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公開番号2024059482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167173
出願日2022-10-18
発明の名称スポット溶接装置及びスポット溶接方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人
主分類B23K 11/11 20060101AFI20240423BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ティーチング工数を低減できること。
【解決手段】スポット溶接装置は、ロボットアームと、ロボットアームの先端に設けられた一対のガンアームと、一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップと、を備え、被溶接物を一対の電極チップ間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接する。スポット溶接装置は、ロボットアームの先端に設けられ、一対のガンアームを、ロボットアームの先端側部分の長手方向の中心軸に対して垂直な軸を中心にして、回転させる回転機構を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロボットアームと、
前記ロボットアームの先端に設けられた一対のガンアームと、
前記一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップと、
を備え、被溶接物を前記一対の電極チップ間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するスポット溶接装置であって、
前記ロボットアームの先端に設けられ、前記一対のガンアームを、前記ロボットアームの先端側部分の長手方向の中心軸に対して垂直な軸を中心にして、回転させる回転機構を備える、
スポット溶接装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1記載のスポット溶接装置であって、
前記一対のガンアームは、
側面視L字状に成形され、他端側の先端部に前記電極チップに取付けられた固定ガンアーム、及び、一端がスライド機構を介して前記固定ガンアームの一端に取付けられ、他端に前記電極チップに取付けられた可動ガンアームであり、
前記スライド機構は、前記可動ガンアームの電極チップを、前記固定ガンアームの電極チップに向けてスライドさせるように構成され、
前記固定ガンアームは、前記回転機構に回転可能に取付けられている、
スポット溶接装置。
【請求項3】
請求項2記載のスポット溶接装置であって、
前記回転機構のアクチュエータを制御する制御装置を更に備え、
前記制御装置は、前記回転機構のアクチュエータを制御して、前記垂直な軸であるキネティック軸を回転させ、固定及び可動ガンアームの角度を調整する、
スポット溶接装置。
【請求項4】
ロボットアームと、
前記ロボットアームの先端に設けられた一対のガンアームと、
前記一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップと、
を備え、被溶接物を前記一対の電極チップ間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するスポット溶接装置のスポット溶接方法であって、
前記ロボットアームの先端に設けられた回転機構により、前記一対のガンアームを、前記ロボットアームの先端側部分の長手方向の中心軸に対して垂直な軸を中心にして、回転させる、
スポット溶接方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スポット溶接を行うスポット溶接装置及びスポット溶接方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップ間で被溶接物を挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するスポット溶接装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。一方のガンアームには、異なる方向を向く別の電極チップが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-341266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記異なる方向の電極チップが設けられたガンアームについては、使用しない電極チップが被溶接物に干渉しないようにティーチングを行う必要がある。このため、ティーチング工数が増加する虞がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ティーチング工数を低減できるスポット溶接装置及びスポット溶接方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
ロボットアームと、
前記ロボットアームの先端に設けられた一対のガンアームと、
前記一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップと、
を備え、被溶接物を前記一対の電極チップ間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するスポット溶接装置であって、
前記ロボットアームの先端に設けられ、前記一対のガンアームを、前記ロボットアームの先端側部分の長手方向の中心軸に対して垂直な軸を中心にして、回転させる回転機構を備える、
スポット溶接装置
である。
この一態様において、
前記一対のガンアームは、
側面視L字状に成形され、他端側の先端部に前記電極チップに取付けられた固定ガンアーム、及び、一端がスライド機構を介して前記固定ガンアームの一端に取付けられ、他端に前記電極チップに取付けられた可動ガンアームであり、
前記スライド機構は、前記可動ガンアームの電極チップを、前記固定ガンアームの電極チップに向けてスライドさせるように構成され、
前記固定ガンアームは、前記回転機構に回転可能に取付けられていてもよい。
この一態様において、
前記回転機構のアクチュエータを制御する制御装置を更に備え、
前記制御装置は、前記回転機構のアクチュエータを制御して、前記垂直な軸であるキネティック軸を回転させ、固定及び可動ガンアームの角度を調整してもよい。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
ロボットアームと、
前記ロボットアームの先端に設けられた一対のガンアームと、
前記一対のガンアームの先端に夫々設けられ対向する一対の電極チップと、
を備え、被溶接物を前記一対の電極チップ間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するスポット溶接装置のスポット溶接方法であって、
前記ロボットアームの先端に設けられた回転機構により、前記一対のガンアームを、前記ロボットアームの先端側部分の長手方向の中心軸に対して垂直な軸を中心にして、回転させる、
スポット溶接方法
である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ティーチング工数を低減できるスポット溶接装置及びスポット溶接方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るスポット溶接装置の概略的な構成を示す概略図である。
本実施形態に係るスポット溶接装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
固定及び可動ガンアームの回転動作の一例を示す図である。
ワークの上下面、横側面の3平面に対してスポット溶接を行う場合について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るスポット溶接装置の概略的な構成を示す概略図である。図2は、本実施形態に係るスポット溶接装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態に係るスポット溶接装置1は、被溶接物を一対の電極チップ7、8間で挟持しつつ通電して被溶接物をスポット溶接するものである。
【0010】
本実施形態に係るスポット溶接装置1は、ロボットアーム2と、制御装置3と、一対の固定及び可動ガンアーム4、5と、回転機構6と、一対の電極チップ7、8と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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