TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024059935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024031265,2020070038
出願日2024-03-01,2020-04-08
発明の名称プローブの製造方法
出願人株式会社日本マイクロニクス
代理人個人,個人
主分類G01R 1/067 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定品質の低下を低減できるプローブの製造方法を提供する。
【解決手段】プローブの製造方法は、基材の上面に剥離用のシートと第1レジスト膜を順に形成し、第1レジスト膜の一部をエッチング除去し、露出したシートおよび第1レジスト膜の表面に外部導電膜および中間絶縁膜を順に積層し、第1レジスト膜の凹部を埋め込むように中心導体を形成した後、第1レジスト膜の表面に堆積された外部導電膜、中間絶縁膜および中心導体を除去し、第1レジスト膜の凹部に形成された中心導体の上部をエッチング除去し、中心導体を囲むように中間絶縁膜を凹部に形成し、第1レジスト膜を基材から除去し、中間絶縁膜の上面に中間絶縁膜の下面および側面に形成された外部導電膜と合わせて中心導体を囲むように外部導電膜を形成し、端部において中心導体が露出するように端部の外部導電膜および中間絶縁膜を除去し、外部導電膜をシートから剥離する、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材の上面に剥離用のシートと第1レジスト膜を順に形成し、前記第1レジスト膜の一部をエッチング除去し、
露出した前記シートおよびエッチングされなかった前記第1レジスト膜の表面に、外部導電膜および中間絶縁膜を順に積層し、
前記エッチングにより形成された前記第1レジスト膜の凹部を埋め込むように中心導体を形成した後、前記第1レジスト膜の表面に堆積された前記外部導電膜、前記中間絶縁膜および前記中心導体を除去し、
前記第1レジスト膜の凹部に形成された前記中心導体の上部をエッチング除去し、
前記凹部に露出した前記中心導体の上面に、前記中心導体の下面および側面に形成された前記中間絶縁膜と合わせて前記中心導体を囲むように前記中間絶縁膜を前記凹部に形成し、
前記第1レジスト膜を前記基材から除去し、
前記中間絶縁膜の上面に、前記中間絶縁膜の下面および側面に形成された前記外部導電膜と合わせて前記中心導体を囲むように前記外部導電膜を形成し、
端部において前記中心導体が露出するように、前記端部の前記外部導電膜および前記中間絶縁膜を除去し、
前記外部導電膜を前記シートから剥離する、
を含むプローブの製造方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1レジスト膜の前記凹部に、前記中心導体を埋め込む前に内部導電膜を成膜し、
前記凹部に露出した前記中心導体の上面に前記中間絶縁膜を形成する前に、前記凹部に露出した前記中心導体の上面に、前記中心導体の下面および側面に形成された前記内部導電膜と合わせて前記中心導体を囲むように前記内部導電膜を前記凹部に形成する、
請求項1に記載のプローブの製造方法。
【請求項3】
前記中心導体の材料が、ニッケル又は銅の少なくともいずれかである、請求項1又は2に記載のプローブの製造方法。
【請求項4】
前記中心導体が、銅材、ニッケル材、銅材をこの順で積層した構造である、請求項3に記載のプローブの製造方法。
【請求項5】
前記中心導体が、ニッケル材、銅材、ニッケル材をこの順で積層した構造である、請求項3に記載のプローブの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検査体の電気的特性の測定に使用するプローブの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
半導体集積回路などの被検査体の電気的特性をウェハから分離しない状態で測定するために、被検査体に接触するプローブを有する電気的接続装置を用いる。例えば、プローブがプローブヘッドに形成したガイド穴を貫通した状態で、プローブヘッドがプローブを保持する(特許文献1参照。)。プローブに、金属材からなる導電体やワイヤ、板材、メッキ品などを使用する。
【0003】
電気的接続装置では、被検査体の検査用パッドに対応した位置にプローブを配置する。したがって、半導体集積回路の微細化が進んで検査用パッドの配置間隔が狭くなると、プローブの配置間隔も狭くなる。このため、検査用パッドの狭ピッチ化に伴い、細径化によりプローブを細くしたり薄くしたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-118064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プローブを細径化すると、高周波特性において伝送損失が発生したり、高周波での耐電流測定の精度が低下したりして、測定品質が低下する。本発明は、測定品質の低下を低減できるプローブの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、基材の上面に剥離用のシートと第1レジスト膜を順に形成し、第1レジスト膜の一部をエッチング除去し、露出したシートおよびエッチングされなかった第1レジスト膜の表面に外部導電膜および中間絶縁膜を順に積層し、エッチングにより形成された第1レジスト膜の凹部を埋め込むように中心導体を形成した後、第1レジスト膜の表面に堆積された外部導電膜、中間絶縁膜および中心導体を除去し、第1レジスト膜の凹部に形成された中心導体の上部をエッチング除去し、凹部に露出した中心導体の上面に中心導体の下面および側面に形成された中間絶縁膜と合わせて中心導体を囲むように中間絶縁膜を凹部に形成し、第1レジスト膜を基材から除去し、中間絶縁膜の上面に中間絶縁膜の下面および側面に形成された外部導電膜と合わせて中心導体を囲むように外部導電膜を形成し、端部において中心導体が露出するように端部の外部導電膜および中間絶縁膜を除去し、外部導電膜をシートから剥離する、を含むプローブの製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、測定品質の低下を低減できるプローブの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るプローブの構成を示す中心軸に沿った模式的な断面図である。
本発明の実施形態に係るプローブの構成を示す中心軸に垂直な模式的な断面図である。
本発明の実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す模式図である。
本発明の実施形態に係る電気的接続装置のプローブヘッドの構成を示す模式図である。
本発明の実施形態に係る電気的接続装置のプローブヘッドの他の構成を示す模式図である。
本発明の実施形態に係る電気的接続装置のプローブヘッドの導電性ガイドプレートの例を示す模式的な断面図である。
図6に示した導電性ガイドプレートの模式的な平面図である。
本発明の実施形態に係るプローブの外形の例を示す模式図であり、図8(a)および図8(b)は側面に凸部を形成したプローブであり、図8(c)および図8(d)は側面に凹部を形成したプローブである。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その1)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その2)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その3)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その4)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その5)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その6)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その7)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その8)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その9)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その10)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その11)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その12)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その13)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その14)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その15)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その16)。
本発明の実施形態に係るプローブの製造方法を説明するための工程図である(その17)。
本発明の実施形態に係るプローブの中心導体の他の構造を示す模式図である。
本発明の実施形態に係るプローブの中心導体の更に他の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各部の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置などを下記のものに特定するものでない。
【0010】
図1に示す実施形態に係るプローブ10は、被検査体の電気的特性の測定に使用する。プローブ10は、棒形状の中心導体11と、中心導体11の側面を覆う内部導電膜12と、内部導電膜12の表面を覆って中心導体11の側面を囲む中間絶縁膜13と、中間絶縁膜13の表面を覆う外部導電膜14とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康状態検査材
1か月前
株式会社CCT
表示装置
1か月前
株式会社チノー
放射温度計
29日前
太陽誘電株式会社
検出装置
6日前
太陽誘電株式会社
検出装置
7日前
日本精機株式会社
センサユニット
28日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
9日前
アズビル株式会社
圧力センサ
12日前
株式会社プロテリアル
位置検出装置
9日前
個人
コンベックスルール用測定部品
1か月前
アズビル株式会社
差圧センサ
12日前
三恵技研工業株式会社
レドーム
5日前
トヨタ自動車株式会社
給水治具
1か月前
株式会社テイエルブイ
処理装置
22日前
株式会社クボタ
検査装置
7日前
株式会社クボタ
検査装置
7日前
株式会社ヨコオ
プローブ
8日前
株式会社村田製作所
変位センサ
8日前
日本精工株式会社
軸受装置
6日前
株式会社シンカグループ
計測装置
2日前
東将精工株式会社
測定器具補助具
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
アズビル株式会社
オイル封入方法
5日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
TDK株式会社
ガスセンサ
20日前
TDK株式会社
ガスセンサ
5日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
27日前
TDK株式会社
ガスセンサ
5日前
ニプロ株式会社
粉体検査装置
13日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
1か月前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
衝撃試験機
1か月前
株式会社ミツトヨ
自動内径測定装置
5日前
住友金属鉱山株式会社
検査装置
27日前
住友金属鉱山株式会社
セレン評価方法
27日前
続きを見る