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公開番号2024064823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173724
出願日2022-10-28
発明の名称シミュレーション装置、画像データの生成方法、プログラム、記録媒体、評価方法、及び加飾部材の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 11/80 20060101AFI20240507BHJP(計算;計数)
要約【課題】移動体の内装や外装、建物の内装や外装、家具、家電製品等に適用される加飾部材の試作品に代えて用いるシミュレーション画像の、精度を向上させるシミュレーション装置、画像データの生成方法、プログラム、記録媒体、評価方法及び加飾部材の製造方法を提供する。
【解決手段】加飾システムにおいて、第1層(トップ層)及び第2層(意匠層)を含む加飾部材の画像データを生成するシミュレーション装置40は、第1層に関する第1情報及び第2層に関する第2情報を取得する取得部と、第1情報及び第2情報を用いて加飾部材の画像データを生成する計算部と、を含む画像データ生成部45を有する。第1情報は、第1層の、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報及び高さに関する情報の一以上を含む。第2情報は、第2層の、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報及び高さに関する情報の一以上を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1層及び第2層を含む加飾部材の画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記第1層に関する第1情報及び前記第2層に関する第2情報を取得する取得部と、
前記第1情報及び前記第2情報を用いて前記加飾部材の前記画像データを生成する計算部と、を備え、
前記第1情報は、前記第1層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含み、
前記第2情報は、前記第2層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含む、シミュレーション装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
第3層を更に含む前記加飾部材の前記画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記取得部は、前記第3層に関する第3情報を更に取得し、
前記計算部は、前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報を用いて前記画像データを生成し、
前記第1情報は、前記加飾部材の表面を構成するトップ層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含み、
前記第2情報は、前記第1層及び前記第3層の間に位置する意匠層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含み、
前記第3情報は、前記第1層及び前記第2層と重ねられた樹脂層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含む、請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項3】
前記第1情報は、前記トップ層についての、反射特性に関する情報を含み、
前記第2情報は、前記意匠層についての、色に関する情報を含み、
前記第3情報は、前記樹脂層についての、色に関する情報を含む、請求項2に記載のシミュレーション装置。
【請求項4】
第4層を更に含む前記加飾部材の前記画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記取得部は、前記第4層に関する第4情報を更に取得し、
前記計算部は、前記第1情報、前記第2情報、前記第3情報、及び前記第4情報を用いて前記画像データを生成し、
前記第4情報は、前記第1層、前記第2層、及び前記第3層を含む加飾シートに接合した成形部についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含む、請求項2に記載のシミュレーション装置。
【請求項5】
前記第4情報は、前記成形部の色に関する情報を含む、請求項4に記載のシミュレーション装置。
【請求項6】
前記第1情報は、前記加飾部材の表面を構成するトップ層についての、反射特性に関する情報及び高さに関する情報を含み、
前記第2情報は、前記トップ層によって部分的に覆われた意匠層についての、色に関する情報を含む、請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項7】
前記第1情報は、前記加飾部材の表面を構成するトップ層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、及び反射特性に関する情報を含み、
前記第2情報は、前記トップ層によって覆われた凹凸面を含む意匠層についての、色に関する情報及び高さに関する情報を含む、請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項8】
背後に配置された光源の点灯及び非点灯の切り替えにより異なる意匠を表示する前記加飾部材の前記画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記取得部は、前記光源に関する情報を更に取得し、
前記計算部は、前記光源に関する前記情報を更に用いて前記画像データを生成し、
前記第1情報は、前記光源の非点灯時に観察可能な意匠を表示する意匠層についての、色に関する情報及び透過特性に関する情報を含み、
前記第2情報は、前記光源の点灯時に観察可能なパターンに対応した光透過部を含み前記意匠層と前記光源との間に位置する第2意匠層についての、色に関する情報及び透過特性に関する情報を含む、請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項9】
前記第2情報は、レンズ機能を有する意匠層についての、高さに関する情報を含む、請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項10】
前記第1層及び前記第2層を含む加飾シートを成形加工することによって得られる前記加飾部材の前記画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記計算部は、前記加飾シートに含まれて意匠を表示する意匠層の成形加工時における伸びを考慮し、前記意匠層についての色に関する情報及び透過特性に関する情報の一以上を調整する、請求項1に記載のシミュレーション装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シミュレーション装置、画像データの生成方法、プログラム、記録媒体、評価方法、及び加飾部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
加飾部材は、移動体の内装や外装、建物の内装や外装、家具、家電製品等の各種装置に適用されている。加飾部材は、意匠を表示することによって、適用対象の美観を向上させる。加飾部材の意匠開発において、現状、試作品により意匠が確認されている。例えば自動車等の移動体の内装に適用される加飾部材の意匠は、試作品の作製及び確認と試作品の修正とを複数回繰り返すことにより、決定される。しかしながら、試作品の作製は、時間と費用の負担をともなう。このような負担を軽減するため、特許文献1では、加飾部材の画像をシミュレーションによって作製することが検討されている。試作品に代えて、シミュレーション画像を用いることにより、意匠開発における時間と費用の負担を大幅に軽減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-133194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
加飾部材は、複数の層を含む。加飾部材は、複数の層の組合せによって形成された意匠を表示する。その一方で、従来の加飾部材の画像は、絵柄の色、表面凹凸、及び表面光沢の情報に基づいてシミュレーションされている。すなわち、従来のシミュレーションでは、加飾部材の厚み方向の構成が十分考慮されていない。したがって、シミュレーション画像が、実際に作製した実物の加飾部材から大きく相違することがある。本開示は、加飾部材のシミュレーション画像の精度向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施の形態によるシミュレーション装置は、
第1層及び第2層を含む加飾部材の画像データを生成するシミュレーション装置であって、
前記第1層に関する第1情報及び前記第2層に関する第2情報を取得する取得部と、
前記第1情報及び前記第2情報を用いて前記加飾部材の前記画像データを生成する計算部と、を備え、
前記第1情報は、前記第1層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含み、
前記第2情報は、前記第2層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含む。
【0006】
本開示の一実施の形態による画像データの生成方法は、
第1層及び第2層を含む加飾部材の画像データを生成する画像データの生成方法であって、
前記第1層に関する第1情報及び前記第2層に関する第2情報を取得部に取得する工程と、
前記第1情報及び前記第2情報を用いて前記加飾部材の前記画像データを計算部によって生成する工程と、を備え、
前記第1情報は、前記第1層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び厚みに関する情報の一以上を含み、
前記第2情報は、前記第2層についての、色に関する情報、透過特性に関する情報、反射特性に関する情報、及び高さに関する情報の一以上を含む。
【0007】
本開示の一実施の形態によるプログラムは、
シミュレーション装置によって実行されるプログラムであって、
本開示の一実施の形態による画像データの生成方法のいずれかを前記シミュレーション装置に実行させる。
【0008】
本開示の一実施の形態による記憶媒体は、
シミュレーション装置によって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体であって、
前記プログラムは、本開示の一実施の形態による画像データの生成方法のいずれかを前記シミュレーション装置に実行させる。
【0009】
本開示の一実施の形態による評価方法は、
第1層及び第2層を含む加飾部材の画像データを評価する評価方法であって、
本開示の一実施の形態による画像データの生成方法のいずれかにより、成形加工前における加飾部材の第1画像データを生成する工程と、
前記第1画像データの評価結果を受領した後に、前記計算部によって、成形加工時における伸びを考慮して前記第1情報および前記第2情報の一以上を調整し、且つ、修正された情報を用いて第2画像データを生成する工程と、を備える。
【0010】
本開示の一実施の形態による加飾部材の製造方法は、
本開示の一実施の形態による評価方法により得られた第2画像データの評価結果を受領する工程と、
前記第2画像データの評価結果を受領した後に、加飾部材を製造する工程と、を備える、加飾部材の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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