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公開番号2024060634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168006
出願日2022-10-20
発明の名称工作機械
出願人株式会社ツガミ
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B23Q 11/12 20060101AFI20240425BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】潤滑油の消費量を低減することができる工作機械を提供する。
【解決手段】工作機械は、ワークの加工を行う加工部と、工作機械の給油対象部(ボールねじ13b,32b,33b,23b,24b,43b、ボールねじ13bの外周、ガイド13g、回転工具装置80、回転ガイドブッシュ60)へ潤滑油を供給可能な供給許可状態、及び給油対象部への潤滑油の供給を停止した供給停止状態の間で状態を切り替え可能な油供給部71と、予め設定された加工プログラムに従って上記加工部を制御することによりワークを加工するための加工運転を実行する制御部300と、を備える。制御部300は、油供給部71を、加工運転の開始時に供給許可状態(オン状態)とすることで上記給油対象部への潤滑油の供給を開始し、加工運転の終了時に停止状態(オフ状態)とすることで上記給油対象部への潤滑油の供給を停止する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ワークの加工を行う加工部と、
工作機械の給油対象部へ潤滑油を供給可能な供給許可状態、及び前記給油対象部への前記潤滑油の供給を停止した供給停止状態の間で状態を切り替え可能な油供給部と、
予め設定されたプログラムに従って前記加工部を制御することにより前記ワークを加工するための加工運転を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記油供給部を、前記加工運転の開始時に前記供給許可状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を開始し、前記加工運転の終了時に前記供給停止状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を停止する、
工作機械。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記加工運転が終了したとき、又は前記油供給部が前記供給停止状態に切り替わったときから、一定時間が経過したときに、前記油供給部を前記供給許可状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を開始する、
請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記制御部は、前記工作機械への電源投入後に、前記油供給部を一時的に前記供給許可状態とすることで前記給油対象部へ潤滑油を供給する、
請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記加工部は、回転工具を回転可能に保持する回転工具装置を備え、
前記制御部は、前記回転工具装置を起動する旨の指令を出力する際、前記油供給部を前記供給許可状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を開始する、
請求項1又は2に記載の工作機械。
【請求項5】
前記給油対象部に到達する前の前記潤滑油に気体を供給することにより潤滑油と気体の混合体を生成し、生成した前記混合体を前記給油対象部に供給する気体供給システムを備え、
前記気体供給システムは、
前記気体の供給を可能とする開状態と前記気体の供給を停止する閉状態の間で切り替え可能であるバルブを備え、
前記工作機械は、前記油供給部から前記潤滑油が供給されているときには前記バルブを前記開状態とし、前記油供給部からの前記潤滑油の供給が停止しているときには前記バルブを前記閉状態とする連動部を備える、
請求項1又は2に記載の工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の工作機械は、モータの駆動力により複数の歯車を介して工具ユニットを回転可能に構成され、歯車同士の噛み合う位置、及び歯車と工具ユニットが嵌合する位置に、潤滑油をポンプの動作を通じて供給可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7058205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の構成において、一般的に、工作機械本体の電源又は工作機械のブレーカ電源がオンすると、ポンプの電源もオンし、ポンプの電源がオンしている期間においては、常に潤滑油が供給されていた。このため、工作機械本体の電源等がオンであれば、加工プログラムに沿った加工運転が停止している期間においても、ポンプの動作を通じて潤滑油が供給されており、潤滑油の消費量が多くなっていた。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、潤滑油の消費量を低減することができる工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る工作機械は、ワークの加工を行う加工部と、工作機械の給油対象部へ潤滑油を供給可能な供給許可状態、及び前記給油対象部への前記潤滑油の供給を停止した供給停止状態の間で状態を切り替え可能な油供給部と、予め設定されたプログラムに従って前記加工部を制御することにより前記ワークを加工するための加工運転を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記油供給部を、前記加工運転の開始時に前記供給許可状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を開始し、前記加工運転の終了時に前記供給停止状態とすることで前記給油対象部への潤滑油の供給を停止する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、潤滑油の消費量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る工作機械の概略正面図である。
本発明の一実施形態に係る工作機械の概略平面図である。
本発明の一実施形態に係る工作機械の概略側面図である。
本発明の一実施形態に係る第1主軸移動機構の概略平面図である。
本発明の一実施形態に係る第2主軸移動機構の概略平面図である。
図1の矢印Aから見た第1工具移動機構の概略側面図である。
本発明の一実施形態に係る油供給システムの流体的な接続関係を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る工作機械及びポンプの動作を示すタイミングチャートである。
本発明の一実施形態に係る工作機械の電源状態とポンプの動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る工作機械について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、工作機械1は、ワークWを加工するNC(Numerical Control)旋盤である。詳しくは、工作機械1は、工作機械1の各構成を支持する台であるベッドSと、
第1主軸ユニット10と、第1主軸移動機構13と、回転ガイドブッシュ60と、第2主軸ユニット20と、第2主軸移動機構23,24と、第1工具ユニット30と、第1工具移動機構32,33と、第2工具ユニット40と、制御部300と、油供給システム70と、を備える。
【0010】
(第1主軸ユニット10)
図1に示すように、第1主軸ユニット10は、円柱状のワークWを把持し、把持したワークWをZ軸方向に沿う回転軸を中心に軸回転させる。第1主軸ユニット10は、ワークWを把持する第1主軸11と、第1主軸11を軸回転可能に支持する第1主軸台15と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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