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公開番号2024069747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022179943
出願日2022-11-10
発明の名称化粧料用粉体、及びその製造方法、並びに化粧料
出願人大東化成工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/19 20060101AFI20240515BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】みずみずしさ、肌への密着性、ソフト感、なめらかさといった使用感触に優れつつも、製剤設計の自由度が高められた化粧料用粉体を提供する。
【解決手段】基粉体の表面を、アルキルグルコシドと酒石酸及び/又はクエン酸の塩との縮合物で表面処理してなる化粧料用粉体であり、アルキルグルコシドにおけるアルキル基は、炭素数7~25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、酒石酸及び/又はクエン酸の塩は、マグネシウム塩及び/又はアルミニウム塩である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基粉体の表面を、アルキルグルコシドと酒石酸及び/又はクエン酸の塩との縮合物で表面処理してなる化粧料用粉体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記アルキルグルコシドにおけるアルキル基は、炭素数7~25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基である請求項1に記載の化粧料用粉体。
【請求項3】
前記酒石酸及び/又はクエン酸の塩は、マグネシウム塩及び/又はアルミニウム塩である請求項1に記載の化粧料用粉体。
【請求項4】
前記縮合物の含有量は、0.05~22質量%である請求項1~3の何れか一項に記載の化粧料用粉体。
【請求項5】
基粉体と、アルキルグルコシドと酒石酸及び/又はクエン酸の1価の金属塩との縮合物とを水に分散させる第1工程と、
前記第1工程で得られた分散物に2価以上の金属塩を添加することにより、前記基粉体の表面に、前記アルキルグルコシドと前記2価以上の金属塩との縮合物を析出させる第2工程と、
前記第2工程で得られた分散物のpHを調整する第3工程と
を包含する化粧料用粉体の製造方法。
【請求項6】
前記2価以上の金属塩は、マグネシウム塩及び/又はアルミニウム塩である請求項5に記載の化粧料用粉体の製造方法。
【請求項7】
請求項1~3の何れか一項に記載の化粧料用粉体を配合した化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンデーション、アイシャドー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料や、サンスクリーン化粧料、乳液、クリーム等の基礎化粧料等に用いられる化粧料用粉体、及びその製造方法、並びに化粧料に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ファンデーション、アイシャドー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料や、サンスクリーン化粧料、乳液、クリームなどの基礎化粧料等においては、保湿性を向上させることが求められている。
【0003】
従来の化粧料として、コラーゲン等の油性(油溶性)の保湿成分やヒアルロン酸やグリセリン等の水性(水溶性)の保湿成分で基粉体を表面処理したものがあった(特許文献1、2参照)。
【0004】
また、化粧料の使用感触や付着性を向上させることが検討されており、例えば、アシルアミノ酸又はその塩で基粉体を表面処理してなる化粧料用粉体を化粧料に配合したものがあった(特許文献3、4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-69710号公報
特開2002-201113号公報
特開2012-121835号公報
特公平1-50202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1においては、コラーゲン等の油性の保湿成分は、動物性タンパク質であるため、使用が制限される虞がある。また、油性の保湿成分は、その融点、他成分との相溶性等に起因して、化粧料の製造時に高温での加熱が必要となったり、化粧料の経時安定性に悪影響を及ぼしたりする虞がある。このように、製剤設計の自由度が十分であるとはいい難い。
【0007】
特許文献2においては、ヒアルロン酸等の水溶性の保湿成分は、親水性であることから撥水性に劣り、粉体製剤を設計する際、撥水性を有する粉体との馴染みが悪く、化粧料に汎用される有機溶媒に溶解し難く、配合に工夫を要する。また、ヒアルロン酸は、高分子であることから、基粉体を表面処理する際に高粘度のゲル状となり、均一に処理することが困難となる。このように、製剤設計の自由度が十分であるとはいい難い。さらに、ヒアルロン酸で表面処理して得られた化粧料用粉体は、みずみずしさ、肌への密着性、ソフト感、なめらかさといった使用感触にも劣る。
【0008】
特許文献3及び4においては、アシルアミノ酸又はその塩で基粉体を表面処理した場合、撥水性を付与するために処理量が多く必要となり、製造コストが高くなり、化粧料の使用感触に劣る。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、みずみずしさ、肌への密着性、ソフト感、なめらかさといった使用感触に優れつつも、製剤設計の自由度が高められた化粧料用粉体、及びその製造方法、並びに当該化粧料用粉体を配合した化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための本発明に係る化粧料用粉体の特徴構成は、
基粉体の表面を、アルキルグルコシドと酒石酸及び/又はクエン酸の塩との縮合物で表面処理してなることにある。
(【0011】以降は省略されています)

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