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公開番号2024060155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167320
出願日2022-10-19
発明の名称プラントデータ遠隔監視システムおよびプラントデータ遠隔監視方法
出願人株式会社東芝,東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240424BHJP(制御;調整)
要約【課題】プラントの監視制御ネットワークのセキュリティ性を保ちつつ、遠隔監視用の端末の処理負荷を低減させることができるプラントデータ遠隔監視技術を提供する。
【解決手段】プラントデータ遠隔監視システム1は、遠隔監視用ネットワークN3を介して遠隔監視クライアントA7からリモートデスクトップで接続される遠隔監視サーバA6を備え、保守端末A1は、ロジック図データD1を一方向送信装置A4と一方向受信装置A5を通過する通信により遠隔監視サーバA6に送信し、制御装置A2は、メモリデータD2を一方向送信装置A4と一方向受信装置A5を通過する通信により遠隔監視サーバA6に送信し、遠隔監視サーバA6は、ロジック図データD1とメモリデータD2を記憶し、かつアクセスしてきた遠隔監視クライアントA7に対し、ロジック図データD1とメモリデータD2に基づいて生成した画面を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視対象であるプラントに固有の固有情報であるロジック図データを記憶する保守端末と、
前記プラントの運転中に変化する可変情報を含むメモリデータを記憶する制御装置と、
遠隔監視用ネットワークを介して遠隔監視クライアントからリモートデスクトップで接続される遠隔監視サーバと、
前記保守端末と前記制御装置に監視制御ネットワークを介して接続される一方向送信装置と、
前記一方向送信装置から一方向通信により前記ロジック図データと前記メモリデータを受信し、前記遠隔監視サーバと一方向受信用ネットワークを介して接続される一方向受信装置と、
を備え、
前記保守端末は、前記ロジック図データを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、
前記制御装置は、前記メモリデータを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、
前記遠隔監視サーバは、前記ロジック図データと前記メモリデータを記憶し、かつアクセスしてきた前記遠隔監視クライアントに対し、前記ロジック図データと前記メモリデータに基づいて生成した画面を提供する、
ように構成されている、
プラントデータ遠隔監視システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記保守端末と前記制御装置と前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を含む1つのユニットが構成され、
複数の前記ユニットと、それぞれの前記ユニットに対してそれぞれの前記一方向受信用ネットワークを介して接続される複数の前記遠隔監視サーバと、が設けられている、
請求項1に記載のプラントデータ遠隔監視システム。
【請求項3】
前記遠隔監視サーバと前記遠隔監視用ネットワークの間に設けられたファイアウォールを備え、
人員の入退室が管理される部屋がセキュリティエリアとして構成されており、
前記保守端末と前記制御装置と前記一方向送信装置と前記一方向受信装置と前記遠隔監視サーバと前記ファイアウォールが、前記セキュリティエリアに設けられている、
請求項1に記載のプラントデータ遠隔監視システム。
【請求項4】
複数の前記遠隔監視サーバと複数の前記遠隔監視用ネットワークの間にそれぞれ設けられた複数のファイアウォールを備え、
それぞれの前記ユニットに対応する複数のセキュリティエリアが設けられ、それぞれの前記セキュリティエリアは、人員の入退室が管理される部屋で構成されたものであり、
それぞれの前記ユニットとそれぞれの前記遠隔監視サーバとそれぞれの前記ファイアウォールが、それぞれの前記セキュリティエリアに設けられている、
請求項2に記載のプラントデータ遠隔監視システム。
【請求項5】
監視対象であるプラントに固有の固有情報であるロジック図データを記憶する保守端末と、
前記プラントの運転中に変化する可変情報を含むメモリデータを記憶する制御装置と、
遠隔監視用ネットワークを介して遠隔監視クライアントからリモートデスクトップで接続される遠隔監視サーバと、
前記保守端末と前記制御装置に監視制御ネットワークを介して接続される一方向送信装置と、
前記一方向送信装置から一方向通信により前記ロジック図データと前記メモリデータを受信し、前記遠隔監視サーバと一方向受信用ネットワークを介して接続される一方向受信装置と、
を用いて行う方法であり、
前記保守端末が、前記ロジック図データを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、
前記制御装置が、前記メモリデータを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、
前記遠隔監視サーバが、前記ロジック図データと前記メモリデータを記憶し、かつアクセスしてきた前記遠隔監視クライアントに対し、前記ロジック図データと前記メモリデータに基づいて生成した画面を提供する、
プラントデータ遠隔監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プラントデータ遠隔監視技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、発電所などの情報監視制御システムに対する遠隔監視の需要が高まっている。例えば、監視制御ネットワークと外部ネットワークとの間に一方向伝送装置を設け、外部ネットワークに在る端末へデータを送信して遠隔監視を行う技術が知られている。この技術では、一方向伝送装置によって、外部から監視制御ネットワークまでアクセスできなくしているため、遠隔監視を実現すると同時に、監視制御ネットワークのセキュリティ性を保つ遠隔監視システムを構築できる。
【0003】
しかし、この技術では、遠隔監視端末による監視を実現するため、プラントロジック図データを遠隔監視端末に保存する必要がある。ただし、遠隔監視端末におけるセキュリティ対策が不充分であると、紛失または攻撃を受けた際に保存されているプラントロジック図データが漏れるリスクがある。また、遠隔監視端末が複数ある場合、データ漏洩の可能性がさらに増加する。さらに、複数の遠隔監視端末への送信によりプラントの監視制御ネットワークに対する負荷が高くなり、プラントの監視、制御に影響する可能性がある。
【0004】
また、同時に複数のユーザが外部からプラントを監視したい場合、ユーザ分の遠隔監視端末を準備し、かつ構築し、それぞれの端末に対してデータを送信する必要がある。遠隔監視端末は、内部にある遠隔監視アプリによるデータの受信と処理が行われるため、所定の性能が求められているが、遠隔監視端末の運用上、持ち運び易いものが求められており、遠隔監視端末を大型にできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-182193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、プラントの監視制御ネットワークのセキュリティ性を保ちつつ、遠隔監視用の端末の処理負荷を低減させることができるプラントデータ遠隔監視技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係るプラントデータ遠隔監視システムは、監視対象であるプラントに固有の固有情報であるロジック図データを記憶する保守端末と、前記プラントの運転中に変化する可変情報を含むメモリデータを記憶する制御装置と、遠隔監視用ネットワークを介して遠隔監視クライアントからリモートデスクトップで接続される遠隔監視サーバと、前記保守端末と前記制御装置に監視制御ネットワークを介して接続される一方向送信装置と、前記一方向送信装置から一方向通信により前記ロジック図データと前記メモリデータを受信し、前記遠隔監視サーバと一方向受信用ネットワークを介して接続される一方向受信装置と、を備え、前記保守端末は、前記ロジック図データを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、前記制御装置は、前記メモリデータを前記一方向送信装置と前記一方向受信装置を通過する通信により前記遠隔監視サーバに送信し、前記遠隔監視サーバは、前記ロジック図データと前記メモリデータを記憶し、かつアクセスしてきた前記遠隔監視クライアントに対し、前記ロジック図データと前記メモリデータに基づいて生成した画面を提供する、ように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態により、プラントの監視制御ネットワークのセキュリティ性を保ちつつ、遠隔監視用の端末の処理負荷を低減させることができるプラントデータ遠隔監視技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態のプラントデータ遠隔監視システムを示す構成図。
第1実施形態の遠隔監視サーバを示すブロック図。
第1実施形態の遠隔監視サーバの処理の流れを示すフローチャート。
第2実施形態のプラントデータ遠隔監視システムを示す構成図。
第3実施形態のプラントデータ遠隔監視システムを示す構成図。
第4実施形態のプラントデータ遠隔監視システムを示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、プラントデータ遠隔監視システムおよびプラントデータ遠隔監視方法の実施形態について詳細に説明する。まず、第1実施形態について図1から図3を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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