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公開番号2024070595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181188
出願日2022-11-11
発明の名称電気モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20240516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本明細書はステータの全体を従来よりも効果的に冷却する技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示するモータは、ステータと、供給口と、第1流路と、複数の第2流路を備える。ステータは円筒形である。第1流路と複数の第2流路はステータに設けられている。第1流路はステータの周方向に延びている。複数の第2流路は、ステータの軸線に沿って延びている。複数の第2流路は第1流路と交差している。第1流路の内部には冷媒の流れを乱す複数の冷媒ガイドが備えられている。冷媒は供給口から第1流路に供給される。第1流路に供給された冷媒はガイドによってその流れが乱される。流れを乱された冷媒の一部は第2流路に流れ込む。複数のガイドによって冷媒はステータの周方向に並んでいる複数の第2流路に分散する。複数の第2流路に均等に冷媒が流れる。ステータの全体が効果的に冷却される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロータを囲んでいるステータと、
前記ステータに設けられており、前記ステータの周方向に延びている第1流路と、
前記第1流路に冷媒を供給する供給口と、
前記ステータに設けられており、前記ステータの軸線に沿って延びており、前記第1流路と交差している複数の第2流路と、
前記第1流路内に設けられており、前記第1流路の中の冷媒の流れを乱す複数のガイドと、
を備えている、電気モータ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記ガイドは前記第1流路の底面と両側面に連結されており、面積が前記第1流路の断面積よりも小さい板である、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項3】
前記ガイドの表面が前記第2流路の内面と接している、請求項2に記載の電気モータ。
【請求項4】
前記ステータは、前記軸線が水平を向くように配置されており、
前記供給口が、前記ステータの中心高さと全高の間に位置しており、
前記供給口から流れ出る前記冷媒の吐出方向が前記第1流路の底と交差する交差位置よりも下側に位置する前記ガイドの面積が前記交差位置よりも上側に位置する前記ガイドの面積よりも大きい、請求項2に記載の電気モータ。
【請求項5】
複数の前記ガイドは前記ステータの周方向に等間隔に設けられている、請求項2から4のいずれか1項に記載の電気モータ。
【請求項6】
前記ガイドは、前記第1流路の底面から突出する突起である、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項7】
前記ガイドは、前記第1流路内の冷媒の流れ方向における上流側が細く下流側が幅広い楔形状を有している、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項8】
前記第1流路は前記ステータの外周面に設けられた溝である、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項9】
前記第2流路は前記ステータに設けられた孔である、請求項1に記載の電気モータ。
【請求項10】
前記ステータは、前記軸線が水平を向くように配置されており、
前記ステータの上半分に配置されている前記第2流路の数が、前記ステータの下半分に配置されている前記第2の数よりも多い、
請求項1に記載の電気モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電気モータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
電気モータは、ステータと、ステータの内側で回転するロータを備えている。以下では説明を簡単にするために、「電気モータ」を単純に「モータ」と表記する。モータ(電気モータ)は、ステータを冷却するための冷却構造も備えている。特許文献1-3に、ステータを冷却する構造の例が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されたモータでは、ステータの外周面に冷媒流路を設ける。冷媒流路には複数のガイドが設けられている。ガイドは冷媒の流れを乱す。冷媒流路内で冷媒が様々な方向へ流れることで、ステータに対する冷却効率が高まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-110664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書はステータの全体を従来よりも効果的に冷却する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するモータは、ステータと、供給口と、第1流路と、複数の第2流路を備える。ステータはロータを囲んでいる。第1流路と複数の第2流路はステータに設けられている。第1流路はステータの周方向に延びている。複数の第2流路は、ステータの軸線に沿って延びている。複数の第2流路は第1流路と交差している。第1流路の内部には冷媒の流れを乱す複数の冷媒ガイドが備えられている。
【0007】
冷媒は供給口から第1流路に供給される。第1流路に供給された冷媒はガイドによってその流れが乱される。流れを乱された冷媒の一部は第2流路に流れ込む。複数のガイドによって冷媒はステータの周方向に並んでいる複数の第2流路に分散する。それゆえ、複数の第2流路に均等に冷媒が流れる。ステータの全体が効果的に冷却される。
【0008】
ガイドの一例は、第1流路の底面と両側面に連結されている板である。板の面積は、第1流路の断面積よりも小さい。第1流路内でガイドの板が冷媒の一部を左右の第2流路へ導く。ガイドの面積は第1流路の面積よりも小さいので、残りの冷媒はガイドを超えて第1流路の下流へ流れる。
【0009】
ガイドである板の表面が第2流路の内面と接しているとよい。ガイドに当たった一部の冷媒が第2流路へと円滑に導かれる。
【0010】
ステータは、軸線が水平を向くように配置されている場合がある。その場合、第1流路に冷媒を供給する供給口が、ステータの中心高さと全高の間に位置していてもよい。この場合、供給口から流れ出る冷媒の吐出方向が第1流路の底と交差する位置(交差位置)よりも下側に位置するガイドの面積が交差位置よりも上側に位置するガイドの面積よりも大きいとよい。冷媒は、供給口の上側よりも下側へ流れ易い。下側のガイドの断面積を大きくすることで、第1流路の下側の流路抵抗が上側の流路抵抗よりも大きくなる。交差位置の下側と上側へ均等に冷媒が流れる。
(【0011】以降は省略されています)

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