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公開番号2024064036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172330
出願日2022-10-27
発明の名称電子機器
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/473 20060101AFI20240507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子部品に冷媒が触れることが抑制された電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器10は、内部に冷媒が流れる冷却管50と、内側に冷却管が設けられている継手40と、継手と冷却管との間に設けられる封止部41、42、44と、を備える。継手は、内径の異なる大径部31および小径部32を備え、小径部は、並び方向に関して、大径部よりも電子部品から離れて設けられている。封止部は、大径部と冷却管との間に設けられる第1封止部41、および、小径部と冷却管との間に設けられる第2封止部42と、を備える。大径部、および/または、小径部に、冷媒をケースの外部へ排出する排出経路33の少なくとも一部が設けられ、冷媒によって、継手における、並び方向に関して、第1封止部と第2封止部との間の部位が、排出経路と連通する態様で変形可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品(5)と、
前記電子部品に向かって延び、内部に冷媒が流れる冷却管(50)と、
前記電子部品および前記冷却管を収納するとともに、側壁(22A)に貫通孔(25)を有するケース(20)と、
前記貫通孔に通されて、内側に前記冷却管が設けられている継手(40)と、
前記継手と前記冷却管との間に設けられる封止部(41、42、43、44)と、を備え、
前記継手は、第1径部(31)および前記第1径部に連続する第2径部(32)を備え、
前記第2径部は、前記第1径部と前記第2径部の並ぶ並び方向(TD)に関して、前記第1径部よりも前記電子部品から離れて設けられ、
前記封止部は、前記第1径部と前記冷却管との間に設けられる第1封止部(41)、および、前記第2径部と前記冷却管との間に設けられる第2封止部(42)と、を備え、
前記第1径部、および/または、前記第2径部に、前記冷媒を前記ケースの外部へ排出する排出経路(33)の少なくとも一部が設けられ、
前記継手における、前記第1封止部と前記第2封止部との間の部位が、前記冷媒によって前記排出経路と連通する態様で変形可能である電子機器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2径部の内径は、前記第1径部の内径よりも小さい請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記継手は、前記第1径部の内側の第1内周面(31A)、および、前記第2径部の内側の第2内周面(32A)を連結する連結面(34A)と、前記排出経路を区画する複数の区画面(33A、33B)のうち前記連結面の裏側に設けられる1つと、を有する連結壁(34)をさらに備え、
前記連結壁は、前記冷媒によって、前記排出経路と連通する態様で変形可能である請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記排出経路は少なくとも前記第2径部において前記並び方向に延びており、
前記継手は、前記第2内周面と、複数の前記区画面のうち前記第2内周面の裏側に設けられる1つと、を有する延長壁(35)をさらに備え、
前記延長壁の厚さは、前記冷媒によって、前記排出経路につながる経路が形成されない程度に、前記連結壁の厚さよりも厚い請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記並び方向に関して、前記第1径部と前記第2径部の間に、前記第2径部よりも内径が大きく前記第1径部よりも内径が小さい第3径部(231)と、
前記第3径部と前記冷却管との間に設けられる第3封止部(44)と、をさらに備える請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1封止部、および/または、前記第2封止部を複数備える請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項7】
前記継手に前記排出経路が複数設けられている請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項8】
前記貫通孔よりも前記ケースの外側に前記連結壁が設けられている請求項3に記載の電子機器。
【請求項9】
前記並び方向に関して、前記第2封止部の移動を規制する規制部(48)をさらに備え、
前記規制部が、前記連結壁よりも上流側に設けられている請求項3に記載の電子機器。
【請求項10】
電子部品(5)と、
前記電子部品に向かって延び、内部に冷媒が流れる冷却管(50)と、
前記電子部品および前記冷却管を収納するとともに、側壁(22A)に貫通孔(25)を有するケース(20)と、
前記貫通孔に通されて、内側に前記冷却管が設けられている継手(40)と、
前記継手と前記冷却管との間に設けられる封止部(41、42、43、44)と、を備え、
前記継手は、第1径部(31)および前記第1径部に連続する第2径部(32)を備え、
前記第2径部は、前記第1径部と前記第2径部の並ぶ並び方向(TD)に関して、前記第1径部よりも前記電子部品から離れて設けられ、
前記封止部は、前記第1径部と前記冷却管との間に設けられる第1封止部(41)、および、前記第2径部と前記冷却管との間に設けられる第2封止部(42)と、を備え、
前記第1径部、および/または、前記第2径部に、前記冷媒を前記ケースの外部へ排出する排出経路(33、833)の少なくとも一部が設けられ、
前記継手における前記第1封止部と前記第2封止部との間の部位に、前記冷媒を前記排出経路へと導く排出孔(634、834)が設けられている電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、電子機器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、電子部品、電子部品を冷却する液冷式の冷却器、冷却器から延びる冷媒管、内側に冷媒管が挿入されている管継手、冷媒管と管継手の間に設けられるガスケット、および、これらを内部に備えるケースを備える電子機器が記載されている。管継手における、冷媒管が挿入される開口から続く大径部に、第1ガスケットが配置されている。管継手における、大径部の奥に続く、内径が大径部の内径よりも小さい小径部に、第2ガスケットが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6219780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
経年劣化や設置不良などにより第2ガスケットの機能が十分発揮されないと、冷媒が管継手と冷媒管の間を通って、第1ガスケットと第2ガスケットの間に浸入することがある。第1ガスケットと第2ガスケットの間に浸入した冷媒の圧力が第1ガスケットの耐圧を超えると、冷媒が第1ガスケットを通り越して、ケースの内部に浸入する懸念がある。冷媒が電子部品に触れてしまう虞があった。
【0005】
そこで本開示の目的は、電子部品に冷媒が触れることが抑制された電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による電子機器は、
電子部品(5)と、
電子部品に向かって延び、内部に冷媒が流れる冷却管(50)と、
電子部品および冷却管を収納するとともに、側壁(22A)に貫通孔(25)を有するケース(20)と、
貫通孔に通されて、内側に冷却管が設けられている継手(40)と、
継手と冷却管との間に設けられる封止部(41、42、43、44)と、を備え、
継手は、第1径部(31)および第1径部に連続する第2径部(32)を備え、
第2径部は、第1径部と第2径部の並ぶ並び方向(TD)に関して、第1径部よりも電子部品から離れて設けられ、
封止部は、第1径部と冷却管との間に設けられる第1封止部(41)、および、第2径部と冷却管との間に設けられる第2封止部(42)と、を備え、
第1径部、および/または、第2径部に、冷媒をケースの外部へ排出する排出経路(33)の少なくとも一部が設けられ、
継手における、第1封止部と第2封止部との間の部位が、冷媒によって排出経路と連通する態様で変形可能である。
【0007】
冷媒が継手(40)と冷却管(50)の間を通って、第1封止部(41)と第2封止部(42)の間に浸入したとしても、第1封止部と第2封止部との間の部位が、排出経路と連通する態様で変形可能であるために、冷媒が積極的に排出経路(33)から外部へ排出される。それゆえに、電子部品(5)に冷媒が触れることが抑制される。
【0008】
また別の本開示の一態様による電子機器は、
電子部品(5)と、
電子部品に向かって延び、内部に冷媒が流れる冷却管(50)と、
電子部品および冷却管を収納するとともに、側壁(22A)に貫通孔(25)を有するケース(20)と、
貫通孔に通されて、内側に冷却管が設けられている継手(40)と、
継手と冷却管との間に設けられる封止部(41、42、43、44)と、を備え、
継手は、第1径部(31)および第1径部に連続する第2径部(32)を備え、
第2径部は、第1径部と第2径部の並ぶ並び方向(TD)に関して、第1径部よりも電子部品から離れて設けられ、
封止部は、第1径部と冷却管との間に設けられる第1封止部(41)、および、第2径部と冷却管との間に設けられる第2封止部(42)と、を備え、
第1径部、および/または、第2径部に、冷媒をケースの外部へ排出する排出経路(33、833)の少なくとも一部が設けられ、
継手における第1封止部と第2封止部との間の部位に、冷媒を排出経路へと導く排出孔(634、834)が設けられている。
【0009】
冷媒が継手(40)と冷却管(50)の間を通って、第1封止部(41)と第2封止部(42)の間に浸入したとしても、第1封止部と第2封止部との間の部位に、冷媒を排出経路へと導く排出孔(634、834)が設けられているために、冷媒が積極的に排出経路(33、833)から外部へ排出される。それゆえに、電子部品(5)に冷媒が触れることが抑制される。
【0010】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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