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公開番号2024064817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173712
出願日2022-10-28
発明の名称データ構造
出願人株式会社奥村組
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20240507BHJP(計算;計数)
要約【課題】一元的にコンクリートの打設を管理するためのデータ構造を提供する。
【解決手段】母店端末、第1事務所端末、第2事務所端末、作業端末、保存装置および画像変換装置と、を含むコンクリート打設管理システムにおいて、母店端末は、構造物の3次元設計情報を区分して、大ブロックを生成し、第1事務所端末は、大ブロックのそれぞれを、所定サイズの小ブロックに分割した分割データを生成して、生成された分割データおよび3次元設計情報を保存装置へ送信し、保存装置は、分割データおよび小ブロック識別子を第2事務所端末へ送信し、3次元設計情報を画像変換装置へ送信することによりコンクリートの打設を管理するためのデータ構造を保存する。データ構造は、分割データを含み、分割データは、小ブロック識別子と、小ブロックの属性情報である分割ブロック属性情報と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
母店端末と、工事事務所に配置された第1事務所端末および第2事務所端末と、コンクリート打設現場において作業現場職員が所持する作業端末と、前記第1事務所端末および前記第2事務所端末および前記作業端末と通信可能な保存装置および画像変換装置と、を含むコンクリート打設管理システムにおいて、
前記母店端末は、構造物の3次元設計情報を生成し、1日で打込みを計画するコンクリート量に基づいて、前記3次元設計情報を区分して、大ブロックを生成し、
前記第1事務所端末は、
生成された前記大ブロックに関する情報および前記3次元設計情報を前記母店端末から取得し、前記大ブロックのそれぞれを、所定サイズの小ブロックに分割した分割データを生成して、生成された前記分割データおよび前記3次元設計情報を前記保存装置へ送信し、
前記保存装置は、
受信した前記分割データおよび前記3次元設計情報を格納し、
格納された前記分割データおよび生成された前記小ブロックのそれぞれを識別するための小ブロック識別子を前記第2事務所端末へ送信し、前記3次元設計情報を前記画像変換装置へ送信する、
ことによりコンクリートの打設を管理するためのデータ構造であって、
前記データ構造は、前記分割データを含み、
前記分割データは、前記小ブロック識別子と、前記小ブロックの属性情報である分割ブロック属性情報と、を有する、データ構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記画像変換装置は、
受信した前記3次元設計情報を前記第2事務所端末の表示用に変換し、
変換された第2事務所端末表示用変換3次元設計情報を前記第2事務所端末へ送信し、
前記第2事務所端末は、変換された前記第2事務所端末表示用変換3次元設計情報を前記画像変換装置から受信し、
受信した前記第2事務所端末表示用変換3次元設計情報を用いて、コンクリートの打設順を示す打設順データを前記分割データに付与し、
前記小ブロック識別子、前記分割データおよび前記打設順データを前記保存装置へ送信し、
前記保存装置は、
送信された前記小ブロック識別子、前記分割データおよび前記打設順データを紐付けて格納する、
ことによりコンクリートの打設を管理するためのデータ構造であって、
前記データ構造は、前記打設順データをさらに含む、請求項1に記載のデータ構造。
【請求項3】
前記保存装置は、格納された前記3次元設計情報を前記画像変換装置へ送信し、前記打設順データを前記作業端末へ送信し、
前記画像変換装置は、
送信された前記3次元設計情報の出力形式を前記作業端末の表示用に変換して、作業端末表示用変換3次元設計情報を生成し、
生成された前記作業端末表示用変換3次元設計情報を前記作業端末へ送信し、
前記保存装置は、格納された前記小ブロック識別子、前記分割データおよび前記打設順データを前記作業端末へ送信し、
前記作業端末は、受信した前記作業端末表示用変換3次元設計情報とともに前記打設順データを表示し、表示された前記作業端末表示用変換3次元設計情報を用いた前記作業現場職員によるコンクリート打込みの進捗に応じた入力を現場ブロック属性情報として受け付け、受け付けた前記現場ブロック属性情報と前記小ブロック識別子とを紐付けて、前記保存装置へ送信し、
前記保存装置は、送信された前記現場ブロック属性情報と前記小ブロック識別子とを紐付けて格納する、
ことによりコンクリートの打設を管理するためのデータ構造であって、
前記データ構造は、前記現場ブロック属性情報をさらに含む、請求項2に記載のデータ構造。
【請求項4】
前記分割ブロック属性情報は、3次元座標データおよび打設用参照データを含む請求項1に記載のデータ構造。
【請求項5】
前記打設用参照データは、同一層における位置関係を示す平面ブロック割、隣接ブロックに関するデータおよび小ブロックの体積を含む請求項4に記載のデータ構造。
【請求項6】
前記現場ブロック属性情報は、コンクリートの打込み開始時刻、コンクリートの打込み終了時刻および打重ね時間を含む請求項3に記載のデータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、各現場における作業端末が、現場で収集した各種情報をデータサーバへ送信し、データサーバが、取得した各種情報を更新し、更新したデータを打設管理システムへ送信することが開示されている(段落[0041]~[0042]、図1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6902180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、コンクリートの打設計画の立案から打設終了までを一貫して管理したり、一元的に管理したりすることができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ構造は、
母店端末と、工事事務所に配置された第1事務所端末および第2事務所端末と、コンクリート打設現場において作業現場職員が所持する作業端末と、前記第1事務所端末および前記第2事務所端末および前記作業端末と通信可能な保存装置および画像変換装置と、を含むコンクリート打設管理システムにおいて、
前記母店端末は、構造物の3次元設計情報を生成し、1日で打込みを計画するコンクリート量に基づいて、前記3次元設計情報を区分して、大ブロックを生成し、
前記第1事務所端末は、
生成された前記大ブロックに関する情報および前記3次元設計情報を前記母店端末から取得し、前記大ブロックのそれぞれを、所定サイズの小ブロックに分割した分割データを生成して、生成された前記分割データおよび前記3次元設計情報を前記保存装置へ送信し、
前記保存装置は、
受信した前記分割データおよび前記3次元設計情報を格納し、
格納された前記分割データおよび生成された前記小ブロックのそれぞれを識別するための小ブロック識別子を前記第2事務所端末へ送信し、前記3次元設計情報を前記画像変換装置へ送信する、
ことによりコンクリートの打設を管理するためのデータ構造であって、
前記データ構造は、前記分割データを含み、
前記分割データは、前記小ブロック識別子と、前記小ブロックの属性情報である分割ブロック属性情報と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、コンクリートの打設計画の立案から打設終了までを一貫して管理したり、一元的に管理したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの概要を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの動作の概要を説明するためのシーケンス図である。
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの構成を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの保存装置に保存されデータ構造を説明するための図である。
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの保存装置に保存されるデータ構造を説明するための他の図である。
本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システムの保存装置に保存されるデータ構造を説明するためのさらに他の図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
【0009】
次に本発明の好ましい実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システム100について、図1~図4Cを用いて説明する。図1は、本実施形態に係るデータ構造を用いてコンクリートの打設を管理するコンクリート打設管理システム100の動作の概要について説明するための図である。
【0010】
コンクリート打設管理システム100は、母店端末101、工事事務所に存在する第1事務所端末102および第2事務所端末103、クラウド上に存在する保存装置104(保存サーバ)および画像変換装置105(画像変換サーバ)並びに作業端末106を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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