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公開番号2024060334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167644
出願日2022-10-19
発明の名称PtAu合金粉末の製造方法
出願人石福金属興業株式会社
代理人個人
主分類B22F 9/24 20060101AFI20240424BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】合金化度が高く、粒度分布が狭いPtAu合金粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】Pt化合物とAu化合物を含む水溶液を、還元剤を含む水溶液に加え、前記Pt化合物と前記Au化合物を還元して、PtAu還元粉末を得る還元工程と、前記PtAu還元粉末と酸化物粉末(焼結抑制剤)を混合し、350~1050℃で熱処理する熱処理工程とを含み、前記PtAu合金粉末中のAuが0.5~40wt%である、ことを特徴とするPtAu合金粉末の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
Pt化合物とAu化合物を含む水溶液を、還元剤を含む水溶液に加え、前記Pt化合物と前記Au化合物を還元して、PtAu還元粉末を得る還元工程と、
前記PtAu還元粉末と酸化物粉末(焼結抑制剤)を混合し、350~1050℃で熱処理する熱処理工程とを含み、
前記PtAu合金粉末中のAuが0.5~40wt%である、
ことを特徴とするPtAu合金粉末の製造方法。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記酸化物粉末(焼結抑制剤)が酸化亜鉛または酸化銅または酸化カルシウムを一種以上含む粉末であることを特徴とする請求項1記載のPtAu合金粉末の製造方法。
【請求項3】
前記PtAu合金粉末の合金化度が85%以上かつ平均粒径が0.5~10.0μm、粒度分布の狭さを表すスパン値が1.3~1.8であることを特徴とする請求項1または2記載のPtAu合金粉末の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、PtAu合金粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
酸素センサー、COセンサー、NOxセンサー等の各種ガスセンサーのセンサー電極を構成するものとしてPtAuペーストをスクリーン印刷し、焼成した導電膜が利用されている。PtAuペーストの構成としては、PtAu合金粉末、前記PtAu合金粉末を基盤に密着させるためのセラミック粉末、有機ビヒクル等からなる。前記PtAu合金粉末は、センサー性能や耐久性の観点から粒度分布が狭く、偏析のない合金化度の高い粒子が望まれる。
【0003】
例えば、特許文献1には、貴金属化合物溶液の還元電位を調整することで、燃料電池の電極触媒に利用される合金化度の高いナノオーダーの合金ナノ粒子を得る製造方法が記載されている。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の製法では出発原料である貴金属化合物、還元温度、還元剤濃度を変えることで2種金属イオン間の酸化還元電位差を110mV以下に調整する必要がある。また、貴金属ペーストに利用できるマイクロオーダーの粒子を湿式還元にて得ると、粒子が凝集し、合金化度が低くなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-263719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
PtAu合金粉末は還元工程のみの従来技術では、粒子の凝集により粒度分布が広くなることと、合金化度が低下するという課題があったため、新しい製造方法が求められている。
【0007】
本発明の目的は、合金化度が高く、粒度分布が狭いPtAu合金粉末の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは、熱処理による凝集を防ぐために、湿式還元により得られた粉末に焼結抑制剤として酸化物粉末を混合し、熱を加えることで合金粒子の粒成長を抑制し、上記の問題を解決し、粒度分布の狭く、合金化度の高いPtAu合金粉末を製造できることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、Pt化合物とAu化合物を含む水溶液を、還元剤を含む水溶液に加え、前記Pt化合物と前記Au化合物を還元して、PtAu還元粉末を得る還元工程と、
前記PtAu還元粉末と、熱処理の際に焼結が進行しPtAu粒子が粒成長することを抑制する酸化物粉末(焼結抑制剤)を混合し、350~1050℃で熱処理する熱処理工程とを含み、
前記PtAu合金粉末中のAuが0.5~40wt%である、ことを特徴とするPtAu合金粉末の製造方法である。
【0010】
また、上記製造方法において、前記酸化物粉末(焼結抑制剤)が、酸化亜鉛、酸化銅、酸化カルシウムの何れか一種または二種以上含む粉末であるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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