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公開番号2024059502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167197
出願日2022-10-18
発明の名称ガスクロマトグラフ支援装置およびガスクロマトグラフ支援方法
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 30/86 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】ガスクロマトグラフにおける資源の消費量を削減することが可能なガスクロマトグラフ支援装置およびガスクロマトグラフ支援方法を提供する。
【解決手段】GC支援装置100は、節約量評価部18、消費量評価部19および出力部21を含み、ガスクロマトグラフとともに用いられる。節約量評価部18は、ガスクロマトグラフを停止させることによる資源の節約量を評価する。消費量評価部19は、ガスクロマトグラフを停止状態から復帰させることによる資源の消費量を評価する。出力部21は、節約量および消費量に関する評価値を使用者に提示する。または、出力部21は、評価値に基づいてガスクロマトグラフの動作状態を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ガスクロマトグラフとともに用いられるガスクロマトグラフ支援装置であって、
前記ガスクロマトグラフを停止させることによる資源の節約量を評価する節約量評価部と、
前記ガスクロマトグラフを停止状態から復帰させることによる前記資源の消費量を評価する消費量評価部と、
前記節約量および前記消費量に関する評価値を使用者に提示するか、または前記評価値に基づいて前記ガスクロマトグラフの動作状態を制御する出力部とを備える、ガスクロマトグラフ支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記節約量と前記消費量との比較結果を前記評価値として算出する算出部をさらに備える、請求項1記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記算出部により算出された前記評価値が所定の条件を満たす場合、前記ガスクロマトグラフを停止状態にする、請求項2記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項4】
使用者の指定に基づいて、前記資源のうち、第1の資源と第2の資源とのいずれか一方についての前記評価値に重み付けを設定する重み設定部をさらに備える、請求項2または3記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項5】
前記ガスクロマトグラフの予想停止時間を決定する停止時間決定部と、
前記ガスクロマトグラフにおける単位時間当たりの前記資源の節約量を単位節約量として決定する単位節約量決定部とをさらに備え、
前記節約量評価部は、前記予想停止時間と前記単位節約量とに基づいて、前記節約量を評価する、請求項1~3のいずれか一項に記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項6】
前記ガスクロマトグラフの使用者のスケジュールを示すスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部をさらに備え、
前記停止時間決定部は、前記スケジュール情報に基づいて前記予想停止時間を決定する、請求項5記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項7】
前記ガスクロマトグラフに含まれる構成要素を特定する特定部と、
前記構成要素の仕様を示す仕様情報を取得する仕様情報取得部とをさらに備え、
前記停止時間決定部は、前記構成要素および前記仕様情報にさらに基づいて前記予想停止時間を決定する、請求項6記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項8】
前記ガスクロマトグラフの動作履歴を示す履歴情報を取得する履歴情報取得部をさらに備え、
前記停止時間決定部は、前記履歴情報における前記ガスクロマトグラフの過去の停止時間に基づいて前記予想停止時間を決定する、請求項5記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項9】
前記ガスクロマトグラフに含まれる構成要素を特定する特定部と、
前記構成要素の仕様を示す仕様情報を取得する仕様情報取得部とをさらに備え、
前記単位節約量決定部は、前記構成要素および前記仕様情報に基づいて前記単位節約量を決定する、請求項5記載のガスクロマトグラフ支援装置。
【請求項10】
前記ガスクロマトグラフの予想復帰時間を決定する復帰時間決定部と、
前記ガスクロマトグラフにおける単位時間当たりの前記資源の消費量を単位消費量として決定する単位消費量決定部とをさらに備え、
前記消費量評価部は、前記予想復帰時間と前記単位消費量とに基づいて、前記消費量を評価する、請求項1~3のいずれか一項に記載のガスクロマトグラフ支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスクロマトグラフ支援装置およびガスクロマトグラフ支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
試料に含まれる物質を異なる成分ごとに分離する分析装置としてガスクロマトグラフが知られている。ガスクロマトグラフにおいては、試料気化室で気化された分析対象の試料が、キャリアガスとともに分離カラムに導入される。分離カラムに導入された試料は、化合物ごとに分離され、検出器により検出される。検出器による検出信号に基づいて、ガスクロマトグラムが生成される。
【0003】
ガスクロマトグラフには、ガスまたは電力等の資源の消費量を削減するための機能が設けられることがある。例えば、特許文献1に記載されたガスクロマトグラフ装置には、省エネモードが設けられる。使用者は、分析の終了後、次の分析を実行するまでの待機期間に、省エネモードの実行を指示する。これにより、ガスクロマトグラフ装置の損傷を引き起こすことなく、キャリアガス使用量および電力消費量を削減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-95072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ガスクロマトグラフにおける資源の消費量をより削減することが求められている。ここで、ガスクロマトグラフの不使用期間に、電源をオフにすることにより資源の消費量を削減することが可能である。しかしながら、電源をオンにした後のガスクロマトグラフの立ち上がり時には、大量の資源が消費されるため、電源をオフにすると、かえって資源の消費量が増加することがある。そのため、使用者には、電源をオフにするか否かの判断を行うことは容易ではない。
【0006】
本発明の目的は、ガスクロマトグラフにおける資源の消費量を削減することが可能なガスクロマトグラフ支援装置およびガスクロマトグラフ支援方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、ガスクロマトグラフとともに用いられるガスクロマトグラフ支援装置であって、前記ガスクロマトグラフを停止させることによる資源の節約量を評価する節約量評価部と、前記ガスクロマトグラフを停止状態から復帰させることによる前記資源の消費量を評価する消費量評価部と、前記節約量および前記消費量に関する評価値を使用者に提示するか、または前記評価値に基づいて前記ガスクロマトグラフの動作状態を制御する出力部とを備える、ガスクロマトグラフ支援装置に関する。
【0008】
本発明の他の態様は、ガスクロマトグラフの使用を支援するガスクロマトグラフ支援方法であって、前記ガスクロマトグラフを停止させることによる資源の節約量を評価し、前記ガスクロマトグラフを停止状態から復帰させることによる前記資源の消費量を評価し、前記節約量および前記消費量に関する評価値を使用者に提示するか、または前記評価値に基づいて前記ガスクロマトグラフの動作状態を制御する、コンピュータにより実行されるガスクロマトグラフ支援方法に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ガスクロマトグラフにおける資源の消費量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態に係るGC支援装置を含む分析システムの構成を示す図である。
スケジュール情報の一例を示す図である。
仕様情報の一例を示す図である。
仕様情報の他の例を示す図である。
図1のGC支援装置の機能部の構成を示す図である。
予想停止時間および予想復帰時間の一例を示す図である。
GC支援装置によりGC支援プログラムに基づいて実行されるGC支援処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
変形例に係るGC支援装置の機能部の構成を示す図である。
本発明の第2の実施の形態に係るGC支援装置の構成を示す図である。
第2の実施の形態におけるGC支援処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
他の実施の形態に係るGC支援装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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