導電部材は、蓋本体と、第1電極端子とを電気的に接続している。導電部材は、第1導電部と第2導電部とを含む。第1導電部は、導電樹脂を含む。第2導電部は、金属材料を含む。導電樹脂は、金属材料よりも低い融点を有する。
【0006】
電極体において内部短絡が発生すると、短絡電流が導電部材を流れる。導電部材は、第1導電部(導電樹脂)と第2導電部(金属材料)とを含む。導電樹脂は、金属材料に比して低い融点を有する。短絡電流のジュール熱により、第1導電部は融解し得る。第1導電部の融解により、電流経路が第2導電部に絞られる。電流経路の縮小により、導電部材の電気抵抗が上昇し得る。電気抵抗の上昇により、短絡電流の増大が軽減され得る。
【0007】
さらに、第2導電部が電流経路を維持するため、適度な短絡電流が流れ続ける。短絡電流により、セルケース内のヒューズが溶断され得る。ヒューズの溶断により、蓄電セルの機能が停止され得る。よって、内部短絡時の温度上昇が緩和され得る。
【0008】
なお、例えば、導電部材がない場合、過大な短絡電流がヒューズを流れることにより、ヒューズが正常に動作しない可能性がある。また、導電部材が電流経路を完全に遮断した場合、セルケース外の回路は遮断され得る。しかし、セルケース内のヒューズが動作しないため、セルケース内の回路が遮断されない可能性がある。
【0009】
2.上記「1」に記載の蓄電セルにおいて、例えば、第1電極端子が正極端子であり、第2電極端子が負極端子であってもよい。ヒューズは、第1経路内(正極側)に配置されていてもよい。
【0010】
3.上記「1」または「2」に記載の蓄電セルにおいて、金属材料は、例えば、ヒューズの動作温度よりも高い融点を有していてもよい。「動作温度」は、ヒューズが溶断する温度を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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